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福地 康生 院長の独自取材記事

福地歯科医院

(枚方市/牧野駅)

最終更新日:2019/08/28

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京阪本線・牧野駅から徒歩3分にある「福地歯科医院」は、根管治療に力を入れるクリニックとして2003年3月に開業。「抜歯しない」ことを最良とする傾向が強まる昨今、福地康生院長は将来的な口腔内のコンディションを考慮した診断と、そして患者への説明を最も重要な課題と捉え、日々治療にあたっている。自らも講師を務めるスタディーグループ「JIADS」などで得た知識と技術を用い、歯1本1本だけを診るのではなく、口腔内全体を診てプランニングし治療方針を決定する。謙虚かつ誠実な福地院長に、開業までの経緯、根管治療に対する考え方、歯科医師としての在り方、今後の展望など幅広く話を聞いた。
(取材日2019年3月4日)

「診断と説明」に重きを置いた根管治療に注力

開業までの経緯、現在の患者層を教えてください。

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母の弟が実家の横で歯科医院を開業しており、私の実弟も歯科医師という環境でしたので、私もいずれ独立しようと決めていました。岩手医科大学歯学部を卒業し大阪の歯科医院に勤務中、引退される先生が歯科医院を引き継げる人を探しているというお話があり、ご縁があって継がせていただいただんです。現在の患者層はクチコミ、ご紹介でいらっしゃる患者さんが9割。ご家族や友人、知人と横のつながりで患者さんが増えています。またこの地域に住んでいない方でも帰省時にご来院いただいたり、海外から来ていただいたりとさまざまですね。

根管治療に力を入れていると伺いました。

根管治療をきっちりと行ったならば、従来なら抜かなければならなかった歯を残すことができると考えられる一方、世の中の流れは「とにかく残す」傾向となっています。私は抜くか抜かないかではなく、残せる歯はしっかり残す、残せない歯は早めに抜くという的確な診断こそが重要だと考えています。例えば「根管治療をしてもこの歯は保てない」「歯を残すことによって将来的にほかの歯に影響が出てくるので抜いたほうがいい」という判断をした場合、その理由をわかりやすくしっかりと説明し、患者さんに納得してもらった上で、どう治療していくかを選択していただいています。実際には治療してみないとわからないケースもあるため「やってみないとわからないし、やってみて駄目なら抜かないといけない」ということも正直に伝えます。

患者さんへの説明に重きを置いているのですね。

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私が治療したから100%うまくいくわけでは絶対にないし、駄目なことやできないこともあるので、その説明は当たり前のことだと思います。例えば治療継続中の段階でも、患者さんが「話を聞きたい」と言うのであれば、その日は治療を中断して説明させていただきます。初診であれば基本的にすぐに治療に入ることはせず、1回目は説明と基本的な処置を行います。ただ痛みが強くて早急な処置を希望される場合は、大まかに説明してすぐに治療を開始します。その代わり次回に詳しい説明をきっちりと行います。そこは臨機応変に対応させていただいていますね。

謙虚にしておごらず。歯科医師として日々研鑽を積む

歯科治療のスタディーグループの講師を務めていると伺いました。

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私が所属するスタディーグループ「JIADS」は、尊敬する先生方が長年の臨床経験を通して気づいたことや学んだことを共有し、歯科治療の質向上に生かすための歯科医師向けスタディーグループです。大学で習わなかったことを教えてもらい、さまざまな考え方を変えていただきました。また、以前は口腔内の一部分しか見えておらず歯を単独で見ていたけれど、「この歯を残すことはできても全体の噛み合わせを考えると残すメリットはあるのか」など全体を見ることができるようになり、口腔内をトータルプランニングできるようになったと思います。現在は私自身も講師を務めていて、これまでに得た経験などを伝えていきたいという思いで参加しています。このほか、セミナーへの出席など先進の知識や技術を習得できるように日々勉強しています。

先生には謙虚・誠実という言葉が似合いますね。

学生時代に、父から「肩書に左右されることなく、一人の人間として見た時に、どれだけの人がお前のそばにいるか」と言われたんです。歯学部の学生は大学入学から“歯科医師になる”という将来がある程度決まっていますよね。歯科医師は「先生」と呼ばれる仕事。でも「先生」と呼ばれたからといって自分が偉いわけではありません。父の言葉もあって人として当たり前の態度を取りたいと思ってきたし、実際、私がこれまでお世話になってきた先生たちは偉ぶることもなく真摯に患者さんのための治療をされている方ばかり。そういう人の周りには自然と人が集まってくるし、私もそうなりたいと思っています。ただこの仕事は治療の技術も含めて人と比較するものではなくすべて自分次第。自分がどれだけ研鑽していって、自分がどれだけできるか、ですね。

歯科技工士との提携で、精度にこだわった補綴治療を実践しておられるとか。

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当院は歯科技工士の山本眞さんのラボと提携しています。以前、勤務していた歯科医院で取引があったご縁で、私が開業する際にお声がけしました。国内外で活動されている山本さんですから、てっきり断られると思っていたのですが、ご快諾いただき、患者さんのお口にぴったりフィットする詰め物・かぶせ物をご提供できています。長期的に口腔内を良い状態で持たせるためには、虫歯の治療や歯周病の予防などもそうですが、まずはかぶせ物がピタッと入ることが絶対条件。そこは手を抜けません。ですから、こちらから「こうしてほしい」とラボに希望はしっかり伝えています。ラボ側からしたら「うるさいクリニックだな」と思われているかもしれませんね(笑)。

口腔内トータルプランニング強化に向け矯正も勉強中

穏やかで優しい先生のもと、スタッフさんたちも働きやすそうですね。

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現在は常勤3人、非常勤1人の計4人のスタッフがおり、患者さんに接する際は「話をきちんとしてほしい」と伝えています。例えば歯のメンテナンス一つでもきちんとできているところとできていないところをしっかりと患者さんに説明し、指導してくれていますよ。当院は少数精鋭ですから「一歩先を考えて行動」が基本。指示が出てから動くのではなくて「この処置をしているのなら次の処置はこれ。だからこの器具を用意しよう」と一人ひとりが自発的に考えてスムーズに動いてくれています。人数が少ないので「誰かがやるだろう」「誰がやるの?」というスキがないので、かえって楽ですよ(笑)。私の考えを理解して、頑張ってやってくれています。

今後、力を入れていきたい取り組みなどはありますか?

矯正に力を入れていきたいと思っています。実は自分の中で矯正が苦手な分野で、これまでは他院やほかの先生をご紹介してきましたが、患者さんによってはご紹介先まで行くことができない人もいるんです。そのため、当院でもできる範囲でやっていこうと勉強を始めました。口内をトータルで診断できるスキルが身につき、ここを矯正したほうがいいだろうという判断ができるようになったこと、そしてマウスピース型装置を使った矯正など新たな技術も出てきて、矯正専門の歯科医師でなくてもできることが増えたこともきっかけになっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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歯科医院を選ぶ際、まずは一度来院して治療内容を聞いてご自身が納得できるかどうかをしっかりと見極めたほうがいいと思います。例えば最新機器がそろっている、顕微鏡がある、CTがあるから良いのではなく、自分の症状はこうで、どういう治療になるかを相談して、その治療方法に納得してから行く。それがないまま通院することが、トラブルのもとになっている可能性があると私は考えています。先ほどもお話ししましたが、当院では緊急の場合を除いて初診では説明と基本的な処置のみ。患者さんが状況を理解し納得してから治療に進みます。もちろん1回で納得してもらえるとは思っていないので、場合によっては2回でも3回でも、大事なことは何回でも説明させていただきます。不安や疑問があればその場で歯科医師に相談し、納得してから治療に進んでほしいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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