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武田 秀夫 院長の独自取材記事

たけだクリニック整形外科・内科

(春日井市/勝川駅)

最終更新日:2019/08/28

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近隣には工場も多い勝川の住宅街の中に「たけだクリニック整形外科・内科」はある。院長の武田秀夫先生は、高校生の頃に命に関わる交通事故に遭ったことをきっかけに医師を志したという。「事故から目覚めたときは、生きていることに本当に感謝しました」と武田先生。患者や地域の人への思いが強く、「自分の足で歩くことができて、人生を健康に過ごしてほしい」と2014年にはデイケアセンターも開設した。時折冗談も交える気さくさもありながら、「健康で幸せな生活を手助けできることがうれしいです」と真剣な表情で語る武田先生に、これまでの経験やめざす医療の形などを聞いた。
(取材日2018年8月15日)

交通事故をきっかけに、全身管理のできる外科の医師に

最初に、先生のご経歴を教えていただけますか?

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浜松医科大学を卒業後、「全身管理をして命に関わる仕事をしたい」と名古屋大学医学部の外科に入局し、消化器内科でも1年ほど勉強して胃カメラや内視鏡治療などの技術を身につけました。関連病院での勤務を経て、8年目で大学に戻り大学院へ。同大の外科は消化器外科と血管外科があるのですが、難しい手術には難しい血管の処置が求められることが多く、その技術を高めたいと思い血管外科を選びました。そうして一通り手術ができるようになって将来を考えたとき、選択肢は「大学で研鑽を積む」、「大きな病院の院長をめざす」、「開業医となる」の3つでした。私は臨床で患者さんとずっと向き合いたかったので、医療以外の仕事が多くなる大学での仕事や大規模病院の院長職よりも、開業医がいいだろうと。ちょうどその時期に知多にあるクリニックの院長職の話をいただき、2年半勤め、開業にいたりました。

開業にあたって、この場所を選ばれたのはなぜでしょうか?

もともと道を1本隔てた場所にあった外科のクリニックが閉院されることになり、地域に外科系の病院がなくなってしまうため私のところに話が来たんです。外科がないと地域の方も行き場を失って、「困ってしまう方も多いはず」という想いもあって2008年に開業しました。おかげさまでお子さんからお年寄りまで、幅広い世代の方に来ていただいています。小児科は標榜していないのですが、ケガで受診したお子さんで、風邪や皮膚科疾患をもついでに診てほしいとお母さんに言われて一緒に診ることもあります。

先生はなぜ医師になろうと思われたのですか?

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きっかけは家族の勧めでしたが、その頃は反抗期もあって、私自身はエンジニアをめざしていました。そんな中、高校2年生の時に交通事故で頭蓋底骨折をして3日間意識不明に。目が覚めたら親が泣いていて、事故のことも知り、その時に「生きていてよかった」と心の底から感謝しました。高校生でやりたいこともたくさんあるのに、何もしないまま死んでいたかもしれない。それが治療をしてくれた先生のおかげで生きていられたわけです。その時に「こんなに感謝される職業は他にないんじゃないか」と思いました。事故の影響で左の耳が聞こえにくくなり、今もハンディは残っているのですが、「より患者さんの気持ちに寄り添えるんじゃないか」とも思い、一生の仕事にしたいと考えるようになりました。

医療から介護まで、健康で長生きしてもらうために

先生がめざされている医療について教えていただけますか?

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開業を意識し始めた当時、クリニックでも専門性を打ち出す流れがありました。例えば内科でも、呼吸器内科や循環器内科など、とても細分化されていたんです。でも患者さんからしてみれば、痛かったり苦しかったりするときに、どこに行っていいのかわからない。かつ、私としても「うちの専門ではないから」と患者さんを断るのが嫌で、全身を診てあげられる総合的な医療を提供したいと思ったんです。私は外科、内科、整形外科の経験がありますから、それぞれの知識を生かしてトータルで患者さんを診て差し上げたい。何かあったときにとりあえず来て安心できる、いわゆる昔の町医者でありたいですね。

4年前にクリニックの北側にデイケアセンターも開設されたそうですね。

整形外科はご高齢の患者さんが多く、年を重ねるごとに自分で運転したり、ご家族の状況が変わって連れて来られなくなったりするケースがよくあります。そこで送り迎えのある通所の介護サービスを利用する方も増えるんです。デイサービスとデイケアは、どちらも日中の一定時間を施設で過ごしますが、目的が異なります。デイサービスは「通所介護」であり食事や入浴など生活介護を目的とし、デイケアは「通所リハビリテーション」ですから利用者のリハビリが目的になります。以前、当院でリハビリを続けて歩けていた患者さんが、通院できなくなってデイサービスに移ったところ、わずか数ヵ月で歩けなくなってしまったことがありました。その時、高齢者へのリハビリの重要性を再認識しました。介護に移った人も、最期まで自分の足で歩いて健康に長生きできるのが誰もが望むところです。そんな想いに寄り添うべくデイケアをつくりました。

診療ではどのような点を心がけていらっしゃいますか?

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患者さんの目を見て話を聞くことですね。混雑して忙しいときは、なかなか1人の患者さんだけに時間をかけるというわけにはいかないのですが、初診の患者さんなど、医師と患者の関係が確立するまでは特にしっかりお話を聞くようにしています。やはり信頼関係が成立しないと診療もうまくいきませんから、コミュニケーションは大切ですね。普段から継続して通われている方でも、いつもと様子が違っているときは「何かありましたか?」とお聞きするようにしています。それから自分を過信しないことも大切。患者さんが治療しても良くならないとき、「自分が見落としていることはないか」と原点に立ち返って、検査をし直したり、大きな病院と連携したりするようにしています。

充実の検査機器で、より正確な診断を導く

MRIやCTなど、設備が充実していらっしゃいますね。

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以前は0.3テスラというタイプのMRIを導入していたのですが、検査時間も短く、頭部の撮影もできる1.5テスラのMRIに入れ替えました。また、MRIにも得手不得手があって、どうしても撮れない部分もありますからCTも導入しています。採血やCT、MRI、超音波など、患者さんの症状や状態から必要な検査をするわけですが、情報が多ければ多いほど確定診断に近づくことができます。患者さんも別の病院にわざわざ行かなくて済みますし、緊急で検査が必要な時もすぐに検査ができて大きな病院に送るべきかその場で判断をつけられるので、検査機器がそろっているというのは患者さんにとっても、私たちにとってもメリットがあると思いますね。

医師やスタッフの数も多いですが、どのように連携されているんでしょうか?

私以外に医師は皮膚科と脊椎、脳神経外科の先生に来ていただいて、それぞれの診療日に診察をしてもらっています。基本的に私は医院にいるので、相談したいことがあれば「この患者さんどう思う?」と直接話をします。先生方も何かあればすぐに言ってくださいますね。リハビリのほうは建物が違うのですが、1日1回は顔を合わせる時間を設け、その時に何かあれば報告をしてもらっています。看護師や理学療法士の先生、リハビリ助手などスタッフ全員が信頼できるメンバーです。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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気軽にかかれるクリニックでありたいので、心配なことがあれば相談に来てください。当院としても、地域の人がより通いやすいよう、将来的には診療科目を増やすことも考えています。健康を害して初めて健康の大切さに気づき、感謝されることも多いですが、健康は幸せに生きていく上でのベースです。患者さんが健康で有意義な人生を送るための手助けをする仕事ができていることを、私自身とてもうれしく感じています。医師は神様ではありませんから、患者さんの疑問にすべて応えられるわけではないのですが、話を聞いて検査をして、きちんとした診断と治療を提供していくことは絶えず心がけています。患者さんとは、健康で幸せな生活を送るための礎を一緒に維持していくパートナーでありたいです。

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