たけだクリニック整形外科・内科

武田 秀夫院長

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近隣には工場も多い勝川の住宅街の中に「たけだクリニック整形外科・内科」はある。院長の武田秀夫先生は、高校生の頃に命に関わる交通事故に遭ったことをきっかけに医師を志したという。「事故から目覚めたときは、生きていることに本当に感謝しました」と武田先生。患者や地域の人への思いが強く、「自分の足で歩くことができて、人生を健康に過ごしてほしい」と2014年にはデイケアセンターも開設した。時折冗談も交える気さくさもありながら、「健康で幸せな生活を手助けできることがうれしいです」と真剣な表情で語る武田先生に、これまでの経験やめざす医療の形などを聞いた。
(取材日2018年8月15日)

交通事故をきっかけに、全身管理のできる外科の医師に

―最初に、先生のご経歴を教えていただけますか?

浜松医科大学を卒業後、「全身管理をして命に関わる仕事をしたい」と名古屋大学医学部の外科に入局し、消化器内科でも1年ほど勉強して胃カメラや内視鏡治療などの技術を身につけました。関連病院での勤務を経て、8年目で大学に戻り大学院へ。同大の外科は消化器外科と血管外科があるのですが、難しい手術には難しい血管の処置が求められることが多く、その技術を高めたいと思い血管外科を選びました。そうして一通り手術ができるようになって将来を考えたとき、選択肢は「大学で研鑽を積む」、「大きな病院の院長をめざす」、「開業医となる」の3つでした。私は臨床で患者さんとずっと向き合いたかったので、医療以外の仕事が多くなる大学での仕事や大規模病院の院長職よりも、開業医がいいだろうと。ちょうどその時期に知多にあるクリニックの院長職の話をいただき、2年半勤め、開業にいたりました。

―開業にあたって、この場所を選ばれたのはなぜでしょうか?

もともと道を1本隔てた場所にあった外科のクリニックが閉院されることになり、地域に外科系の病院がなくなってしまうため私のところに話が来たんです。外科がないと地域の方も行き場を失って、「困ってしまう方も多いはず」という想いもあって2008年に開業しました。おかげさまでお子さんからお年寄りまで、幅広い世代の方に来ていただいています。小児科は標榜していないのですが、ケガで受診したお子さんで、風邪や皮膚科疾患をもついでに診てほしいとお母さんに言われて一緒に診ることもあります。

―先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

きっかけは家族の勧めでしたが、その頃は反抗期もあって、私自身はエンジニアをめざしていました。そんな中、高校2年生の時に交通事故で頭蓋底骨折をして3日間意識不明に。目が覚めたら親が泣いていて、事故のことも知り、その時に「生きていてよかった」と心の底から感謝しました。高校生でやりたいこともたくさんあるのに、何もしないまま死んでいたかもしれない。それが治療をしてくれた先生のおかげで生きていられたわけです。その時に「こんなに感謝される職業は他にないんじゃないか」と思いました。事故の影響で左の耳が聞こえにくくなり、今もハンディは残っているのですが、「より患者さんの気持ちに寄り添えるんじゃないか」とも思い、一生の仕事にしたいと考えるようになりました。



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