久保 達也 院長の独自取材記事
久保デンタルクリニック
(東大阪市/荒本駅)
最終更新日:2026/07/13
近鉄けいはんな線の荒本駅3番出口から徒歩1分という場所にある「久保デンタルクリニック」。扉にだけ赤を効かせ大きなガラス窓を配したデザインが、コンクリート打ちっ放しのスタイリッシュな外観を印象づけている。2007年の開業以来、地域でナンバー1といわれるような歯科医療の提供をめざしてきた。「歯の健康を保つことは生命と財産を守ることに直結している」と話す久保達也院長のもとには、企業や大学などから歯の大切さをテーマとした講演依頼が続々と寄せられているそうだ。「歯を失うのは甘い物好きだからでも、遺伝でも、年のせいでもないんですよ」と語り、口腔内の健康のために情報発信を積極的に行っている久保院長に、診療への想いや理念など、さまざまに話を聞いた。
(取材日2018年2月1日)
歯についての正しい理解が健康と財産を守る
歯の健康増進・維持に力を入れているそうですね。

そうなんです。患者さんの口腔内の状況を知るために、精密な検査を行っています。検査は保険適用内で受けてもらえます。歯周ポケットを測ったり、レントゲンで骨の状態を確認したり、噛み合わせの状態も撮影して診査していきます。それは虫歯などの治療を目的とした検査ではなく、歯を守っていくために、自分の口の中の健康に対して理解してもらうことを目的として行っています。根本的な理解に至らないと、痛い時だけ歯科医院に行って詰め物をして治ったと皆さん思ってしまうのです。なぜなら、将来的に歯を失うリスクのある口の中の根本的な環境が改善されない限り、治ったことにはならないと教わってきていないからです。
虫歯や歯周病を生じさせない口腔内の環境づくりが肝心なのですね。
スウェーデンでは20歳までの間に、医療機関や学校で自分の体を守る知識を身に付ける教育が行われていますので、国民は歯の大切さについても十分理解しています。そして、歯の健康のためにすべきことを実践することで、80歳以上の方でも26本前後の歯を残せているそうです。例えば、80歳の時に自分の歯が9本残っていれば多いほうだという意見があるような日本とは比較にならないほどの違いが生まれています。ですから私は、患者さんの歯が残っているうちに、スウェーデンで行われているような予防法を習慣として取り入れてもらえるように、しっかり説明して指導していくことに重点を置いています。歯の磨き方は指導を受けた人とそうでない人とでは違ってくる印象がありますから、予防歯科において重要なポイントの一つです。
口の中が悪くなる主な原因は何なのでしょうか?

私の経験では、虫歯・歯周病・噛み合わせが主な原因となると考えています。自己流できちんと磨けていない、定期的にプロのメンテナンスを受けていない、虫歯になりにくくするための薬の塗布もしていないなどの状態では、虫歯の治療をしたところがまた虫歯になってしまうこともあります。それはすなわち、小さな詰め物が大きな詰め物になり、次は歯を削って神経を取るに至り、その次は抜いてブリッジにしたり入れ歯にしたりと、ずっと治療が続いていく流れを決定づけてしまうことにもなります。私は一人でも多くの患者さんが、そうした歯を失うサイクルに陥ることなく自分の歯を守れるように、アドバイスをしていくことを使命にも感じています。
院内の環境にも配慮し、感染防止の滅菌も徹底
患者さんの層は小さなお子さんからお年寄りまで幅広いですね。

さまざまな世代への対応が必要ですから、診療対象は全般です。初めての患者さんは何かトラブルがあって来院される方がほとんどですので、その症状をなくすことをまずは望まれますが、歯についてアドバイスをしていき、理解されると意識が変わってこられます。ですから、まず患者さんの抱えているトラブルからどのようなリスクにつながっていくのかを説明します。また、噛み合わせやインプラント治療も行っています。インプラント治療についてはリスクもありますので、丁寧に説明した上で患者さんに治療を行うか選んでいただく診療スタンスです。あと、お子さんの来院も多いので、子どもの歯を守るためのブラッシング指導やお手入れを行うキッズクラブも立ち上げています。
院長の常に学ぶという姿勢はスタッフにも影響しているようですね。
みんな向上心が高く、歯科衛生士は歯のクリーニングの技術を磨いてきました。歯科衛生士の指導を行う講師にも来てもらっています。また、歯科衛生士の求人を出して、面接をして採用するのも、歯科衛生士本人たちが行っています。新人を教えるのはそのすぐ上の先輩ですので、実際指導役となるスタッフが面接を担当して採用を決定し、責任を持って育成に携わっていくのです。高い水準の歯科医療を提供していくには、やはりチームワークが不可欠ですから、上から下へというトップダウンの体制ではなく、みんなでチームを作り上げていきます。あと、歯科医療において同じ方針を持つ他院との情報共有も行い、勉強のためにスタッフを見学に入らせてもらうこともあります。お互いに切磋琢磨できるいい関係を外部と築くこともスキル向上に役立っていますね。
設備にもこだわりがうかがえます。

消毒・滅菌に関しては特にこだわって、世界基準の物をそろえています。衛生設備も時代とともにどんどん新しく改良され、性能が上がりました。一番コストがかかる設備でもありますが、安全で清潔な環境を備えるのは当然だと思いますので、高い水準の機器を導入しています。スタッフたちが自分の家族を安心して紹介できるクリニックであるためにも、衛生管理を徹底しています。そして治療においても、質の高い進んだ医療を提供できるように、先端の機器を積極的に取り入れてきました。
健康寿命にも関わるからこそ早めのメンテナンスを
なぜ歯科医師を志されたのですか?

父は内科の医師でこの地で開業していました。その姿を見て育ったこともあり、人のために役立てる仕事をしたいという思いはずっとありました。歯科の道へ進んだのは今も先輩として慕う医師の影響です。最初は口腔外科を専門に選びましたが、罹患した患者さんを診療する受動的な関わり方だけでなく、患者さんの健康のために自分から発信していく一般診療に携わりたいと思うようになりました。そして口腔外科とはまた異なる、一般診療における的確な診断力・確かな技術力を身に付けるために勤務医として研鑽を積みました。開業にあたってこの地域を選んだのは、やはり生まれ育った地元に歯科医療で貢献したかったからです。患者さんの歯を守ることは、その人の生命・人生・財産を守ることに直結すると考え、私は歯の大切さを伝える診療に時間をかけています。
プライベートはどのように過ごされていますか?
休診日は勉強会に出ていることが多いのですが、たまの休みにはゴルフやスキューバダイビングを楽しんでいます。高校・大学とテニスをしていて、体を動かすことが好きなのでジムにも行きます。ダイビングは昨年から本格的に始めて救助のスペシャルティーライセンス、レスキューダイバーの資格も取得しました。潜りに行くお気に入りの場所は沖縄の離島やタイのサムイ島です。海がきれいで魚が多い穴場スポットにダイビングのガイドをしている友人が連れていってくれるのです。いいリフレッシュになりますね。
今後の展望について聞かせてください。

医療の進歩により平均寿命が延びた今ですが、健康寿命が比例しているとは言い難いですよね。元気な長生きのために、私は口の中から全身の健康をサポートしたいと思っています。多様なアプローチがありますが、例えば高齢の方の噛み合わせへの配慮も大事です。噛み合わせがずれてくると、奥から歯がなくなってきて、前歯でごはんを食べるようになってくる方が多いです。でも前歯ではちゃんと噛めないから、噛む刺激が脳に伝わることで満腹になる満腹中枢に信号が届きにくいです。満腹感を得られないと、うな丼・天丼・ラーメンなどの高カロリー、高炭水化物を多く取るようになりがちで、慢性疾患を抱える原因になってしまうことも。そうしたリスクを負わない歯の健康のために尽力して、皆さんに幸せな人生を送ってもらいたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/50~60万円(1本あたり)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

