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都築 正史 院長の独自取材記事

つづき歯科医院

(大阪市東住吉区/東部市場前駅)

最終更新日:2021/11/29

都築正史院長 つづき歯科医院 main

東住吉区今川にある「つづき歯科医院」は、地域密着型の歯科医院である。「患者さんに安心していただく医療を提供したい」という信念のもと、歯科用CT、口腔内カメラ、滅菌機器にいたるまで徹底的に患者のためにこだわる。治療に対してもストイックで、勉強に余念がない。顎関節症治療の専門家でもある都築正史院長は「昔は怖かったみたいで、久しぶりの患者さんに、“先生ってそんなに優しかったっけ?”なんて言われるんですよ」と笑いながら話してくれた。大学病院の口腔外科、麻酔科、救急科での勤務経験を持ち、多くの病院で口腔外科部長を歴任。サービス精神旺盛で笑顔が絶えない都築院長に、治療に対する熱いこだわり、啓発したい想いについて話を聞いた。

(取材日2017年10月26日/更新日2021年10月15日)

口腔外科や麻酔科などで学んだ、医療の本質を大切に

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

都築正史院長 つづき歯科医院1

子どもの頃「人に喜んでもらえる仕事がしたい!」と思っていました。その頃から僕は手先が器用な方だったのですが、お隣に住む歯科大学の教授から「器用だから歯科医師に向いているよ」と言われたのがきっかけになりました。その後、歯科医師になることを目標に勉強を重ね、今に至ります。実際、歯科医師になってみて僕の治療で笑顔になってくれる瞬間に立ち会うたびに「ああ、この仕事をしていてよかったな」と思います。「ありがとう」と感謝をしてもらえる。素晴らしい仕事だと思いますね。

開業までのことを教えていただけますか?

東大寺学園高等学校を卒業後、岡山大学に進学。大学卒業後は、奈良県立医科大学口腔外科学講座へ入局し、外来の顎関節疾患を専門に担当しその他幅広く臨床経験を積みました。顎関節の医学博士を取得し、系列病院へ歯科口腔外科部長として赴任しました。一方、在局中には麻酔科や救急科に出向して内科や外科などの他科の医師と同様に臨床に携わり、全身管理に関してなど他では得られない多くの経験をさせてもらえたことに感謝しています。自分の理想とする医療を求めて一念発起して18年勤めあげた医局を辞し、2008年、当地につづき歯科医院を開業しました。

専攻されていた口腔外科や麻酔科、救急科で学んだことはなんですか?

都築正史院長 つづき歯科医院2

「人の命の尊さ」を学びました。親知らずの抜歯から口腔がんなどの腫瘍、外傷、のちに専門となる顎関節症など、さまざまな症例を経験しました。同時に、全身管理の大切さを強く実感し「患者さんにより安心していただける医療を提供したい」という想いや経験が、僕の現在の診療スタイルに生かされています。

患者の主訴を教えてください。

一般的な虫歯や歯周病、入れ歯で来られることが最も多いですね。顎関節症や口腔外科疾患では、他院からの紹介やホームページなどで検索して遠方からも来られる方がいらっしゃいます。口腔外科手術や持病を抱えていらっしゃる方の処置では、点滴をしたり心電図や血圧計、モニターをつけて全身管理をしながら行います。また最近では、歯並びを気にされる患者さんも増えています。マウスピース型の装置を用いた矯正は希望される方が多く、透明で目立ちにくいのでお仕事をされている方にもお勧めです。

安心して治療を受けてもらうために誠意ある対応を

診療の際にこだわっていることを教えてください。

都築正史院長 つづき歯科医院3

誰に対しても誠実かつ丁寧で、科学に基づいた治療に努めています。患者さんに安心して治療を受けていただきたいので、設備や技術面での研鑽を怠らないようにしています。例えば、設備面では大学病院にいた時と同様の衛生管理体制を構築し、治療を行っています。お口に入る器具や手袋、歯を削る道具まですべて患者さんごとに交換する。その上できちんと滅菌することを心がけています。また、診断の際にはレントゲンだけではなく、必要に応じて歯科用CTや検査機器を用いて多角的に診断をするようにしています。例えば虫歯の治療では見落としのないように、レーザーを用いて虫歯の状態を数値化します。従来の視診だけではなく完璧をめざして治療することを目標としています。

顎関節症の治療も得意とされているようですね。

大学病院に勤務していた時は、特に顎関節症治療を専門にしており、研修医の指導にもあたっておりました。口が開きにくい、開けた時に音が鳴るなどの症状に代表される顎関節症は、原因にたどり着くのがすごく複雑なんです。来院時の問診では、痛みなどの症状が発生した経緯を診ることが大事です。当院では、診察の前に顎関節症専用の問診票を記入していただきます。顎の痛みから、動きや音、日常生活の上で支障となっていることなど幅広い視点からチェックしていきます。原因は人それぞれで、総合的な診断をしないことには、原因の本質には迫れません。最近はネットでの間違った情報も多く氾濫していますが、ネットでの内容をうのみにするのではなく、専門にしている先生のもとできちんと診察してもらうことが大事です。

大人の食育も大事にされているそうですが、患者に知っておいてほしいことはありますか?

都築正史院長 つづき歯科医院4

奥歯がなくて噛めない方はどういった食生活になると思いますか? おそらく噛む必要のある肉や魚などではなく、噛めなくても食べれる麺類などのやわらかい食べ物が主体になりますよね。つまり、糖質主体の食生活ですね。そうなった場合、筋肉や骨を維持しづらくなり、基礎代謝が落ちれば、肥満にもつながっていきます。体は関節や足腰に負担がかかって徐々に歩きにくくなり、寝たきりになってしまうことも。ただし、入れ歯やインプラントの歯の治療を受けて再び噛めるようになっても、従来の糖質主体の食生活のままだと単に食べる量が増えるだけなので、ますます肥満になり、糖尿病になってしまうことも考えられます。歯科医師の責任として歯を補う治療をするにとどまらず、噛めていた頃の食生活に戻すお手伝いをする、つまり「大人の食育」が大事なんですね。

なんでも話せる関係、患者との信頼関係を築く

自分に合ったかかりつけ医を見つけるポイントを教えてください。

都築正史院長 つづき歯科医院5

まずは、患者さんの立場にたって全力で治療してくれるような先生がいいと思います。先を見据えて治療した歯が長持ちするようにしてくれること。患者さんの健康のことを一緒に考えてくれる先生を見つけるとよりいいと思います。虫歯はほっといても治らないので、お子さんの治療では乳歯の時期のケアを大切にすること。この時期からきちんと治療をしないと永久歯に大きく影響してきます。子どもでも大人でもきちんと説明をして、きちんと治療をしてくれる先生であることもかかりつけ医として大事でしょうね。当院のスタッフは、丁寧でわかりやすく説明をしてくれますので、僕に聞きにくいことはスタッフにどんどん聞いていただければと思います。おそらく僕より説明が上手だと思います(笑)。きっと満足いただける説明が得られると思いますよ。

印象に残る患者とのエピソードはありますか?

病院勤務の頃、「入れ歯を作ってほしい」と30代の男性の重度の精神疾患の方が、車いすに乗せられて来院された時のことです。その方は自分自身で歯を磨くことができずすべて虫歯になってしまい、来られた時にはもう既に一本も歯はない状態でした。そこで、噛み合わせに注意して総入れ歯を作製し、お口に入れて差し上げました。その際、脳と噛み合わせがいかに大事なのか実感し、自身にとっても非常に有意義な経験となりましたね。

休日のリフレッシュ法や趣味を教えていただけますか?

都築正史院長 つづき歯科医院6

3歳からエレクトーンを習っていました。その後、歌うことやドラム、ボーカルなどいろいろ経験しましたので今でも音楽は全般的に大好きですよ。開業後、セミナーなどに参加しているので以前のようにはなかなか時間も取れないのですが、大学時代のバンド仲間と今でもたまにライブに出たりして、とてもいい息抜きになっています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

口腔外科での勤務経験から、当院では全身管理を視野に入れた治療が可能です。持病を抱えていらっしゃる方や妊婦さんに対して、より負担の少ない治療を進めていくようにしていますので、治療に不安を感じている方は一度ご相談ください。医院の正面にはゆったりとした駐車スペースを設けており、お車で気軽にお越しいただけます。今後も一人ひとりに合わせた治療を提供し、ベストを尽くしていくつもりです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、セラミックを用いた治療/7万7000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/86万3500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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