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西尾 裕司 院長の独自取材記事

にしお歯科

(豊中市/千里中央駅)

最終更新日:2021/10/12

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「にしお歯科」がある千里ニュータウンは、大阪万博の頃に街が開かれた。あれから約50年が経過し、街はまた新たに様相を変えつつある。クリニックへは、そんな街の中心にある千里中央駅から徒歩5分。西尾裕司院長は「なるべく削らない・歯を抜かない・神経を取らない」という診療方針のもと、患者と一緒に考えながら、治療計画を立てている。一般歯科はもちろん、矯正治療、中でも部分矯正を専門にしており、幅広く手がけている。矯正専門の歯科医師とは違う視点から治療に取り組む西尾院長に、クリニックの診療について話を聞いた。

(取材日2017年8月9日)

家族で来てもゆったりできる、広い待合室

診察室も待合室も広々として天井が高く、解放感があるのが印象的です。

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私もこの高い天井が気に入っています。ゆったりとした半個室の診察室は4部屋あり、待合室が広いんです。子どもさんが治療を受けて、親御さんは歯のクリーニングと家族で来られる方もいますし、子どもさんを連れて来られて、親御さんは待合室でゆっくり待っているという方もおられますね。当院では待ち時間0を徹底しており、スタッフ全員が治療計画を頭に入れながらやってくれています。ほかにはない当院の特徴のひとつだと思っています。

こちらで開院されたのは、どういった理由からだったのですか?

私はもともとは大阪市内の出身で、こちらへは結婚してしばらくしてから移ってきました。開院する1〜2年前の頃ですね。住んでみていいところだと思い、開院するにあたっては千里中央エリアでと考えていました。この辺りは西日本エリアの住みたい街ランキング上位ですし、引っ越し組が非常に多いですね。大阪府営の住宅が民間のマンションに変わるなど、開院した11年前とはすっかり街が様変わりしました。街にはいろんな層の方々が暮らしていて、当院には子どもさんから70代以上のご高齢の方まで、幅広い層の患者さんが来られます。この辺りには病院や製薬会社が多くあり、近くにお住まいの医療関係者の方々が当院のホームページを見たりして多数来院されています。

開院されてみて、この街の人たちにはどんな印象を持ちましたか?

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関西圏から引っ越して来る人もそうですが、転勤で移り住んでこられる方も多いですね。近くの小学校は入学してから卒業するまで、ずっとそこに通う子どもは全体の6割くらいなんだそうです。患者さんと接していても、転勤の話はよく聞きますね。治療の途中で引っ越しになるケースも懸念されますが、一般歯科の治療なら長くても3〜4ヵ月なので、よほど急でない限りは問題ありません。ただ、当院は歯列矯正に来られる方が多く、全体矯正であれば最低でも約2年は時間がかかるので「その間に転居はありませんか?」と事前にお尋ねしています。ですが、当院でメインに行っている部分矯正であれば、約半年間の短期で終わりますので、申し込みを受けていますよ。

矯正を含め、総合歯科的なことができるのが強み

先ほど矯正のお話が出ました。こちらのクリニックの特徴は、やはり矯正治療ですか?

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はい。最近は噛み合わせの問題がよく言われますが、その前に歯並びをきちんとするべきじゃないかと考え、勤務医の頃からいろいろなセミナーに参加するなどして勉強していました。矯正専門の医院は診察が週に何回かで、歯を抜くとなればほかの歯科に行く必要がある。逆に普通の歯科で矯正をすると、月に2、3回、矯正の専門の先生が来て対応する形になります。ですが当院は私自身が矯正治療を行うので、いつでも対応でき、矯正をしながら一般歯科の治療も進められます。だから治療そのものも、時間も効率がいい。矯正を含めて、総合歯科的なことができるのが当院の強みだと思っています。また、「木を見て森も見る、森を見て木も見る医療」が当院の診療方針です。口の中だけではなく、全身疾患との関りも含めて治療を進めていきます。

半年くらいで終わるという、部分矯正について教えてください。

すべての歯を矯正するのではなく、例えば出っ歯や八重歯などの気になる部分だけをきれいにしていきます。全体を矯正すると約3年かかりますが、部分矯正だと約半年の短期間で痛みも少なくきれいになるのがメリットです。当院に相談に来られる方は過去に矯正の相談に行って、歯を2~4本抜いた上に3年くらいかかると言われ、時間がかかるのが大変で諦めたという人が多いですね。それが部分矯正だと半年くらいで終わりますし、通院も月に1~2回ほどなので、遠方から来られる患者さんも少なくありません。子どもの頃からの悩みが解消され、部分矯正をして良かったと感想をいただきます。部分矯正を行っているところはまだ少なく、以前ほかの医院に行かれて諦めていた人も、当院にご相談に来ていただければ、何らかの方法で解決できる可能性はあります。

子どもの矯正にも、力を注いでいらっしゃいますね。

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日本の矯正歯科には、中学生くらいから永久歯を間引きして矯正する流れがずっとあるんです。歯並びが乱れていたら抜いて治療して、その隙間を埋めるように歯を並べる。でも一般歯科の視点を持って矯正をすると、明らかに健康な歯を抜くのには、すごく抵抗があります。そうならないように小学校低学年の頃から、永久歯を抜かずにきれいな歯並びを構築することをめざしています。歯並びがきれいになると硬いものでもよく噛めるようになり、咀嚼効率も上がり、表情筋が鍛えられて顔だちがどんどんすっきりしていくんです。また、ある程度成長した中高生から矯正治療を始めると、口腔内が狭いままだったり、成長の力がないため歯を抜くしかできないケースなどもあるので、子どもの矯正を始めるのは、前歯が大人の歯になった小学1~2年生の頃がベストです。

歯科医療のベースとして、滅菌や消毒を徹底

プロフィールを拝見すると、先生はユニークな経歴をお持ちですね。

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大学は京都大学工学部で金属材料やセラミックスの強度研究を行っていました。小さい頃からエンジニアや研究者になることが夢だったからです。卒業後は電子部品メーカーで電子セラミックス材料(スマートフォンやパソコンの中に入っている部品)の研究をし、より研究に打ち込むために東京大学の工学系大学院に入りました。大学、大学院ではレントゲンに使用するエックス線を用いた分析をし、その後はガス会社で生産技術の開発に携わりました。こうやって振り返ってみると歯科治療でもかぶせものでセラミックスを用いますし、診療では必ずレントゲンを使うので、過去の経験が今でも役に立っています。

診療するにあたってこだわっていることはありますか?

歯科医療のベースとして滅菌や消毒を徹底しています。院内の配管を通って出てくる水はすべて殺菌水です。普通の配管の中の水は実は雑菌が多く、いくら治療器具を殺菌しても、その水で洗えば菌に触れてしまいます。それを元からきれいにして、治療を受ける人も感染の心配がゼロに近い環境をまずつくってから治療を始めます。それと、注射をするときは通常事前に患部を消毒してから行いますが、当院でも治療をする前に殺菌水で口の中を徹底的に殺菌し、口の中に歯垢や雑菌がない状態にします。歯を削る際も、その殺菌水を使いながら削り出す。またこの殺菌水は水と塩を電気分解して作るので、飲んでも問題がありません。それでいて殺菌力がある。口のネバネバや口臭が少なくなるので、ホームケアでも使ってもらっています。毎朝行う殺菌水の準備は結構大変なんです。いつも準備してくれているスタッフには本当に感謝しています。

クリニックの今後の展開や将来展望を教えてください。

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歯は可能な限り抜かず、できるだけ削らない。歯は削れば削るほど、ダメになるんです。削るとしても、最小限にとどめる。ほかの医院で神経を取らないといけないと言われた人が来ても、当院はいろいろな方法を使って、できるだけ神経を取らないようにしています。その方針は開業時から首尾一貫していて、これからも変わりません。歯周病治療は一般的に、半年くらいをめどに繰り返し治療に通うケースが多いようですが、私はそれはおかしいことだと思っているんです。患者さんに食習慣を変えてもらう必要はありますが、歯周病は殺菌を徹底的に行えば、今までのレベルよりもかなりの率で改善します。例えば、プラズマレーザーと殺菌水を併用するとみるみるうちに歯肉がきれいになっていくんです。保険診療ではできませんが、それ以外でも素晴らしい歯周病治療があることを知ってもらいたいですね。

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