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近藤 健太 院長の独自取材記事

恵愛歯科クリニック

(千葉市稲毛区/稲毛駅)

最終更新日:2026/07/29

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック main

JR総武本線稲毛駅から徒歩4分、イオンモール稲毛の4階にある「恵愛歯科クリニック」。受付には大小さまざまなフクロウが並び、訪れる人を優しく出迎えている。1990年の開業以来、地域に根差した診療を続けてきた同院を2024年に継承したのが、近藤健太院長だ。九州歯科大学卒業後、口腔顎顔面外科で研鑽を積んだ近藤院長は、幅広い治療に対応できるゼネラリストをめざしながら、得意とする保存治療を軸に日々の診療にあたっている。前院長が30年かけて築いた患者対応の温かさを大切に受け継ぎつつ、医療機器の刷新やデジタル化を着実に進める。その姿勢には、若さの中に落ち着きをたたえた確かな信頼感がある。「町の歯医者さんでありたい」と語る近藤院長に、継承の経緯や診療への思い、今後の展望を聞いた。

(取材日2026年6月17日)

受け継いだ30年の信頼を、次の時代へつなぐ

クリニックを継承された経緯をお聞かせください。

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック1

九州歯科大学を卒業後、同大学の付属病院で口腔顎顔面外科に所属し、難しい抜歯や全身疾患をお持ちの方の外科処置などを経験しました。その後2018年に、同じ大学の先輩の紹介でこちらの歯科医院に勤務することになったんです。1990年に開業された歴史ある歯科医院で、日々の診療を通じて前院長から信頼をいただき、「継いでくれないか」とお話をいただきました。2024年に完全に継承し、院長に就任しました。前院長には今も日数を減らしながら残っていただいていて、以前から通われている患者さんの診療を続けてくださっています。長年にわたって築かれてきた信頼を大切にしつつ、自分なりの診療を少しずつ重ねているところです。

継承にあたって意識されたことはありますか?

内装や物の配置はほとんど変えていません。受付にはフクロウのロゴマークにちなんだ大小さまざまなフクロウが並んでいるのですが、それもそのまま残しています。長く通ってくださっている患者さんにとって、恵愛歯科といえばフクロウですから、「ここだよね」と安心してもらえる場所であり続けたいんです。前院長は長年にわたって患者さんとの距離感や声かけをとても大切にされていた方で、その姿勢は恵愛歯科のレガシーとしてしっかり受け継いでいます。一方で、医療機器は刷新しました。エックス線は被ばく量を抑えつつ鮮明な画像が得られる新しいものに替え、口腔内スキャナーも導入しています。バリアフリー化や自動精算機の設置も進めていて、着実に進化させています。

どのような患者さんが来院されていますか?

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック2

イオンモール稲毛の4階にありますので、お買い物のついでに立ち寄っていただける立地です。JR総武本線の稲毛駅からも徒歩4分ほどで、駐車場はイオンモールのものをそのままお使いいただけます。患者さんは65歳以上のシニア層が約5割、現役世代やお子さんが約5割と、幅広い年代の方に通っていただいています。院内にはキッズスペースも設けていますので、小さなお子さん連れの方にも気兼ねなく足を運んでいただけるのではないかと思います。診療室にはユニットが5台あり、患者さんが通る動線とスタッフの動線が完全に分かれた設計です。治療中のプライバシーにも配慮していますので、リラックスして過ごしていただけたらうれしいですね。

食べる喜びを守りたい。一人ひとりに寄り添う治療

どのような治療に力を入れていらっしゃいますか?

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック3

私がめざしているのは、幅広い治療に対応できるゼネラリストです。一般的な治療から専門的な治療まで幅広く対応し、必要に応じて専門医と連携しながら診療を行いたいと、学生時代からずっと考えてきました。その中でも特に得意としているのは保存治療、つまり歯を残すための治療です。詰め物や根の治療は自分の中で一番好きな分野ですし、自信を持って取り組んでいます。一方で、歯を残すことにも限界はありますから、その先の選択肢としてインプラント治療にも力を入れています。大学病院時代に培った口腔外科の経験を生かし、口腔がんなどの早期発見にも注意を払っています。高度な治療が必要な場合には国際医療福祉大学市川総合病院や千葉大学などと連携し、専門の先生と治療計画を共有しながら患者さんをつないでいく体制を整えています。

日々の診療で大切にしていることをお聞かせください。

私自身、食べることが大好きで、おいしいごはんを食べておいしいお酒を飲む時間が人生で一番大事だと思っています。だからこそ、その喜びを守るお手伝いができることに歯科医師としてのやりがいを感じます。同時に、治療を受ける側の不安もよくわかるつもりです。何度も通わずに済むよう、一度しっかり治した歯がずっと長持ちする確実で安定した治療となるよう、いつも意識しています。診療中は「お水が出ますよ」というような声かけをこまめに行い、今何をしているのかが伝わるようにしています。かしこまりすぎず、少し砕けた言葉も交えて、話しやすい空気をつくることも大切にしていますね。お子さんの場合は無理に治療を進めず、まずは歯磨きだけの練習から始めて、「ここは怖い場所じゃないんだよ」と体験を積み重ねてもらうようにしています。

治療の方針は、患者さんとどのように決めていくのですか?

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック4

治療方針を決めるときに特に大切にしているのは、患者さんご自身の意思決定です。年齢やライフスタイルによって優先したいことは異なりますから、複数の選択肢をお伝えし、それぞれの特徴をわかりやすくご説明するようにしています。その上で、ご自身に合ったものを一緒に考えていく形ですね。この考え方の原点になったのは、ある新聞記事でした。誤嚥性肺炎を罹患後に固形物を止められていた方が、それでも好きなものを食べたいと望んだという話を読んで、「患者さんによって治療の方針や願いは大きく違い、それは医療的な最適解と大きく異なることがある」と強く感じたんです。どこまで困っていて、何に不安を感じているのかを、会話を重ねながら探っていくことを大事にしています。患者さんが後悔しないよう、納得できる治療を一緒に築いていきたいですね。

いつでも頼れる「町の歯医者さん」であり続けたい

地域の中で、どのような歯科医院でありたいとお考えですか?

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック5

私はずっと「町の歯医者さんでありたい」と思ってきました。どなたでも気軽に相談できて、困ったときに頼っていただける場所でありたいんです。予約の枠はかなり埋まっていますが、痛くて噛めない、食事も取れないという方がいらっしゃったら、なんとかして診て差し上げたい。予約の患者さんには少しお待ちいただくこともありますが、生活に支障が出ている患者さんの治療をする、それが町の歯科医院の役割だと思っています。実際に「ここが空いていて助かった」という声を頂くことも多いです。一人ひとりのライフスタイルに合ったゴールを一緒に考え、必要であれば大きな病院にもおつなぎする。地域の皆さんが安心して生活を送るためのインフラとして、当院がその一端を担えたらという思いで、日々診療にあたっています。

その思いを実現するために、取り組んでいることを教えてください。

医療はチームだと思っています。責任は歯科医師にありますが、患者さんの声を日常的に聞き取るのはスタッフです。私に直接言いにくいことも、スタッフになら話してくださることがたくさんありますから、情報を共有しながらチーム全体で患者さんを支える形を大切にしています。継承前から長く勤務しているスタッフがほとんどで、一緒に変化を積み重ねてくれています。今後の展望としては、デジタル化をさらに進めていきたいですね。患者さんに負担をかけず、より精密な治療を短時間で届けられるような技術がどんどん出てきていますから、良いものはすぐに取り入れたい。ただ、実績のある従来の技術には安定感がありますので、そこは残しながら10年くらいの計画で一歩ずつ進化していければと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

近藤健太院長 恵愛歯科クリニック6

当院は、小さなお子さん連れの方も気兼ねなく通っていただけるような環境づくりを心がけています。治療については一方的に進めるのではなく、患者さんと一緒により良い方法を探していきたいと考えています。歯の悩みは人それぞれですから、まずは気軽にお話を聞かせていただけたらうれしいですね。私自身、休日は妻とアウトドアに出かけたり、自分で料理をしたりと、食べることを思いきり楽しむ日々です。おいしく食べる幸せを誰よりも大切にしている歯科医師だからこそ、その喜びを長く守れるような治療を届けていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(冠込)/40万円~60万円