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中家 麻里 院長の独自取材記事

なかや歯科

(大阪市都島区/都島駅)

最終更新日:2023/06/02

中家麻里院長 なかや歯科 main

大阪メトロ谷町線都島駅より徒歩2分。「なかや歯科」の中家麻里院長は、快活で明るい性格から患者に慕われ、治療だけでなく、院長との会話を楽しみにやってくる患者も多いという。歯周病予防の大切さを熱く語るその様子から、歯科医師という仕事に対する誇りと愛情が伝わってくるほど。自己肯定感を大切にしてほしいという思いから、患者をよく観察し、褒める診療を信条としている。口元にコンプレックスを抱える患者が笑顔になれるように、診療以外にも自身の人生経験に基づいたアドバイスを送ることもあるとか。「患者さんを良くしたい、その一心で診療しています」 とほほ笑む中家院長に、歯周病の治療や予防について話を聞いた。

(取材日2023年4月13日)

食べる楽しみを生涯感じてほしい

「一生おいしく食べる」をコンセプトにしているそうですね。

中家麻里院長 なかや歯科1

食べることは人生の最期まで続く営みです。「今日のお昼は何を食べよう?」「夜はあれを食べるから、それまで仕事を頑張ろう」というように、食べることを楽しみに思えるのは実はすごく幸せなこと。なぜなら、ストレスがあると食べることが楽しみではなくなります。例えば、年齢を重ねても恋愛感情を持てるのは幸せですよね。しかしそれは相手があってのことですし、いくつになっても持ち続けるのはなかなか難しいこと。それに比べて、食べることへの欲求は最期まで持てるものではないでしょうか。健康の源はやはり食事です。しっかりよく噛んで食べることで、より効率良く全身に栄養が行き届きます。そのためには歯が健康でなければなりません。それをサポートするのが私たち歯科医療従事者の仕事です。

その一環としてインプラント治療に力を入れていると聞きました。

私がインプラント治療に取り組むようになったのは、もともとの専門である歯周病治療がきっかけです。歯周病で歯を失ってしまう方がとにかく多く、抜くしかないところまで重症化してしまうケースもたくさん診てきました。天然の歯を失ってしまった方々の選択肢は、ブリッジや入れ歯、インプラント治療になります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、残った歯に負担をかけずにしっかり噛めることが期待できるのは、インプラント治療であると私は考えます。しっかり噛める環境をつくることができれば、食事もおいしく食べられるでしょう。それだけではありません。噛むことで顔の筋肉が鍛えられて表情が変わることも見込めます。QOL(生活の質)もすごく上がると思いますよ。

噛めなくなると、どのようなリスクが発生するのでしょうか。

中家麻里院長 なかや歯科2

しっかり噛めなければ満足に食べ物が食べられません。咀嚼には脳に刺激を与える重要な役割もあります。実際、認知症の患者さんは残存歯が少ないという報告もあります。ですから歯がなくなって噛めないという状況は、何としてでも避けなければなりません。歯がなくなった状態で放置するのではなく、治療によりきちんと噛める環境をつくるのはとても大切なことです。

インプラント治療において注意すべき点はありますか?

インプラント治療は「入れたら終わり」ではなく、「入れてから始まる」と言っても過言ではありません。特に注意が必要なのは、歯周病が原因で歯を失った方です。なぜなら、歯周病のばい菌はお口の中に依然として住み続けています。数自体は少なくなるものの口腔内に残っている状態。適切にケアしないと歯周病菌によってインプラントを支えている周りの骨が溶かされ、せっかく埋入したインプラントが抜け落ちてしまう恐れもあります。これが「インプラント周囲炎」です。手入れを怠れば、たとえ人工の歯でも長持ちさせることはできません。

未来につながる治療の提供をめざす

インプラント治療で重視していることを教えてください。

中家麻里院長 なかや歯科3

一番は長期間安定させるためにどうするかということです。ここがとても大事な部分。例えば、50歳でインプラント治療をしたとして、平均寿命からすると、人生はあと30年あります。その間インプラントを長く維持できるかどうかまで考えなければなりません。治療後は定期検診で2~3ヵ月に1回の通院になります。それ以降は患者さん自身のケアにかかってくるので、適切にケアできる環境を私たちが提供しなければなりません。入れたら終わりではなく、入れてから始まるのですから。

歯周病治療にはどのように取り組んでいますか?

歯の状態や悩みに合わせた治療法をご提案しています。初期であれば歯石除去や適切な歯磨きで改善が期待できますが、中等度や重度の症状にはそれらの処置に加えて、骨の再生療法や歯周外科手術が必要です。ただ症状の進み具合によってはできる治療、できない治療があるのでご理解ください。診療していて残念に感じることは、早い段階で適切に治療していれば残せていた歯はもっと多いはずというケースに遭遇することです。治療の選択肢を狭めないためにも定期検診はぜひ受けていただきたいと思っています。

ブラッシングの指導にも注力しているそうですね。

中家麻里院長 なかや歯科4

正しい磨き方を身につけるのは、とても大切なことです。握手するときに力が強い人もいれば弱い人もいるように、力任せに強く磨く人もいれば、優しく磨く人もいます。癖というのはなかなか直りません。だからこそ、根気強くお伝えします。そしてきちんと磨けていたら「出血も少なく、とてもきれいに磨けています。頑張っていますね」という声かけをします。重要なのは習慣づけてもらうこと。毎日お風呂に入っている人は1日入らないと気持ち悪く感じるのではないでしょうか。それと同じ感覚をお口にも持ってもらいたいと考えています。そこまでのレールに誘導していくため、私もスタッフもサポートを惜しみません。そうすることによって、良い状態が10年、20年、30年と長く維持できるのです。

栄養を体に取り込むための口は「命の入り口」

口腔内の状態と健康は密接に関係しているそうですね。

中家麻里院長 なかや歯科5

口腔内環境が全身の健康に関係しているということは、多くの方に周知される事実となりました。糖尿病の合併症、脳梗塞や心筋梗塞の原因ともなり得ることがわかってきています。さらに、近年では認知症やがんとの関連性もあるといわれています。認知症は発症してしまうと現在の医学では完治することはありません。だからこそ、予防が大切になってきます。口は食べ物を取り入れる体の入り口です。つまり口がばい菌だらけだと食べ物と一緒に体内に取り込むことになってしまいます。口腔内を清潔に保つことは、全身の健康につながることを忘れないでください。

診療の際に心がけていることはありますか?

患者さんの中には、虫歯や歯周病になったことや歯磨きがうまくできないことに対してご自身を責める方がいますが、どうか責めないでください。実は私も以前は自分を責めてばかりいたのですが、今は頑張ったら褒めるようにしています。患者さんに対しても、良い点を見つけて伝えることで気分良く笑顔になってもらうことを大切にしています。うまくできなくても口腔内を診れば歯磨きを頑張っていることはわかりますし、継続して通院していること自体が素晴らしいのですから。一人ひとりをよく観察して、落ち込んでいる方にアドバイスすることもありますね。大切なのは、自己肯定感を持って笑顔でいることだと思います。私自身も人生においてつらい経験をしたことがありますが、そんな時こそ意識して笑うようにしています。作り笑いでもいいんです。笑うことで脳は勘違いして幸せホルモンを出すともいわれており、気持ちが落ち着いていくのではないでしょうか。

今後の展望をお聞かせください。

中家麻里院長 なかや歯科6

日本人の健康寿命と平均寿命には10年の差があります。この差はできるだけ短くしたいですよね。寝たきりで10年過ごしたいという人はいないのではないでしょうか。では、健康でいるためにはどうすればいいのか考えてみてください。私が診療経験から実感しているのは「健康はお口から」ということ。しっかり噛めるとおいしく食事ができるだけでなく、表情も明るく変わってきます。患者さんが喜んでくれることが私自身とスタッフの幸せにもつながっています。これからも笑顔を大切にした診療を提供していきますので、どんなことでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/外科処置とかぶせ物代込みで最低45万円~(症例や、状態によって大きく異なります。あくまで目安となりますので詳細は歯科医院までお問い合わせください)
骨の再生療法/15万円~

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