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消化器内科と心療内科の観点から
心と体の総合的な健康をめざす

やまもと内科

(豊中市/庄内駅)

最終更新日:2025/03/14

やまもと内科 消化器内科と心療内科の観点から 心と体の総合的な健康をめざす やまもと内科 消化器内科と心療内科の観点から 心と体の総合的な健康をめざす
  • 保険診療

忙しい毎日を過ごす中で、小さな不調が現れることは少なくない。「なんとなくおかしい」という言葉にできない違和感を抱えつつ、今日を始めた人もいるだろう。そんな言葉にしにくい症状に、消化器内科と心療内科の2つの視点から向き合うのが「やまもと内科」の山本浩院長だ。「心と体はひとつである」との信念をもとに、心身ともに健康な状態をめざして診療を行っている。消化器内科医師としての長年の経験から、人は心だけ病むこともなく、体だけ病むこともない。病いは心身両面にあるから、両方を同時に診る。レントゲン・超音波・内視鏡。使えるものはすべて使う。それが山本院長のアプローチだ。精神疾患の初期症状、服薬への考え方、同院の特色などについて、山本院長に話を聞いた。

(取材日2025年2月17日)

心と体がどちらも健康な状態をめざし、消化器内科と心療内科の両面から不調にアプローチ

Q精神疾患には、どのような初期症状がありますか?
A
やまもと内科 幅広い年齢層の患者が通う

▲幅広い年齢層の患者が通う

精神疾患の初期症状は多岐にわたります。身体症状、精神症状は同時に現れます。だるい、食欲がない、体重が減った、喉がつまる、腹痛、頭が痛い。そう言えば最近眠れない、不安である、気力がない、楽しめない。複数の症状が一度に現れることが多いのも精神疾患の特徴です。ただの疲れ?それとも風邪?熱、咳、鼻水といった一連の症状だけてはない。納得のいく答えがない。これまでとは何かが違う感覚があれば精神疾患も疑うべきかもしれませんね。

Qこちらでの診療の流れや治療について教えてください。
A
やまもと内科 超音波検査で異常がないか調べる

▲超音波検査で異常がないか調べる

まずはどんな症状がいつからあったのか、お話をうかがいます。それとなく仕事の状況、家庭のありさま、悩みなど心理的な側面についてもお尋ねします。ついで一般的な内科診療、聴診、腹診をする場合が多いです。検査が必要であれば、レントゲン、超音波検査を行う場合もあります。治療は、肉体と精神両方での健康をめざして進めます。内科疾患があれば、精神疾患と並行して治療していくことになりますね。お話を聞いて助言したり、場合によっては診断書をお渡しして学校や会社をしばらくお休みいただいたりするほか、必要だと感じた場合には非常勤の女性公認心理師によるカウンセリングや、認知行動療法も取り入れながら治療を進めていきます。

Q漢方薬も積極的にお使いになるそうですね。
A
やまもと内科 不安な患者に合わせて会話をする

▲不安な患者に合わせて会話をする

治療は薬だけ処方すれば良いわけではなく、まず患者さんがご自分の心身の状態を理解し納得することが一番重要であると考えます。お薬を出さないことも結構あります。抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬を使う場合も、「いつかはやめる」という前提のもとに始めます。薬に頼らなくても自分の力で元気に生きていける状態が一番です。精神疾患はそもそも臓器が悪くなっているわけではありませんから、臓器を対象に働きかける西洋薬より、漢方薬のほうが相性が良いこともあります。いくつかの症状へ同時に働きかけられる場合もあり、当院でも積極的に漢方を取り入れています。重篤な副作用が比較的出にくいのも利点だと考えています。

Qこちらのクリニックならではの診療の特徴はありますか?
A
やまもと内科 カウンセリングルームも用意している

▲カウンセリングルームも用意している

体が元気になっても家から出られない、心は元気なのに体が思いどおりに動かない、仕事に戻れない。バックグラウンドに何か問題はないか。心と体がどちらも健康な状態をめざすと同時に環境を調整する。一人ひとりの環境や家族との関係、食事や睡眠といった生活習慣がうまく合致していなかったり乱れていたりするために、心身の健康が取り戻せない場合があるからです。思わぬところに原因があることも少なくありませんから、患者さんのプライベートに踏み込まざるを得ないこともあります。もちろん、誰にでも踏み込んでほしくない部分があるので、そこには立ち入らないよう用心しています。

Q消化器内科と心療内科をともに標榜するメリットは何でしょうか?
A
やまもと内科 丁寧な会話を心がけて対応している

▲丁寧な会話を心がけて対応している

1つ目は、心療内科に抵抗がある方も受診しやすい点ですね。「精神科に行きなさい」と言われると敷居が高いと思いますが、内科なら受診のハードルが下がるのではないでしょうか。実際、「内科で健康診断を受けようね」と言って、ご家族を連れて来られる方もいらっしゃいます。2つ目は、内科と心療内科を区別することなく診療できる点です。人間は精神だけ、体だけを病むことはない。精神的不調も身体的不調もすべて一人の身体に起こっている現象ですから、診療科の区別なく心身を同時に診ることが大切。長年の消化器内科での経験から、必要に応じて超音波や内視鏡の検査をただちにできるのも利点の一つだと思います。

ドクターからのメッセージ

山本 浩院長

人生のどこかのタイミングで精神疾患を疑う症状が出てきても、何の不思議もないんです。心と体は一体ですから、心だけ、体だけが病気になることはありません。当院では内科、心療内科をあえて区別することなく診療しており、内科では診断がつきにくいような症状であっても、苦しい状態を治すべく心身両面からアプローチします。非常勤の心理師も在籍していますし、私も時間の許す限り患者さんのお話に耳を傾けたいと思っています。「なんとなく変だな」という感覚や、何か困ったことがあれば、ぜひ一度お話を聞かせてください。今受けている治療に、言葉にはできないけど何か違うな、という違和感を感じているなら、是非おいでください。

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