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的場 保典 院長の独自取材記事

まとば歯科

(豊中市/庄内駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急宝塚本線庄内駅から徒歩3分。下町の雰囲気が残る商店街や市場の近くに位置する「まとば歯科」は虫歯・歯周病の根本的解決をめざす歯科医院だ。院内は天井が高く開放感があり、大きな窓からはふんだんに外光が差し込む。白やグレー、ガラスやコンクリートといった、どこか無機質な色や材質で作られていながらも、不思議と冷たさは感じられない。設備も充実しており、歯科用CTを完備、治療項目もインプラントや矯正治療まで多岐にわたる。「歯科治療に関することはほぼなんでもできます。でも、僕が大切にしているのは『自分の口だったらどうするかな?』と考えること」そう話してくれたのは、的場保典院長。真っすぐな目でそう話す的場院長に、歯科治療にかける情熱を聞かせてもらった。
(取材日2018年2月5日)

再治療が必要ない、変わらない頑丈な治療を提供したい

まずは庄内に開院した理由を聞かせてください。

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僕が幼少期を過ごしたのは、神戸の下町の小さな商店街の中でした。震災でなくなってしまったんですけど、市場があったりして、どこか温かい街並みの中で育ったんです。だから庄内に来た時「ああ、いいな」とすごくピンときたんです。僕は、変わらないものが好きなんですよ。だから、時間がたっても変わらないものをこの街に感じたのかなと思います。クリニックもコンクリートやガラス、タイルを中心に作ったのは単におしゃれだからとかではなく、経年変化の少ない材質で作りたかったから。ガラスも繊細なものじゃなくて、頑丈そうでしょう? 僕の性格というか、買い物でもなんでも選ぶ基準がそうなんですよ。変わらない頑丈なものが好きなのは、治療にも現れているんじゃないかなと思います。

院長がめざしている治療はどんな治療ですか?

僕は、虫歯で穴が空いたから埋めましょう、歯がグラグラしているから隣の歯にとめておきましょう、歯がなくなったからインプラントを入れましょう……というのは、治療ではなくて単なる修理だと思っています。僕が歯科医師としてしなくてはいけないのは、修理ではなく治療です。治療というのは、ただその場しのぎの対処をするのではなく、どうしてそうなったのか?という原因を追求し、その原因を取り除くことです。それをきちんとしなければ、たとえ一時的に修理をしたとしてもまた駄目になってしまうんです。僕は自分の患者さんにそんな思いをさせたくないと考えています。僕がめざしているのは、治療が終わったら、再発しない、何十年も使用に耐えるような治療ですね。

そのための具体的な治療方法はありますか?

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まずは「自分の口に受けたい治療、自分の大切な人にしたい治療はどんな治療だろう?」ということを考えることが大前提です。その上で、まずはカウンセリングを行い、現在の悩みやご希望、過去の治療体験などを自由に話していただきます。次にお口の中の状態を知るための検査をします。噛み合わせや歯周基本検査、歯磨きの癖なども見させてもらいます。必要に応じてCTで撮影することもあります。検査結果が出たら、治療プランを決定。もちろん、患者さんご自身の希望も聞かせていただきますよ。そこからやっと治療に入っていきます。できるだけ抜かない、削らない、そして痛みに配慮した治療を行い、治療が完了した後はメンテナンスとしての予防歯科に移っていくという流れです。

細菌へ直接アプローチして、歯周病の症状を改善

そう考えるようになったのはなぜですか?

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1本の歯って、何十回もの治療に耐えられるようにできていないんですよ。通常、4〜5回の治療のやり直しで抜歯に至るといわれているんです。ということは、いい加減な歯の修理によって再治療を繰り返したら、自分の歯を一生守ることはできません。5年周期で5回の治療をしたら25年でその歯はなくなってしまうんですよ。そんなこと、せっかく歯医者に行っているのにがっかりですよね。では、歯の寿命を伸ばすためにはどうするかと考えたら、やり直しのない治療をするしかないんですよね。また、インプラントや入れ歯などの補綴物を入れたのに、すぐ壊れたり、他の歯が虫歯になってしまったら意味がないですよね。患者さんは時間とお金をかけて来てくださるのですから、それに応えるのが歯科医師としての仕事だと考えています。

歯周病の治療にも注力しているそうですね。

歯がなくなる原因の9割は歯周病だと考えています。歯周病は高齢の人の病気というイメージがあったり、歯磨きの下手な人がなるんじゃないの?と考えている人も多いと思うのですが、実は歯周病って多くの人がかかっている病気なんですよ。それはなぜかというと、歯周病は細菌による感染症だからです。ただ歯磨きをして、表面に付いた歯石を取っていればかからないかというとそうではありません。手洗い、うがいをしていても風邪やインフルエンザにかかってしまうことがあるように、歯周病も感染することがあります。近年では口内の問題だけにとどまらず、全身疾患への影響があるともいわれるようになってきました。健康のためにも、歯周病に関心を持ってもらえたらと思います。

歯周病に関して、具体的にはどんな治療をされているのですか?

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先ほども言いましたが、歯周病の原因は細菌による感染です。つまり、原因となる細菌を減らすことができなければ歯周病を治すことは難しいんですね。ですから、当院の歯周病治療は細菌に対してアプローチをしていくことを大切にしています。まずは歯石を取り、顕微鏡を使って口内細菌を実際に目で見ていただきます。歯石はただの汚れではなく、実は細菌の住処なんですよ。実際に見るとびっくりされる方がとても多いです。細菌の種類を特定したら、その細菌に対して適切なアプローチをしていきます。もちろん、おうちでしていただけるケアの方法もお伝えいたします。歯磨きだけでは治らないと言いましたが、正しい歯磨きは健康な口腔を維持するための基本なので覚えてもらいます。症状が落ち着いたら、もう一度細菌検査。治療前と治療後のデータを比べれば、ごまかすことなく治療の効果がわかります。

10年後の未来に恥ずかしくない歯科医師をめざす

歯科医師を志したのはなぜですか?

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大学受験を控え自分の将来を考えた時、両親が薬剤師だったこともあって医療系を意識しました。ファッション系の仕事に憧れたこともありますが、僕はすごく器用だったんですよ。細かい物を作るのも得意だったし、模写のようなものも得意でした。例えば書道は、お手本を見ながら書くでしょう? そういうのがすごく得意で、展覧会の時期に書道部でもないのに呼び出されて書かされることもあったんです。そんなふうに自分の器用さを認めてくれている人がたくさんいたので、何かしら医療系をめざすとなったとき、自分の器用さを生かすには歯医者がいいのではと、完全にイメージで選びました(笑)。でも、口の中の作業というのは本当に繊細で、何ミクロンの世界で仕事をするので、今になってみれば天職だったなと思います。

めざしている歯科医師像はありますか?

今、歯医者さんってすごくたくさんあるじゃないですか。どこに行くかはある意味、患者さんが選べると思うんです。合わないなと思ったら変えることもできる。でも、自分が選んだ歯医者が本当にいい歯医者なのかというのは、患者さんにはなかなかわかりにくいんじゃないかなと思うんですよ。だから僕は自分のところに来てくれた患者さんに、本当の意味でいい治療をしたいと思っています。その治療の結果はその時にわからなくても、何年もたって出たらいいと思うんです。前に治療したところ再発しないな、壊れてないな、と時間がたって気づく。そういう治療のできる歯科医師でありたいですね。

最後に今後の展望を教えてください。

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開業して13年たち、過去の治療の10年後の経過も確認することができるようになって、改めて感じることもあります。これからも未来の自分に、患者さんに、恥ずかしくない治療を提供できるようにしていきたいです。それから、今、当院にも若い歯科医師やスタッフがたくさんいます。彼らの医療人としての人生に良い影響を与えられれば、より良い治療を多くの人に受けてもらえるようになるはずです。一人でも多くの方に正しい知識で良い医療を提供できるように、そして気軽になんでも話してもらえるかかりつけ医となれるように、頑張っていけたらなと思います。「自分の歯だったらどうしようかな?」と考える歯科医師やスタッフに見てもらいたいなと思ったら、ぜひ足を運んでくださるとうれしいです。

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