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徳岡 修 院長の独自取材記事

徳岡デンタルクリニック

(箕面市/彩都西駅)

最終更新日:2019/08/28

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「その患者にとって何が最善かを考え、自分が歯科の専門家としてできるベストな治療を提供したい」。そんな熱い思いを胸に、1999年に箕面でクリニックを開院し、地域の患者のニーズに応え続けている「徳岡デンタルクリニック」の徳岡修院長。日本歯科放射線学会歯科放射線専門医である徳岡先生は先端技術に造詣が深く、パノラマ撮影装置の開発にも携わった経験をもつ。研究・開発は現在もなお継続中で、撮影装置の話をする時の徳岡先生の表情はとても生き生きとしていた。治療のこだわりや注力している予防歯科の重要性、患者との接し方など、多岐にわたり話を聞いた。
(取材日2018年2月9日)

研究・開発で培った知識と技術を地域医療で生かす

箕面で開業されたのはなぜですか?

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箕面は豊かな自然に恵まれ、社会的インフラ、教育、医療が整った、生活環境の良い町です。母校の大阪大学にも近い上、箕面なら私が実践したい歯科診療が実現できるのではないかといった思いもあり、開業の地に選びました。私がめざす歯科診療とは、目先の利潤や制度的なルールに縛られるのでなく、歯科の専門的観点から見てベストな治療を提供するというものです。人間が人間らしく生きるために必要な社会共通の財産は、専門家の判断に基づいて維持されるべきという考え方は、経済学で「社会的共通資本」と呼ばれるものですが、私が歯科の専門家として考える一番良い歯科診療を、この箕面でかたちにしたいと考えました。

歯科用の撮影装置の開発に尽力されたそうですね。

私は昔から研究者気質といいますか、探求心旺盛で、多方面にわたって興味のある分野の知識を深めていくのが好きでした。中高生の時は地質学や自然科学、大学時代は量子力学や一般相対性理論について懸命に勉強し、担任の先生に「物理が好きなら放射線科に進むのはどうか」と勧められ、歯科放射線科を選択しました。その頃はまだエックス線の撮影装置がデジタル化されていなかった時代で、私はパノラマエックス線装置をデジタル化する研究を始めました。パノラマの原理を研究した論文を発表して博士号を取得し、その後そのパノラマ撮影の原理をもとに、歯列、顎骨、上顎洞が1枚に写るパノラマ断層撮影装置の開発に至りました。それまでの撮影装置では画像が不鮮明でしたが、この装置が誕生したことでよりシャープな検査画像が見られるようになりました。その後もパノラマ原理とCTの原理を組み合わせたパノラマCT撮影装置を開発し、当院でも使用しています。

研究や開発を経て、今の診療に生かされていることはありますか?

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診療と研究開発を並行して行う生活でしたので、製品化するまでは苦労もありましたが、そこで得た結果を患者さんに還元できるのは、本当に喜ばしいことです。矯正歯科の先生からは、顎関節の画像が鮮明に映る装置は矯正治療において有用だと、とても喜ばれました。また歯科放射線科では、歯科疾患の治療だけでなく、腫瘍、炎症、顎関節、唾液腺など、さまざまな症例の読影、診断を専門的に行ってきましたので、そういった病気を総合的に診る技術は、現在の診療でも大いに役立っています。クリニックでは一般的な虫歯や歯周病の治療以外に、審美歯科、インプラント、顎関節症、歯科用CTを用いた難治性根幹治療など、幅広い診療に力を入れています。

気持ちに寄り添い、最善と思える治療を提供

治療のポリシーを教えてください。

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私がパノラマ断層撮影装置の開発に情熱を注いだのは、より精度の高い歯科治療を提供する上で、この装置はなくてはならないものだと確信していたからです。最初はメーカーの担当者も半信半疑で、なかなか本腰を入れて試作品を作ってくれませんでしたが、とにかく研究に没頭し、全身全霊で取り組んだ結果、念願の実用化を果たすことができました。何事にも一途に取り組む姿勢は、今の診療スタイルでも変わりませんが、ただ私が一生懸命やり過ぎることが、かえって患者さんのご負担にならないようには気をつけています。長時間の治療は患者さんを疲れさせ、怖いと感じる場合もありますので、集中力が必要な治療の際にも常に患者さんの様子に気を配りながら、不安を感じさせない治療を心がけています。

患者さんと接するときに意識していることは何ですか?

診療中は、「ビスポーク(bespoke)」を意識しています。これはオーダーメイドという意味で使われる言葉ですが、直訳すると「語ってもらう」となり、イギリスのテーラーがお客さんと話をしながら趣味嗜好を感じ取って、その人に合った洋服を仕立てていくことに由来しています。歯科診療においても主訴の内容だけで治療するのではなく、患者さんと会話をしながら、その方の生活環境や考え方、どのようになりたいのかを理解して、口腔内の専門家である歯科医師が最善の治療法を提案するオーダーメイドな歯科医療をめざしたいと考えています。また、ユーモアで人を笑顔にすることも忘れずに、地域医療に携わっていきたいですね。

国内外の歯科技術や哲学を積極的に学ばれていますね。

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そうですね。積極的に新しい技術や機器の知識を取り入れて、良いものは提供していきたいと考えています。例えば2年に一度、歯科関連の機器などの大規模な展示会がドイツで開催されているのですが、それを見て回れば世界の歯科治療の流れをつかみ、開発に至った歯科哲学を学ぶことができます。メンテナンスについても新しい技術が開発されて、新しい治療やケアの方法が考案、実践されています。当院は、地域にあるクリニックですが、広い視野を持って世界の歯科治療の新しい情報を取り入れ、先進的な治療を実践していると自負しています。

全身の疾患にも関わる歯を、メンテナンスにより守る

予防歯科に力を入れておられる理由をお聞かせください。

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どれほど治療技術が進化しても、元の歯とまったく同じようには戻せません。だからこそ、歯を悪くしないために、予防やメンテナンスに力を入れています。一番のメンテナンスは歯石が付かないように自分で行う歯磨きですが、自分では取れない汚れや歯石の除去など、詳細なメンテナンスが必要な場合は、歯科に来てもらい対応します。目安としては3ヵ月に1度、美容室に通うような感覚で定期的にメンテナンスを受けていただくことで、健康な歯を守っていくことができます。最近では、当院でもメンテナンスで通う方が増えてきており、とてもうれしく感じています。この辺りは高齢者の方も多いエリアです。虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎を防ぎ、健康な生活をサポートすることも、私たち歯科医師の役目だと思っています。

ホームケアとして推奨している歯磨きについて教えてください。

歯間ブラシを使わずに、1列のブラシから、2列、3列と使って磨いていくことで歯周病を予防する歯磨き法を取り入れています。歯間ブラシを使うと、歯と歯茎の間に隙間ができ、食べ物が詰まりやすくなってしまうこともありますからね。最近はスイス製の歯ブラシを推奨しています。通常、歯ブラシはナイロン製なので水を含んでふやけてしまい、また、コシがないのであまり細くすることができません。一方、当院で勧めている歯ブラシはポリエステル製なので水を吸わず、耐久性に優れているので2〜3ヵ月程度持ちます。毛を細く作ることもできるので、1本の歯ブラシに5千本もの極細ブラシが植わっており、磨くと気持ち良いんですよ。歯と歯茎を一緒に小さな円を描くように磨くことで歯周病予防につながります。当院では衛生士による歯磨き指導もしっかり行っております。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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口は消化器の入り口で、さまざまな症状が起こりやすい部位です。また、口腔内の状態は全身の健康に大きく関わっていて、糖尿病などの生活習慣病や循環器の病気が、歯のケアによって改善されるともいわれています。飽食の時代といわれる今日、日本人は長生きになりましたが、食生活の変化によって虫歯や歯周病になりやすい環境になりました。これからの歯科医師は、予防や全身の健康管理を視野に入れた歯科診療が求められると考えています。治療が遅れたり、治療を中断してしまった状態で放置したりすると、歯はますます悪くなってしまいます。当院は患者さんの気持ちを優先して、納得のいく治療をモットーにしていますので、歯科医院に苦手意識があり、痛みや不快感があるけれど我慢しているという方は、ぜひ相談してください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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