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増田 純久 院長の独自取材記事

ひいらぎ歯科医院

(福岡市南区/竹下駅)

最終更新日:2021/07/13

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清水四丁目バス停から徒歩2分の「ひいらぎ歯科医院」。ヒイラギをかたどったグリーンのロゴが目印だ。九州大学病院歯科口腔外科で研鑽を積んだ増田純久院長は、その経験を生かして一般歯科をはじめ、親知らずの抜歯やインプラント治療、顎関節症など幅広い治療を行っている。特に力を入れているのが、歯を残していくための礎である歯周病と歯根の治療。「患者に見えないところ、わかりにくいところこそ、丁寧にしなければならない」と語る。一般的には抜歯になってしまう症状でも、豊富な経験と技術で歯を残す可能性をぎりぎりまで追求する。治療への真摯な姿勢と気さくな人柄で、患者の信頼も厚い。そんな増田院長に治療の方針や心がけていることについてたっぷりと語ってもらった。
(取材日2020年12月24日)

患者に見えないところこそ手間をかけて丁寧に

先生は歯科口腔外科出身の歯科医師だそうですね。

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九州大学歯学部を卒業後、九州大学病院の歯科口腔外科に数年間勤務しました。口腔外科を選んだのは、大学病院でしか学べない技術や知識を身につけたかったからです。手術を伴う口腔外科は歯科でも難しい領域と言えます。将来的な開業を見据えて、自分で診られる範囲をできるだけ広げておきたいと考えたのです。大学病院時代は、普通は経験することができない症例を診たり治療に携わったりすることができ、日々勉強でした。今は院長としてスタッフを引っ張る立場ですが、仲間と助け合いながら治療をしたことも得難い経験です。その後開業医のもとで3年間勤務し、当院を開きました。

口腔外科での経験を生かしながら治療にあたっているんですね。

口の中に腫瘍ができた方が来院されることがありますが、悪性の可能性の有無をその場で判断できるのは、口腔外科で多くの症例を診てきたからです。少しでも悪性の傾向が見られたら、すぐに大学病院をご紹介しています。現代病の一つと言われている顎関節症を診ることも多いですね。一番多いのは親知らずの抜歯です。大学病院などで行うと、平日の日中でないと予約を入れられなかったり、一日がかりになってしまったりしますが、当院では、患者さんの生活サイクルの中で負担を少なくして行うことができます。また、インプラント手術も口腔外科の技術が役立っていますね。これまで30年ほど経験を積んできた分野ですので、インプラントができる人とできない人の見極めをしっかり行った上で、安全性に配慮しながら、患者さんに負担の少ない治療を提供しています。

特に力を入れている治療は何ですか?

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歯周病と歯根の治療です。なぜならそれが歯を残していくための礎だからです。ただ、これらの治療は手間がかかる上に、患者さんにはわかりづらいところでもあります。「どうしてこんなに何回も通院しないといけないの?」と、思われる方もいるでしょう。しかし、建築に例えるなら、歯茎などの歯周組織は土地、歯根は建物の基礎といえます。軟弱な地盤の上に突貫工事で家を建てたら、いくら見た目が立派でも建物は傾いてしまいます。それと同じで、ぱっと削ってかぶせたら、治療が早く終わって患者さんも喜ぶかもしれませんが、歯はすぐに悪くなってしまうのです。患者さんに見えない部分こそ、手間をかけて丁寧にしなければならないと当院では考えています。

1本の歯を残す可能性をぎりぎりまで追求

開業にあたってこの場所を選んだ理由は何ですか?

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私が学生時代に、天神にとても好きなカフェがあったんです。ガラス張りで、その前面に駐車場があって、車でさっと来てお茶を飲んだりパンを買ったりする。自分が開業するときは、こんなふうに間口が広くて入りやすい造りにしたいと思っていました。歯科医院は「怖い」「嫌だ」と思っている方も多いでしょう? ですから、開放的な空間で、患者さんが気軽に「来たよ」と言えるような雰囲気にしたかったのです。開業に向け物件を探す中で、ここなら自分が思い描いた歯科医院ができると思いました。

来られる患者さんはどんな方が多いですか?

0歳児からご高齢の方まで、当院に来たらどんなことでも大丈夫という歯科医院をつくりたいという思いがありました。そのとおり、小さなお子さんから90歳くらいの方までいろんな年齢層の方がバランス良く来られます。大きな企業が近くにいくつかあり、会社勤めの方や家族ぐるみで来られる方も多いですし、古くからこの辺りに住んでいる方も来院されます。近隣だけでなく、他県からみえる方もいるんですよ。その方は根管が細くなっていて根管治療がうまくいっていませんでした。それで、知り合いのつてを頼って来院されて以来、20年近く通ってくださっています。

歯を抜かないといけないと思い込んでいた人も、歯を残す方法があるかもしれないんですね。

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患者さん自身の歯をできるだけ残すために、いろんな治療法の引き出しを持っておくようにしています。例えば、虫歯が進行して歯茎の奥深くまで広がってしまうと、冠をかぶせられず、抜歯になってしまうことも少なくありません。当院では、手術で歯茎を下げて健全な部分を出して冠をかぶせる目的の歯冠延長術を行ったり、部分矯正で悪くなっている部分を歯茎の見えるところまで移動させて治療したり、いろんな手段を講じて抜歯をせずに済む可能性を追求しています。また、歯周病は痛みがないまま進行しますので、気づいたときには歯がグラグラになっていたという方も少なくありません。当院では、こうした重度の歯周病に対する手術も数多く行っていますし、歯周組織再生療法の手術も行っております。歯科医師である自分がさじを投げず、1本の歯を大事にすることを肝に銘じています。

自分がしてほしい治療を行うことをスタッフにも徹底

歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

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私が幼少の頃はまだ虫歯予防に無頓着な時代で、自分自身が苦労したからです。歯科医師は虫歯がないと一般の人から思われているかもしれませんが、私は気づいた時にはすでに虫歯が何本もあって、治療もたくさんしました。予防の大事さを身をもって痛感して、歯の健康を守る人になれたらと考えるようになりました。特にその思いを強くしたのは、予備校時代です。予備校で仲良くなった友人に、医師や歯科医師をめざしているという人が大勢おり、その影響も受けて、自分も人の役に立てる歯科医師を目指しました。

ご自身の経験から、小児歯科にも力を入れているのですね。

お子さんの場合は、虫歯の治療というよりも虫歯予防に力を入れています。フッ素の塗布はもちろん大事ですが、それだけでは不十分です。子どもはまだ自分で上手に磨けないので、親御さんの仕上げ磨きが非常に重要なのです。ですから、当院では定期検診や虫歯治療で来院されたご家庭には、必ず仕上げ磨きのトレーニングを受けていただいています。仕事や家事で忙しいとは思いますが、お子さんが小学生の間は、歯が生え変わる大切な時期でもありますから、仕上げ磨きをしてほしいですね。小学校高学年になれば、自分で磨くトレーニングを歯科医院で受けてもらいながら、仕上げ磨きの間隔を徐々に空けていくようにしてもらってます。

治療の際に心がけていることは何ですか?

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私自身が子どもの頃に歯科治療で苦労してきました。ですから、常に自分が受けたい治療、家族に受けさせたい治療をすることを心がけています。これはスタッフにも必ず言っていることです。治療内容ももちろんですが、口腔外科で徹底的に叩き込まれた「清潔」「不潔」の実践です。例えば、医療用グローブ。感染予防に欠かせないものですが、患者さんを触ったグローブでカルテを出したり、ボールペンを触ったりすると、もうそれは「不潔」になってしまうのです。適切な使い方をしないと感染予防にはなりません。当院では、治療の際の動作を清潔に行うことを徹底しています。歯の型採りだって、雑にするといいものができません。一つ一つのことを正確に精密に行うことが基本中の基本です。先にお話ししした、「患者さんに見えない部分こそ、手間をかけてに丁寧に」ということにつながりますね。

最後に、今後の目標についてお聞きします。

新しい薬や歯科材料、器具、治療方法など、歯科技術は日々進歩していますから、常に向上心を持って習得していかなくてはなりません。だからといって、新しいものにすぐに飛びつくのではなく、それが本当に患者さんのためになるのかを見極めた上で取り入れていくことが大切です。そして、それを引き出しの一つにして、患者さんにより良い治療を提供していけたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万円~、部分矯正/4万円~、歯周組織再生療法/7万円~

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