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山本 勝史 院長の独自取材記事

かみデンタルクリニック

(大阪市平野区/加美駅)

最終更新日:2019/08/28

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大和路線加美駅から徒歩3分、れんが色の洋風建築が特徴的な「かみデンタルクリニック」。院長の山本勝史先生は10年前に現在の場所に開業し、以来豊富な経験に裏打ちされた診療技術で患者からの信頼も厚い。「虫歯治療」と聞くと、痛い、怖いといったネガティブな印象を持つ人がまだまだ多いが、院内は清潔感にあふれ開放感のある内装で、患者の不安な気持ちを和らげてくれる。山本先生の信念として、個々の症状の処置のみで終わらず、高齢になっても患者本人の歯を生かしてしっかり噛める健康な歯をめざしていく。「ただ悪いところを治すだけではなく、その原因を突き止めて根本から治療することを心がけています」と話す山本先生に、歯の噛み合わせの大切さについて聞いた。
(取材日2017年10月11日)

プロフェッショナルをめざして歯科医師の道へ

歯科医師を志すようになった理由は何ですか?

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身内に医療関係者がいたということが最初のきっかけでした。母方の叔父兄弟が一人は医師、もう一人が歯科医師でした。その関係で医療関係の仕事に親近感を感じていたので、自分もそういった方向に進みたいと考えたのがもともとの理由です。自分の性格として、一般企業に勤めて給料をもらうよりは、プロフェッショナルとして自分で仕事を始めるほうが自分に合っていると考えていました。社会的に意義のある仕事をしたいという気持ちも心の中にありましたね。

志望校として九州歯科大学を選択したいきさつを教えてください。

大阪以外の大学に行ってみたかったというのが一番の理由ですね。地元の大阪で小さい頃からずっと育ってきたので、大学はどこか大阪以外の場所にある学校にしたいという気持ちがあったんです。心のどこかで一人暮らしに憧れていたのかもしれません。第一志望は国公立の医学部でしたが、センター試験が終わってから国公立の歯学部も検討し始めました。試験の結果から判断して、自分の成績に見合った大学はどこかと考えたときに、最終的に絞られたのが九州歯科大学だったので、この大学に入学することにしました。

入学後、どのような大学生活を送りましたか?

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振り返ってみると、実際の大学生活はとても自由に過ごしたという記憶が残っています。苦しかった受験時代も終わり、大阪から離れて新天地で一人暮らしも始めたので、大いに開放感に浸って自由な大学生活を楽しみました。福岡という土地も非常に暮らしやすい場所で気に入りましたし、大学自体も単科大学だったのでこぢんまりしていて周りの人たちとの関係も密で良かったと思います。一方、クラブ活動は中学時代にハンドボール部に入っていたので、その流れでバスケットボール部に入りました。サークルのような軽いものではなく本格的に力の入ったクラブだったので、シーズン中は遊ぶ時間も限られましたが、真面目に練習をこなして大会にも積極的に参加していましたよ。

自分が考える良い治療を患者に提供するために開業

大学を卒業してから、どのように経験を積まれたのですか?

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卒後1年目は大学の先輩との縁で勤めた病院だったのですが、そちらで現場の経験を積みながら文献を読んだり勉強会に参加したりして知識を吸収していきました。大学時代を楽しみ過ぎた分を取り戻す「リハビリテーション期間」のようなものだったと言えるかもしれません。だんだんと知識と経験が付いてくると、勉強会で学んだ内容と現場でやっていることとの間に食い違いが出てきて、さまざまな疑問が湧いてきました。そうした疑問を自分なりに解決しようと努力していた時期でしたね。

以後、勤務医師として働いたことで得たものはどんなことでしょう。

周りの状況に流されず自主的に学ぶ習慣が身に付きましたね。私の場合は特定の考えの先生だけに学ぶということはなく、さまざまな勉強会や本で勉強したり調べたりした多くの知識をまとめ上げて、現場での治療に応用して確かな技術、知識を身に付けていくといった方法を取っていました。2年目から勤めた松原市の歯科医院では、単に診療を次から次へと事務的にこなしていくのではなく、自主性と責任を持って、一人の患者さんを最初から最後まで担当できることが出来たので、通算5年の間じっくりと勉強をすることができました。

開業に至る経緯はどのようなものでしたか?

3つ目の病院での経験が開業に至るきっかけになりました。もともといくつかの歯科医院に勤めて経験を積んでから開業しようと考えており、確かな技術を学ぶために3つ目の病院は大阪からはるか遠くの福島県で勤めることにしました。当時僕が熱心に参加していた勉強会で出会った先生の診療所で、その勉強会の内容をしっかりと学びたいという気持ちがあったからです。しかし実際勤めると、現場では勉強会の内容がすべて実践されているわけではなく、大きな違和感を感じました。そして、自分が考える良い治療を患者さんに提供するには開業するしかないという気持ちが強くなり、大阪に戻って開業することにしたのです。

開業当初を振り返って思うことはありますか?

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目立つような看板を掲げず開院したのでクリニックのことが近隣住民に知られておらず、患者さんが来てくれるかどうかということに一抹の不安を持っていました。しかしながら、われわれ歯科医師は自分の行う医療の結果で判断されます。自分の信じる診療を信念を持って地道に続けていくことが結果につながると考えていました。「こうすれば患者さんが増える」といった手法もあるとは思いますし、痛みをとめるためにその場限りの虫歯の治療を数多くこなすことも可能ではあります。しかし、私の場合はそういった小手先のテクニックではなく、歯の健康を保って自分の歯でしっかり噛めるということに特化して治療を行い、それがクチコミで伝わって患者数が増えてきたことで、これまで続けてこれたのではないかと思っています。

咬合を重視してしっかり噛める歯になるよう治療する

診療の際に気を付けていることはありますか。

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常にベストなパフォーマンスを発揮することですね。自分の体調をベストにしておくこと、患者さんにベストな治療を考えて提供することを常に考えています。具体的には、毎日診療開始の1時間前に来て、その日に治療する全員の患者さんの資料に目を通して、治療の計画を立てています。また、以前は19時30分まで診療してましたが、それだと時間が長くなるので最後の方はベストなパフォーマンスが発揮できません。患者さんのためにより良い治療を提供したいとの思いから18時30分までとしました。患者さんには、ご理解をいただければと思っています。

治療で最もこだわっていることは何ですか?

医療をするうえで最もこだわっていることとなると「診査診断」ですね。つまり病気の原因を追究することです。痛みがあっても痛みの原因を間違えると誤った治療がされてしまいますから。逆に原因を除去出来れば病気は治っていきます。医療は診断が一番だと考えます。治療でのこだわりは「咀嚼の回復」です。わかりやすく言うと何不自由なく食物を噛める歯の状態にするということです。1本の歯の治療ではなかなか大きな違いはわからないのですが、1本の歯の不適切な治療によって、次第に全体の噛み合わせがおかしくなることがあります。ですから、1本の歯にこだわった治療が必要なのです。当然歯がなくて噛めないなら、入れ歯などでしっかり噛めるようにします。他には子どもの矯正ですね。当クリニックでは歯並びをきれいにするというより、噛み合わせを良くするという目的で子どもの矯正を行っています。

これから歯科治療を受けようと思っている患者に伝えたいことはありますか?

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歯の健康に関して言えば、自分の歯を壊すことなく健康に保ち続けていくことが一番です。しかし、不幸にして虫歯で歯が悪くなったり、歯周病で歯が失われたりしたときに、われわれ歯科医師がかぶせ物や入れ歯といった人工物で修復をするわけです。しかし、その人工物の精度いかんで体全体の調子が悪くなったりすることもあることを知っていただきたいと思います。口の中というのは全身とつながっていて、健康や正しい姿勢を保つためにも噛み合わせはとても大事なのです。当クリニックは治療が必要な患者さんには最適な噛み合わせになるように治療するとともに、健全な歯なら安易に歯を削ることもしませんし、メンテナンスによりしっかり歯周病を予防していくことをお伝えしています。自分の歯を保つことが最も大切なことだからです。患者さんにはそうした歯に対して日頃から意識をしてもらいたいですね。

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