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中山 隆司 院長の独自取材記事

なかやま歯科

(大阪市西区/四ツ橋駅)

最終更新日:2021/10/12

中山隆司院長 なかやま歯科 main

四ツ橋駅から徒歩1分。駅直結のエスカレーターで3階まで上がれば「なかやま歯科」という立地。2002年の開業時は3人だったスタッフが、今では歯科医師5人、歯科衛生士、歯科助手、管理栄養士、受付スタッフを含めると総勢27人で診療にあたっている。「歯を治療するだけではなく、生涯の健康を見据えた治療」を理念として掲げる院長の中山隆司先生は、バイタリティーとユーモアにあふれる歯科医師。厚い信頼関係で結ばれたスタッフと日々診療に励む傍ら、即時荷重インプラントの研究会講師として新しいインプラント手法の啓発にも奔走する。「仕事が楽しくて仕方がない。健康長寿につながる歯科治療のためには、まだできることがある」と話す中山院長に診療に対する熱い思いを聞いた。

(取材日2018年6月26日)

歯だけでなく生涯の健康を見据えた治療がモットー

設備も人材も充実したすてきなクリニックですね。

中山隆司院長 なかやま歯科1

私を含め5人の歯科医師と、歯科衛生士、歯科助手、管理栄養士、受付スタッフがおります。2002年に開業した当時は3人のスタッフでしたが、患者さんとスタッフのおかげでここまで成長することができました。歯科医師と歯科衛生士がワンフロアで診療できるメリットを求め、こちらの場所へ移転してからは診療チェアの周りの空間を広くとり、プライバシー配慮のための間仕切りはガラス製で、開放感を持たせています。患者さんが治療やメンテナンスを待つ間もリラックスしていただけるよう、待合室も広くしました。

初診の場合の治療はどのように進むのでしょうか。

当院では、応急処置で主訴を改善した上で、歯型採取、エックス線検査、必要ならCT検査を行い、なぜそうなったか必ず原因を探ります。そして次に来院されるまでの間に歯科医師全員でカンファレンスを行って診断し、今後の治療計画を含むさまざまな提案をまとめてから、なぜそうなったか、このままだとどうなるのか、どうすれば改善できるのか、そのための治療法は? 患者さんの希望は?といったことをお話しします。その時点で、審美的な改善や歯の再建治療など私たちが変えられる要素と、変えられない要素があることもきちんと説明します。例えば上顎と下顎のアーチの大きさが違う、食いしばる力が強過ぎるといったことは私たちに変えられませんが、マウスピースを作る、かぶせ物の材料をやわらかい物に替えるなどの治療はできます。あやふやにせず、その治療のメリット、デメリットを明確にご理解いただいてから治療するかどうかを決めていただきます。

理念として掲げている「生涯を見据えた治療」とは、どのような治療でしょう。

中山隆司院長 なかやま歯科2

80歳になってもしっかりと噛めることを念頭に、健康長寿につながる歯科治療をめざしています。そのために65歳までには治療を終え、しっかりと咀嚼できる状態にすることを目安とし、若い人とは違うプロセスの治療をご提案しています。60歳までセラミックなどを用いて自分の歯を残していたとしても65歳になって歯が抜け、そこからインプラントという選択は、時間的にも費用的にも二重に負担がかかってしまい不可能に近くなるからです。患者さんの負担軽減のため、年齢的な背景まで考えて治療を行うのが私の信念です。当院では、即時荷重インプラントという抜歯後即時にインプラントを埋入し、すぐ噛める状態にして約2ヵ月で治療を終わらせられる低侵襲な治療も行っています。特に噛めなくなってしまっていた患者さんは、治療後、若々しく見違えるようなはつらつとした顔つきになり「まるで人生が変わった」と喜んでいただいています。

管理栄養士が食事を含め日常生活の改善をアドバイス

生涯を通して噛める歯をめざすということですね。

中山隆司院長 なかやま歯科3

私が思う歯科治療の目的は、生涯を通してその人がなんでも噛めて、口の中の心配事がなく、健康な人生を歩んでもらうことです。往々にして、噛めなくなった人は硬い食物よりもやわらかい食物を好み、炭水化物をメインに口にするようになり体重が増加します。固いものを噛めないことによりタンパク質の摂取量が少なくなり、足などの筋肉が落ち、だんだんと自立歩行ができなくなり、寝たきり予備軍になってしまいます。また、食生活が偏ることで、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病にもつながりかねません。人は口からものを食べられる以上、威厳と尊厳は守られると私は考えます。現在65歳の人も15年後には必ず80歳。避けては通れない道だからこそ、その準備をしてほしい。心身とも健康に年齢を重ねる、「サクセスフル・エイジング」の実現のため、患者さんの全身の健康までをサポートする歯科医師でありたいのです。

そういった場面で管理栄養士さんが活躍されるのですね。

当院では管理栄養士が常勤し、治療の合間に患者さんへの栄養指導や運動のアドバイスを行っています。歯科医院に管理栄養士がいること自体たいへん珍しいと思います。また、食育について学んだ歯科衛生士が栄養に関するアドバイスも行っています。さらに、スポーツジムにあるような体の高精度体成分分析装置を院内に設置し、理論に基づいた食育を行える環境を整えています。体重・体脂肪率・内臓脂肪・筋肉量のほか、ミネラル量や水分量まで測定でき、筋肉量も体の部位レベルで測定することができます。体内環境を正確に知ることができますので、どういう食生活に改善すべきか、どんな運動が効果的かなど総合的にご提案できます。

20代、30代の患者に対する治療はどうでしょうか?

中山隆司院長 なかやま歯科4

症状として多いのは虫歯、歯周病、そして噛む力が強過ぎることによる痛みです。よほど重症化していない限り、できるだけご自分の歯を残す治療を行います。若い人は、80歳、100歳までまだまだ時間がありますから、なるべく自分の歯で噛める状態を継続したいと思っているからです。そのために徹底した歯科衛生士による予防処置、ご自身による歯磨きとデンタルフロスを繰り返すことをお勧めしています。

患者も自分も尊重する気持ちが、良い診療を生む

スタッフ皆さん、モチベーション高く仕事をされているそうですね。

中山隆司院長 なかやま歯科5

次にやるべきことを常に自分で考え、自分自身の成長を目標に頑張ってくれるスタッフだと思っています。私がいつも話すのは「とにかく人に親切にしよう。そうするために私たちは生まれてきたんだよ」ということです。院内にちょっとしたスロープがありますが、高齢の患者さんがつまずかないように見守るのではなく、走って行って「ここ気をつけてくださいね」とひと声かけるのも親切ですよね。そういう気持ちが、当院のスタッフには根付いているかなと思っています。毎年、東京で開かれる学会で、歯科衛生士と歯科医師が同業者の前で、日常の自分の診療スタンスをプレゼンテーションする機会があります。そういう取り組みに参加することもスタッフのプロとしてのレベルアップにつながっているようです。

勉強会の講師もしていらっしゃるそうですね。

FIDIという従来のインプラント治療法にとらわれず患者さん、社会に対して健康を達成、維持することを目標とした勉強会の講師をするため、毎月東京へ出張しています。すべてのものが進化する時代において、インプラントは昔のプロトコルのままやってきました。治療に要する期間が長く、その間に数回手術が必要でしたが、インプラントを入れてからすぐに仮歯を入れることも可能になります。日数も、腫れや痛みなどの侵襲の大きさも、費用も抑えられます。早く歯を入れてあげられる患者さんの気持ちに寄り添った患者目線の治療を心がけたいと思っています。これまでインプラントに二の足を踏んでいた方にも、選択していただける治療だと確信しています。

最後に読者へのメッセージとクリニックの今後の展望を教えてください。

中山隆司院長 なかやま歯科6

当院の強みは、口腔内が健康、あるいは軽症の方には徹底した予防により歯を長持ちさせること、本当に重症化してしまった方に対してはシンプルに短期間に、しかも低侵襲で噛めるように持っていくことができることです。そこから、食事指導で全身を健康な状態へと改善していきます。今何も気づいていない、困っていない人でも、このまま生活すれば歯も体も重症化してしまうという危険性があれば軽症のうちに歯止めをかけたいというのが私の思いです。当院は「人が互いに尊重し合う和の心」をモットーに診療にあたっています。来てくださる患者さんを尊重し、次にスタッフを尊重し、さらに自分を尊重する。そういう気持ちで日々努力することで、患者さんに親切で良い診療ができ、世の中にも貢献できると考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、セラミックインレー/6万5000円~、歯列矯正/70万円~、ホワイトニング/2万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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