全国のドクター8,725人の想いを取材
クリニック・病院 161,529件の情報を掲載(2019年12月07日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市平野区
  4. 喜連瓜破駅
  5. あづみハッピー歯科医院
  6. 安積 中 院長

安積 中 院長の独自取材記事

あづみハッピー歯科医院

(大阪市平野区/喜連瓜破駅)

最終更新日:2019/08/28

152395

大阪市営地下鉄谷町線・喜連瓜破(きれうりわり)駅より徒歩3分にある「あづみハッピー歯科医院」。院長の安積中(あづみ・なか)先生は、何よりも「庶民感覚」を大切にしながら、患者へ丁寧な説明と保険診療を基本とした治療を提供している。患者が子どもの場合、初めての歯科治療で怖い思いをし、それがトラウマとならないよう、徐々に治療に慣れさせ、緊急を要する場合以外は子どものペースに合わせて治療を行う。子ども好きで、また人と話しをすることが大好きだという安積院長は子どもから高齢者まで、楽しい会話で患者を和ませてくれる。そんな安積院長に、開業の経緯や医院の診療理念などの話を聞いた。
(取材日2017年7月25日)

偶然の出会いが運んでくれた開業のきっかけ

平野区で開業された経緯をお聞かせください。

1

平野で開業してから15年がたちました。開業前は、他府県で、ある企業が運営する歯科医院の院長をしていたんです。大学を卒業して5年目、たまたま「院長募集」の案内を見つけたのがきっかけでした。僕の家は親が医者の家系ではなかったので、その募集を見て「チャンス」と思って応募したところ、ハングリー精神が評価されたのか、採用され、院長になったんです。ところが実際に働いていくと、企業と僕のめざす方向性に食い違いがあることに気付き、結局僕はその歯科医院を辞めることになりました。開業することを考えたのですが、当時の僕には独立するための資金がありませんでした。自力で開業するにはどうしたらいいのか、悩んで銀行に相談しても、融資してくれるところはありませんでしたね。

その後、どのようにして開業まで至ったのですか?

まったく融資をしてもらえる見込みもなく、困っていたときに、ここが居抜きで売りに出ていたんです。売主さんは歯医者さんの奥さまで、ご主人が病気で亡くなられたので、歯科医院だったこの場所を売りに出しているということでした。奥さまから「主人の思いの詰まった医院。できれば開業資金がなくて大変な方に、安価でお譲りして使ってもらいたい」という話を聞き、僕の生い立ちや開業への思いを語ると、奥さまが興味を持ってくださいました。結局、何人かの希望者の中から最終的に僕が選ばれ、ここを譲っていただくことができたんです。この出会いがなければ、開業するのは難しかったでしょう。本当に感謝しています。

子どもの患者さんも多いようですね。診療の際に心がけていることはありますか?

2

やはりお子さんは怖がりますので、1回目の治療はとにかく無理しないことですね。虫歯を見つけてもいきなり削ったりはしません。緊急の処置が必要な場合を除いて、少しずつ慣らしながら治療するようにしています。小さい時に初めての治療で体を押さえ付けられ、それ以来歯医者が怖くて苦手になったという人が大勢いるんです。無理をして、そのお子さんが一生歯医者嫌いになってしまってはかわいそうですからね。中には忙しいから一度にできるだけ治療してほしいという親御さんもいますが、最初が肝心なので、よく説明しながら慎重に対応しています。

庶民派の歯科医師として、患者に寄り添うことを大切に

先生は歯科治療に対してどのような理念をお持ちですか?

3

僕は、20歳までずっと風呂なしのアパートに住んでいました。収入は決して多くない家庭で育ちましたので、学校も大学まですべて国公立でした。だから子ども心に、わが家ではいろいろなことにお金はかけられないというのを、よくわかっていたんです。そういう環境で育ってきたので、患者さんの歯にかぶせ物などをするとき、「保険の治療でもできるけど、少々お金はかかる自費診療の歯にしたら」と勧めたりする場面を見ると、少し違和感を感じることがあります。皆さん、できることならそうしたい。だけど、簡単にそれができないから大変なんですよね。だから僕は、保険外の治療で高いお金を請求されるんじゃないかと心配されている患者さんを見ると、「保険で大丈夫ですよ」と声をかけます。ただ、素材によっては何年かすると変色したり欠けてしまうことがあるので、「その時はまた相談しましょう」というスタンスで治療を行っています。

患者さんのことを思って接しているのですね。

最近では、新しい患者さんの治療が終わったら、「何ヵ月後に定期検診しましょう」と、はがきなどを送る歯科医院も多いようですが、当院ではしていません。歯科医院から「○月に定期検診に来てください」と、はがきがきたら、患者さんの中には面倒くさいと感じてしまう人もいるのではないかと思ったからです。患者さんの住所はパソコンに入っているので、患者さん全員にはがきを送ることは簡単なんですけど、「あの人はこういうの嫌いだよね」とか一人ひとり考えてしまうんですね。だから僕の医院では、それはやらなくていいかなと思っています。時代と逆行しているかもしれませんね(笑)。

歯の定期的なケアは大切といわれていますが、先生はどのように伝えているのですか?

4

虫歯は目で見ることができますし、歯が痛くなって虫歯になったと意識しやすいですが、歯周病は目に見えてわかるものではありません。だから、お口を鏡で見て「歯茎が下がってきた。なんだか歯が長くなった気がする」、そう思った時には歯周病がある程度進んでしまっている状態です。そこで皆さんにお願いしているのは「最低でも年に1回くらいは定期健診を受けましょう」ということです。僕のお勧めは、誕生月に健診を受ける方法です。この方法だと誕生月が来たらセットで思い出せるので便利なんですよ。虫歯がなくても歯周病は進んでいるという場合があるので、症状がなくても健診を受けてほしいと思います。

健康を維持するには、年1回の「定期健診」が重要

忙しい毎日、気分転換が大事だと思いますが、何か趣味はありますか?

5

実はそれが一番困る質問で、趣味がないんですよ。「お酒が好きそう」とよく言われるんですけど、ビールを一口飲んだだけで真っ赤になってしまいます。テレビで漫才を見ることが一番楽しいかな。漫才のコンテストなどを見るときは、審査員と同じ目線で見るんですよ。「今のネタは決勝用にとっておいたほうがいいのにな」とか、「このコンビは今後絶対にブレイクすると思う!」とか。もしそうなったとき、自慢したいだけなんですけどね(笑)。結局、気分転換と言っても、ストレスをためないことが一番大事なんじゃないかと思いますね。

これから医院でどのようなことに取り組みたいと考えていますか?

僕は今52歳。夢なんですが、叶うのならば60歳までは仕事をして、60歳からは僕が開業した時のように、お金がないけれど開業したい後輩にバトンを渡して徐々にフェードアウトしていきたいんです。最終的には70歳くらいで完全に引退できたら最高に良いんじゃないかと思っています。そうなったら今度はのんびり散歩でもしようかなと(笑)。だから今は、僕の眼鏡にかなう後輩を探しているんですよ。ちょっとまだ経済的に余裕がない、でも開業をめざして頑張っている、そんなハングリーな人を探しています。残念ながら、まだ出会っていません。これからが楽しみですね。

最後に読者の方へ、伝えたいことはありますか?

6

実は僕、33歳の時に内科を受診して、先生に「ギョッ」とされたことがあるんです。腫瘍らしきものが見つかったんですね。悪性だと困るからとすぐに大学病院に行ってCTを撮りました。血管腫でした。実際、血管腫にしては大き過ぎたんですが、結果は良性で一安心。でもそれ以来、年に1回は健診を受けています。だから、歯はもちろん健康に関して一番大事なのは「定期健診」だと思っています。痛みがあってもなくても、行っておくことが肝心なんです。もし何か発見されたとしても、早期なら軽い処置で済むことがほとんどですからね。僕の医院でも、開業してから今までに2人、口腔内のがんを発見しています。めったにあることではありませんが、万一に備えて健診だけは受けることをお勧めしたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access