マウスピース型装置を用いた矯正で
後悔しないための選択とは
むらつ歯科クリニック
(福岡市博多区/博多駅)
最終更新日:2026/04/15
- 自由診療
マウスピース型装置を用いた矯正は、従来のワイヤー矯正と比べて目立ちにくく、取り外しが可能といった特徴から、歯列矯正へのハードルを大きく下げた方法として注目を集めている。一方で、その手軽さゆえに十分な理解がないまま矯正を始め、思い描いていた理想と異なる結果に戸惑うケースもあるという。「矯正は装置の種類に関わらず、専門的な知識と技術が求められる分野です」と語るのは、「むらつ歯科クリニック」で矯正歯科を担当する三嶋一平先生。難症例を含め幅広い症例に向き合ってきた三嶋先生は、「広がりを見せる今だからこそ、正しい知識を持って矯正に臨んでほしい」と警鐘を鳴らす。今回は、マウスピース型装置を用いた矯正で起こり得るトラブルや、その背景、後悔しないためのポイントについて聞いた。
(取材日2026年3月6日)
目次
専門的な知見と経験に裏打ちされた診断力が問われるマウスピース型装置を用いた矯正
- Qマウスピース型装置の普及に伴い、どんな問題が生じていますか?
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A
▲矯正の種類や特徴、利点や欠点などしっかりと説明している
近年、マウスピース型装置を用いた矯正は、目立ちにくく日常生活への影響が少ない治療法として広がっています。その一方で、治療の経過や仕上がりについて不安を抱え、当院に相談に来られる方も増えています。実際、カウンセリングに来られる方の約1割がセカンドオピニオンの相談です。他院で診療を受けたものの、結果に疑問を持たれているといったお声があります。矯正は単に装置をつけて歯を動かすだけではなく、噛み合わせや全体のバランスまで含めて考え、計画的かつ精密に歯の動きを調整していく必要があります。取り入れやすい矯正法である一方で、こうした工程を丁寧に積み重ねていく必要がある点に、難しさを感じています。
- Q実際に、どのようなトラブルや相談が増えているのでしょう。
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A
▲口腔内をトータルに把握して、個々に合った診療を進める
具体的には「矯正は終わりと言われたが、自分の思い描いていた歯並びになっていない」、「5年ほど続けているが、思うように歯が動いていない」といったお声があります。矯正を行う際は、事前にエックス線や歯科用CTを使った精密検査を行い、その資料をもとに診断を立て、矯正計画という設計図を作成します。しかし、実際に矯正を始めると、必ずしもシミュレーションどおりに進むとは限りません。患者さんごとに顎の骨の状態や歯の大きさ、歯根の長さなどが異なり、歯の動き方には個人差があるからです。そのため、矯正中に想定と異なる動きが見られた場合には、どこに問題があるのかを丁寧に見極め、矯正計画を修正していく必要があります。
- Q矯正では、どのような対応力が求められますか?
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A
▲経験豊富な歯科医師がより適した矯正法を選択
マウスピース型装置も含め、歯列矯正では計画どおりに進まない場面が一定の割合で起こります。そのときに求められるのが、どこに問題があるのかを見極める力です。歯の動きが想定より遅いのか、力のかかり方に無理があるのか、あるいは骨や歯根の状態が影響しているのかなど、原因は一つではありません。「なぜその動きになっているのか」を冷静に分析し、矯正計画を修正していく対応力が重要になります。こうした判断は教科書どおりにいくものではなく、さまざまな症例を経験する中で培われていく部分が大きいといえます。予定外の状況に直面したときに適切に軌道修正できるかどうかが、最終的な結果に大きく関わってきます。
- Qだからこそ、専門性を持つ歯科医師の診断が重要なのですね。
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A
▲問題を見極め、必要に応じて矯正計画を修正していく
しばしば、歯列矯正におけるトラブルが社会問題として取り沙汰されていますよね。歯列矯正は、診断と設計の精度が結果を大きく左右する分野です。実は、歯学部在学中に歯列矯正を学ぶ機会は多くなく、さらに一般歯科の先生は歯科全般を広く学ぶ必要があるため、歯列矯正について学習する時間は限られてしまいます。その点矯正専門の歯科医師は、歯列矯正の診断や計画に特化して学び、多様な矯正の症例で経験を積んでいます。こうした基礎と臨床経験がなければ、想定どおりに進まない場面において、原因を見極め、適切に修正することは難しいでしょう。十分な知識と経験を併せ持つことが、安定した診療につながると考えています。
- Q信頼できるクリニックを選ぶポイントを教えてください。
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A
▲気になることがあれば何でも聞いてくださいと話す三嶋先生
まず大切なのは、矯正を専門とする歯科医師がいるかどうかを確認することです。資格の有無はもちろん、これまでの経験年数や症例数などが判断材料になります。過去の症例写真を見せてもらい、自分と似たケースがどのような結果になっているかを確認することも参考になるでしょう。また、矯正は長期にわたることが多いため、説明がわかりやすく、疑問にきちんと答えてくれるかどうかも重要です。当院では、カウンセリングから精密検査、装置の設計・装着、経過確認、矯正後のフォローまで、1人の歯科医師が一貫して診る体制を取っています。継続して経過を確認することで、矯正計画とのズレが生じにくいよう努めています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/66万~99万円

