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筒井 隆史 院長の独自取材記事

筒井歯科

(大阪市中央区/北浜駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄堺筋線北浜駅から南に向かうとすぐ右手に、「筒井歯科」が入るビルがある。3階にある受付から院内に入ると、2~4階をつなぐ吹き抜けが広がり、飾られた絵画や窓から注ぐ街路樹の木洩れ日が明るさと落ち着きを醸し出す。院長の筒井隆史先生は、大学卒業後にニューヨーク大学に留学し、インプラントの世界的権威の下で研鑽を積んだのち、理想の治療を提供する場として2006年に同院を開業。世界標準に基づいて導入される技術を駆使しつつ、患者との密なコミュニケーションを重視した治療が評価され、全国はもとより海外から訪れる患者もあるという。日々の診療から歯科業界の展望まで幅広く話を聞いたが、ソフトかつわかりやすい院長の話にひきこまれる時間となった。
(取材日2017年6月15日)

北浜で提供する上質な治療

北浜にクリニックを構えた理由を教えてください。

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北浜は、緑の濃い街路樹や洋風建築など、素敵な街並みが楽しめるところです。中之島公会堂もそうですし、堺筋通りや土佐堀通り沿いでは、趣のあるビルが今でも大事に使われています。また北浜はかつて大阪の金融街で、現在もオフィス街ではありますが、梅田や御堂筋沿いより落ち着いていて、街として成熟した雰囲気があります。私自身も、落ち着いた環境で上質な治療を行っていきたいという思いがあったので、この場所での開業を決めました。

ビルの中を吹き抜けでつないだ院内は、ハイセンスで落ち着いた雰囲気ですね。

2006年の開業当初は当ビルの3階と4階を使っていました。当院の診察室はすべで、天井まできちんと仕切った完全個室で、空調も個別に設置しています。また各個室は、一般的な歯科医院の個室の2倍程度の広さがあります。私はニューヨーク留学中に、数多くの歯科クリニックを訪れましたが、プライバシーを大事にする診察空間は、どこでも共通した要素でした。「向こうで見たようなクリニックを日本でもつくりたい」と考えて、プライベートな空間、そして飽きのこないシンプルなデザインを大事にしています。また絵画を飾るなど、医療施設独特の雰囲気を和らげられるよう心がけています。

2階の診察室は先進の機器が集まっているそうですね。

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開業後数年してから、クリニックを2階にも広げました。マイクロスコープを用いた治療を行う診察台や3次元撮影ができるCTなど、新しい技術を積極的に導入しています。また機器はすべてデジタル化しており、検査結果や治療の様子は、診察台の前に設置した大型のモニターで患者さんに見ていただけます。さらに当クリニックでは新しい技術を導入するだけでなく、治療の内容や様子をわかりやすく情報提供したいと考えてきました。例えば、患者さんご自身の技工物が全自動の機械で製作される様子も、モニターで見ていただけます。今、歯科業界では急速な技術革新が起きていますが、患者さんに新しい技術を見てもらう、感じてもらうなど情報の伝え方を工夫し、新しい医療施設の在り方を模索し続けています。

「患者さんの思いを具体化する」それが専門家の仕事

インプラント治療をご専門にされた理由をお聞かせください。

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インプラントはアメリカでは1990年代から普及していましたが、日本では私が大学を卒業した2000年頃から広まっていきました。当時としては最先端の分野でしたので、それを習得したいと思ったわけです。当時、インプラント治療の最高峰であったニューヨーク大学のインプラント科で、世界的権威と言われる教授から学びたいと考え、思い切ってレジデントとして留学しました。短期間の研修ではなく、大学病院で実際に治療を担当してトレーニングを積んだことは、貴重な経験になっています。

ニューヨークでの生活は、先生にどのような影響を与えましたか。

当時のニューヨーク大学インプラント科には、世界中から学生が留学に来ており、レジデント間の競争も非常に激しく、時には悔しい思いをすることもありました。私は少しでも多くのことを習得したいと必死でしたが、各国からの留学生も、ここでの学びを自国に持ち帰って活躍したいという強い思いがあったのです。彼らと競い合い、大きな刺激を受けつつがむしゃらに学んだ経験は、私自身の開業以降の成長にもつながっていますね。それから、ニューヨークは世界中から最先端のモノ、文化、そしてそれに関わる人が集まる場所。それらと触れ合うことで、私自身の価値観や基準も磨かれ、高められたと感じています。

日々の診療で、重視されている点をお聞かせください。

技術的な世界標準を維持するためには、次々に開発される新技術を確実に習得することがもちろん土台になります。ただしそれだけではなく、患者さんにとって不満や不安のない治療を提供し、いかに信頼していただけるか、そこを重視しています。われわれの仕事は、専門性をもって患者さんに貢献すること。患者さんが漠然と持っている「こうなりたい」という思いを具体化するために、しっかりとお話をお聞きしてコミュニケーションを重ね、選択肢や治療法をきちんと提示していく必要があります。それから、歯科治療を怖いと感じる方は多いですし、好んで歯科を受診する方はほとんどいません。ですから快適に通院していただけるよう、治療内容や治療の進め方は患者さんのご希望にあわせ、オーダーメイドで行うのも当クリニックの特徴です。

オーダーメイドの治療とはどのようなものでしょうか。

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例えば、「1回の治療時間が長いと疲れる」という方では、1回の治療内容を限定して通院回数を増やしますし、逆に遠方から受診されるので通院回数を減らしたい方では、3~4時間かけて治療を一気に進めることもあります。説明や治療での、より詳細なご希望にも対応できます。ただそのためには、些細なことでも気軽にお話しいただける関係が必要です。そこで当クリニックでは、歯科医師や歯科衛生士をできるだけ患者さんごとの担当制にしています。患者さんと密な関係を築き、「一生のお付き合いをさせていただきたい」という思いで診療に臨んでいるのです。

「患者さんの喜び」こそが最大のやりがい

これからの歯科診療の課題について、お考えをお聞かせください。

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各種インプラントをはじめ、スキャナで行う歯型採りや、機械でつくる技工物など、歯科は技術革新の時期を迎えています。このため最新の技術を習得し、それを用いてより良い医療を提供する努力を続けなければなりません。また、超高齢社会を迎えたことで、今後は通院できない患者さんが間違いなく増加します。当クリニックでは訪問診療を行っていますが、歯科が社会の変化に合わせて必要な医療を提供できるかが問われるでしょう。さらに労働者の減少も大きな課題です。職業としてやりがいをもってもらう必要がありますし、女性が多い職場でもありますので、ダイバーシティ・マネージメント、つまり多様な働き方と医療の質の向上を両方から実現しなければなりません。医療を支える人材育成も、今後のテーマだと考えています。

では、クリニックとしてはどのような点に力を入れたいとお考えですか。

働き方に関してですが、歯科衛生士一人ひとりに、プロ意識を持ってもらい、自らの仕事、職業、組織に誇りや自信を持てる働き方をしてもらいたいですし、そういう場を提供していきたいと考え、日々声をかけながらチームとして動いています。最終的には、当クリニックのスタッフが自信をもって人生を進んでほしいのです。そのために欠かせないのが仕事でのやりがいであり、いかに患者さんに喜んでいただけるかなんです。喜んでいただける量が増えれば増えるほど、医療側のやりがいも喜びも増してくるものです。

読者へのメッセージをお願いします。

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日本にはかつて、歯を見せて笑わない文化がありました。でも世界的にみると、歯を見せて笑うことがスタンダートな国のほうが多いのです。今後さらに国際化が進み、外国の方が大勢来日したり、われわれも海外へ行くことが日常的になれば、口元に対する価値、重要性は自然と高まると思っています。そういう時代だからこそ、当院に来ていただいた方には、こちらから積極的に何かを言う以上に、「歯科医院って思っていたより良いところだな」とか、「歯がきれいになるって素敵なことだな、うれしいな」と感じる機会を、自然な形で提供させてもらいたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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