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瀬谷 隆 院長の独自取材記事

せや眼科

(三田市/三田駅)

最終更新日:2022/02/22

瀬谷隆院長 せや眼科 main

三田駅から徒歩3分、駅からも見えるビルの1階に「せや眼科」はある。2006年、瀬谷隆(せや・りゅう)院長が開業し、通勤・通学途中にも立ち寄りやすい同院には、老若男女幅広い年齢層の患者が通う。瀬谷院長は、緑内障の知識が豊富で、白内障手術や硝子体手術などさまざまな手術に対応している。また、患者が安心して手術を受けられるようにと、定期的に手術の説明会も行っているのだそう。そして院内には、詳細に検査を行っていくために視野計や光干渉断層計など先進の機器が導入されている。地域貢献への想いを強く持つ瀬谷院長に、手術や緑内障のことなどを中心に話を聞いた。

(取材日2021年9月6日)

ゆかりある地域に密着・貢献できるクリニックをめざす

眼科医をめざされるまでの経緯をお聞かせください。

瀬谷隆院長 せや眼科1

父親が外科、兄は歯科、おじは産婦人科と、親戚や身近な人に医師が多かったため、小さい頃から医療関係の仕事に就きたいと思っていました。今は義理の父親も脳神経外科なので、親戚で総合病院ができるのではないかと思うくらい、それぞれ違う科を選んでいて、眼科の医師も私しかいないんですよ(笑)。眼科を選んだ理由は、顕微鏡をのぞき込んで行う手術がきれいだと感じ、その仕事に就きたいと思ったのがきっかけなんです。

駅の目の前で良い立地ですね。

中学と高校はこの辺りの学校に通っていたのでこの辺の地域はなじみがあります。故郷に帰ってきたようなつもりで、地域貢献したいと思いこのエリアに決めました。当院は、駅前なので患者さんは老若男女幅広く、通勤や通学の途中で寄ってくださる方もたくさんいらっしゃいますね。

開業から15年ほどたちますが、どんな想いを持って開業されたのでしょうか?

瀬谷隆院長 せや眼科2

開業した時は地域医療を盛り上げていきたいと思っていて、その根本的な想いは今でも変わっていません。最近は、「手術にもっと力を入れて、地域に貢献していきたい」と、もう少し具体的に考えるようになってきました。開業当時から、手術しなくてはいけなくなった患者さんを自分で最後まで責任を持って治療していきたいと思っていました。当院で診ている患者さんは、できる限り当院ですべての治療を行っており、患者さんが治療の段階によってあちこちの医療機関を移動する手間をかけないで済むようにしています。

硝子体手術、緑内障レーザー治療など手術にも注力

手術に注力してらっしゃるということですが、詳しく教えてください。

瀬谷隆院長 せや眼科3

手術は、白内障手術だけでなく、黄斑前膜の手術や増殖糖尿病網膜症への硝子体手術にも対応しています。個人のクリニックだと硝子体手術を行っているところはあまり多くありませんので、手術が必要になった場合、総合病院を紹介してもらう流れが一般的です。当院では硝子体手術を受けられるため、患者さんにとってメリットになると思っています。身近なところでストレスも少なく、気持ちを楽にして手術を受けてもらえるようなクリニックでありたいと思っています。手術となると恐怖感を感じる方が多いと思いますが、当院は痛みや苦痛を患者さんに感じさせないように手術や治療を行っていくことにこだわりながら、日々の診療を行っています。

手術の説明会も行っているそうですね。

手術の説明会は、お昼休みを利用して月に2~3回行っています。1時間くらいかけて、とても詳しくお話しさせていただいていますので、手術を迷っている方にはぜひ聞きに来ていただきたいですね。当院に来たことがない方でも、お気軽にいらっしゃってください。眼科の手術に対する理解を深めていくことで、手術に対する不安を軽くしていければいいなと思い、理解してもらえるような説明を心がけています。

他に注力している治療はありますか?

瀬谷隆院長 せや眼科4

私の専門でもあり、日本人の失明の主な原因とされている緑内障の治療に力を入れています。当院では視野計の他、網膜を断層にして状態を確認していく光干渉断層計など先進の機器を導入していますし、治療では点眼薬で進行を抑えていくだけでなく、進行した場合のSLT緑内障レーザー治療にも対応しています。緑内障は自覚症状が少なく、症状を感じた際にはすでに進行していることが多いです。40代になると20人に1人は緑内障に罹患しているとも言われますので、きちんと定期的に検診を受けてほしいです。特に近視の強い方、遺伝的なことも関係すると言われているので緑内障のご家族がいる方は、検査を受けることをお勧めします。眼圧が高いと緑内障になりやすいと、耳にしたことがあるかと思いますが、日本人の緑内障の方で眼圧が高い方はあまり多くないんです。眼圧が低いからと安心せずに、40代になったら定期的に眼科で診てもらうようにしましょう。

患者との時間を大切にし、納得できるまで話を聞く

オルソケラトロジーを始められたそうですね。

瀬谷隆院長 せや眼科5

はい。オルソケラトロジーについて、お問い合わせいただくことが最近多くなりましたね。夜、寝ている間にコンタクトレンズを入れていただき角膜の形状を整えていくことで、昼間は裸眼で過ごしていただく方法を取る、近視や近視性乱視の視力補正の方法で、患者さんにとってメリットが大きいです。特にスポーツや水泳をしている方、お子さんからの問い合わせが多いですね。オルソケラトロジーなら夜寝ている時に装着するだけですので、治療に対する不安が少ないようですね。まずは相談だけでもいらっしゃっていただければと思います。

患者さんと接する際は、どんなことを心がけているのでしょうか?

患者さんと向き合い、ゆっくりお話をすることです。当院では、話をする時間をしっかりと設けるために、私ともう1人ドクターの2人体制をとっています。実は、診察時間のほとんどが二診制になっているのは、患者さんの待ち時間を短くして、お話をしっかり聞く以外にもメリットがあります。午後から大学病院の先生が来てくれる日もありますので、難しい症例の方が専門性の高い先生に診てもらえるのは、当院の強みでもあり、患者さんにとってもメリットだと思います。また、一人ひとりとお話しするために2021年10月1日より予約システムを導入して、待ち時間を短くできるようにする予定です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

瀬谷隆院長 せや眼科6

駅前にある地域密着の眼科クリニックですので、まだ、当院にお越しいただいたことのない方も、眼科手術をお悩みの方はまず説明会に来ていただければと思います。手術に対する恐怖心をお持ちだと思いますが、眼科の手術がどういったものなのかしっかり説明させていただきますので、理解を深めてもらえたらうれしいです。また、40代になったら定期的に眼科を受診していただき、緑内障などの目の疾患を早期発見していけるようにしたいですね。コンタクトをしていない方は、なかなか眼科に行く機会はないかと思いますが、自覚症状が出てからだとかなり進行した状態になってしまいますので、ぜひご自身のために検診を受けていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/18万円~(1年間の診療込み)

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