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小野 裕貴 院長の独自取材記事

浄正橋デンタルクリニック

(大阪市福島区/新福島駅)

最終更新日:2021/10/12

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「浄正橋デンタルクリニック」は、阪神福島駅東出口、JR東西線新福島駅2番出口から徒歩1分、大阪環状線福島駅から徒歩3分という交通アクセス至便な場所にある。「歯科医師の仕事はただ悪いところを治すだけではなく、歯が悪くならないように守ることでもある」と話してくれた小野裕貴院長は、歯周病を専門とする歯科医師。豊富な経験と知識を生かし、専門性の高い治療を提供しているのがクリニックの特徴だ。すべての患者に対して「この人に自分が提供できる最良の治療はなにか?」と考えながら親身になって診療を行っているという小野院長に、歯科医師になったきっかけやこだわり、思いについて聞かせてもらった。

(取材日2020年11月20日)

人とふれあえる臨床の現場を求めて、院長に就任

浄正橋デンタルクリニック院長に就任するまでの経緯を聞かせてください。

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私は広島の出身で、大学は埼玉で卒業しました。卒業してからは歯周病科に入局し、歯周病学分野で学位を取得。大学院卒業後、臨床助教に就任して後進の指導に明け暮れる毎日でした。そのまま研究を続けたり、教育に携わるという道もあったと思うのですが、自分はやっぱり臨床が好きでした。さまざまなクリニックに非常勤で行かせていただいたり、勤務医をさせていただいたりしていても、やっぱり臨床は楽しい。いつかは自分でクリニックを持ち、実家がある広島でやるのもいいなと考えだした時に、浄正橋デンタルクリニックで院長をやらないかというお話をいただき、「新しく挑戦してみよう!」と院長就任を決意しました。

大阪や福島には、なじみがあったのですか?

それがまったくないんです。私が大阪に来たのは2年前ですので、まだまだ新参者なんですよ。この辺りは都心にも近い場所ですが、人がすごく温かくて、いろいろな人が心配してくれたり、声をかけてくれたりする街だなと感じます。私の田舎の広島もそうなので、そういう意味では生まれ育った街に近いものを感じる部分もあります。関東に引っ越した当初は自分も若かったですし、いろいろとギャップを感じることも多く、頑なに広島弁で話をしたりもしていましたが、今は「そのうち言葉の端々が大阪弁に近づいていくんだろうな」という予感がありますね(笑)。

歯科医師になろうと思ったのはなぜですか?

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実は自分が医療系に進むなんて、考えたこともなかったんです。子どもの頃は、野球をやっていたので「学校の先生になって高校野球の監督をやろうかな?」なんて考えていました。ところが実際に将来を考える年頃になった時は、世間は就職氷河期といわれるような状態で。そんな時、医師をしていた父に「一生使える免許を取るといいよ」とアドバイスをもらいました。それで、どんな時代であっても必要とされる仕事をするための免許を持っていれば、実際にその仕事に就かなかったとしても自分を助けてくれる時がくるのではと思うようになり、だったら父とは違う歯科医師がいいのではと考え、歯科医師を選びました。

その人にとって最良の治療を提供したい

仕事をしていて、一番うれしいのはどんな時ですか?

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患者さんから「ここに来て良かった!」「先生ありがとう」などと言われた時は、もう本当にうれしいですね。患者さんの前で私がはしゃぐのも変かな? と思って我慢しますが、心の中では大きくガッツポースしていますし、マスクの下では多分ニヤニヤしています(笑)。私は人に会うのも、お話をするのも好きですし、患者さんに直接会って治療をできるのも楽しい。患者さんはお金を払っているのに、そうやって感謝の言葉をくださる。だからこそ、私は良い治療をしてその気持ちに応えていかなくてはいけないなと強く思っています。

治療の際に、先生が心がけていることはなんですか?

「その人にとって自分ができる最良の治療を提供する」ということですね。患者さんはいろいろな思いを持ち、いろいろな状態で来院してくださいます。それぞれに考え方や、生活の状況も違います。ただ痛くなければいい人、見た目まできれいにしたい人、お金や時間がいくらかかっても最高のものを使って治療したい人もいれば、逆にお金や時間に余裕がない人もいます。でも、どうであれ「〜だからこのくらいしかできません」という言い訳をしてはいけないと思っています。保険のもの、自費のもの、使える材料に差はあっても、それは言い訳にはならない。材料や治療法を患者さんと一緒に選択したら、あとはそれらをどうやって最高の治療として提供するかを考えます。その部分は絶対に手抜きをしないとお約束します。

実際に治療する段階で、こだわっていることはありますか?

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行き当たりばったりの治療をしないことですね。目につくところから手当たり次第に治療をすると、一つ一つは治っていったとしても、結局はツギハギの治療になると思うんですよ。だから、治療を開始する前に、まずは検査をします。生活習慣や全身状態についてのお話を伺い、エックス線や口腔内撮影を行い、肉眼では見えない部分までしっかりと確認します。虫歯はあるか、神経や骨の状態はどうか、歯周ポケットの状態はどうかも調べます。それらの結果をもとに総合的に診断し、それから治療計画を立てます。そうすることで効率良く治療できますし、治療後の状態もより良いものになると考えています。

歯を治すだけでなく、歯を守るクリニックをめざして

特に力を入れている治療はありますか?

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私の専門は歯周病です。歯周病治療はすべての基礎となる治療だと思っています。どんなに虫歯を治しても、どんなにきれいに歯を並べても、歯周病によって歯が抜けてしまったら意味がありません。歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位といわれ、珍しい病気ではありません。しかし、長期にわたって進行する病気であり、初期の段階では痛みもほぼないため、気がついてない人も非常に多いのです。今はインプラントなど、失った歯を補うための方法がさまざまあるとはいえ、もともと持って生まれた自分の歯が体にとっては最も違和感なく、最も使いやすいものであることに間違いはありません。自分の歯を失わないためにも、定期的に歯科医院で検診をする習慣をつけて、早期発見をしてほしいなと思います。

歯医者に通うのが面倒だと感じる人はまだまだ多いと思います。

そうですね。特に、忙しい働き盛りの世代、子育て世代の方だと時間的に余裕がないということも多いと思います。でも、自分の口の中って自分ではそんなに丁寧に見ることってないですよね? それに、見られたとしても、それはあくまで肉眼で見られる範囲でのことですよね。それだけでは、自分の口の中の状態がどうなのかを正確に把握することは難しいんです。痛みや苦痛にはできる限り配慮しますし、してほしくないことや希望があれば、できる限り寄り添って治療計画を立てます。治療回数も増やさないように心がけますし、立地としても通いやすいのではないかと思いますので、まずは気軽な気持ちで来院していただければいいなと思います。

それでは最後に、読者へメッセージをお願いします。

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当院では「患者さんにできる最良のことはなにか?」を常に考えて診療することをお約束いたします。誰だって、自分の歯をなくしたくはないはずです。でも、歯科医院で痛くて怖い思いはしたくないですし、なにがなんだかわからないまま治療を進めるのは不安でしょう。だからこそ、私たちは「自分だったらどうされたいか」という基本を大切にしていきたいと思っています。歯科医院というと「歯を治すところ」と考える人は多いかもしれません。でも、「患者さんの歯を守ること」も私たちの仕事です。月並みかもしれませんが、当院を受診くださる皆さんが、自分の歯を失うことがないように、全力で皆さんの歯を守りたいと考えています。どんなことでも、気楽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック/クラウン(かぶせ物):8万円~、インレー(詰め物):4万円~、ホームホワイトニング/3万円

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