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新谷 明昌 副院長、新谷 真基 先生の独自取材記事

新谷歯科・矯正歯科

(市川市/南行徳駅)

最終更新日:2023/10/03

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科 main

南行徳駅前から徒歩10分、大型ショッピングモールの目の前にある「新谷歯科・矯正歯科」。副院長の新谷明昌(しんや・あきまさ)先生は補綴を専門とし、長らく大学病院に勤務してきたが、2019年の改築オープンに伴い副院長に就任。父である新谷明則院長が約30年間、近隣住民の歯の健康を守ってきたものをこの先も末永く継承していきたいという思いを持つ。妻の新谷真基先生が矯正を専門としているため、リニューアルに際し新たに矯正歯科をスタートさせた。自身も2児の母である真基先生は、子どもの患者に向ける視線は優しく、母親の悩みにも親身に耳を傾ける。木目調の明るい院内で、2人に地域医療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2023年6月26日)

父が開業した歯科医院を改築し、新たに矯正歯科も開始

まず、おニ人が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科1

【明昌副院長】僕が幼稚園の頃から、父がここで歯科医院を営んでいたんです。自宅兼歯科医院で、部屋の扉を一つ開ければ診療室という環境ということもあり、父が地域の方々のために働く姿はいつも身近でした。僕も自然と歯科医師をめざすようになり、専門に選んだのも父と同じクラウンブリッジ補綴学でした。
【真基先生】私は中学生の頃に矯正治療を受けた経験から、矯正を専門とする歯科医師を志すようになりました。母が夢を応援してくれたのはありがたかったですね。矯正治療によって、口元で悩んでいる皆さんに笑顔を取り戻していただければと思っています。

2019年に改築オープンした時の思いをお聞かせください。

【明昌副院長】父は約30年、この地で虫歯や歯周病をはじめとした幅広い歯科診療にあたってきました。3世代にわたって通ってくださる患者さんも少なくありません。今後いっそう、地域のかかりつけ歯科としての任務を果たしていきたいと考え、副院長に就任することを決意しました。一方、医院名には新しく「矯正歯科」を入れたのですが、矯正を専門とする真基先生を中心に力を入れていこうという思いもありましたね。
【真基先生】オープンしてすぐ、義父が子どもの頃からお付き合いのある患者さんが「娘の矯正をお願いしたい」と来てくださることもあって、うれしかったですね。

現在の診療体制を教えてください。

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科2

【明昌副院長】院長を務める父も毎日診療しており、基本的に平日は三診体制です。実は医院の上が二世帯住宅になっているので通いやすいですしね。父の昔ながらの白衣姿に安心される患者さんもいると思いますし、僕たちも心強いですよ。

副院長が得意とするのはどのような治療ですか?

【明昌副院長】大学病院で17年間、かぶせ物や入れ歯、噛み合わせなどを専門に診療してきたので、今でもそれは強みです。院内に技工ルームを併設し、患者さんに噛み心地、装着感などを聞きながらすぐに調整できるようにもしています。大学病院ではかなり専門的な治療もしましたが、遠方からの患者さんも多く、予後を継続的に診ていくのが難しいのが心残りでした。現在は父同様、幅広い歯科診療を行っていますが、治療から予防まで一人の患者さんを長期間にわたって診られるようになったのは良かったと思っています。疾患だけではなく患者さんをトータルに診ていく、これこそが自分のしたかった歯科医療だと日々実感しています。

小児矯正では顎の適切な成長を促すことを重視

矯正歯科にはどのような患者さんが通っていますか?

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科3

【真基先生】小児矯正も成人矯正も行っているので、さまざまな患者さんがいますね。大人は20~30代の社会人がメインで「マスク生活の間に口元のコンプレックスを解消したい」という方もいます。ご高齢でも、残っている歯を矯正することで、より補綴物が入れやすくなることなども期待できますので、何歳からでも対応しています。それでもやはり、矯正は子どものうちにスタートできればそれに越したことはありません。一般的に前歯が生え替わる6歳前後からの矯正をお勧めしていますが、乳歯のうちから反対咬合があるようでしたら、できるだけ早く相談してください。装置やトレーニングを行うことで、永久歯になった後に抜歯や大変な装置が必要になるリスクの軽減が図れます。

小児矯正で気をつけている点を教えてください。

【真基先生】小児矯正ではまず、顎の適切な成長が重要です。そのために、取り外し可能な装置等を用いて、口周りの筋肉の使い方の癖を直すためのトレーニングをしていきます。例えば、口を開けたままの癖があると出っ歯になりやすいばかりか、口呼吸により全身の健康にも害を及ぼしかねません。しかも、こういった癖は大人になってからでは直しにくく、子どものうちにしっかりと修正しておく必要があります。だいたい小学校低学年からできるトレーニングですが、理想としてはより早めに始めていただきたいです。トレーニングにプラスして部分的な矯正装置を用いることもありますが、当院では本格的にワイヤーをつけるのは中学生以上になります。それ以前にどんなに歯並びだけ整えても、成長期の顎の変化で崩れやすいですからね。

副院長も矯正治療に協力していると伺いました。

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科4

【明昌副院長】矯正中の虫歯のチェックなどは僕が担当しています。虫歯の治療が必要になった時や、詰め物が取れてしまってやり直さなければいけないケースにも迅速に対応可能です。
【真基先生】以前、私は矯正専門の歯科医院に勤務していたのですが、矯正中に虫歯になると、患者さんには日を改めて別の一般歯科に通っていただかなければいけませんでした。その際、一度、矯正装置を外して、治療を受けてきてもらって、また装置をつけ直すという作業が必要だったんです。どうしても、治療が中断してしまう期間が発生してしまったのですが、当院ではその心配もありません。虫歯が見つかり次第、装置を外して治療して、またすぐに装置を装着できます。これからも力を合わせてやっていければと思っています。

地域で末永く通ってもらえるかかりつけ歯科医院が目標

今後の展望についてお聞かせください。

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科5

【明昌副院長】父が2世代、3世代にわたってお付き合いのあるご家族のその先をつないでいきたいと思っています。たくさんの方々に「近所にずっとある歯科医院」「子どもの頃から通っている歯科医院」などと認識していただけるようになれたらいいですね。
【真基先生】私がここで治療を始めてまだ3年くらいしかたっていませんが、それでも、通ってきてくれる子どもたちの成長を感じることが多々あります。これからも、一人ひとりの成長を見守っていきたいですね。

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

【真基先生】小学生の男の子2人の子育て中なので、基本的に子どもたちと過ごしていますね。私は日曜は休みなので、午前中にプールに連れていったりしています。近所で患者さんやご家族とすれ違うことも多いのですが、笑顔であいさつを交わせる間柄を今後も大事にしていきたいですね。
【明昌副院長】僕は日曜の午前中は診療なのですが、午後からは子どもたちと公園に出かけるなどしています。
【真基先生】その間、できれば私はゆっくりしたいなと思いつつ、4人でサッカーをしたり野球をしたりというのも結構ありますね。
【明昌副院長】長男は最近、歴史にも興味を持っていて、歴史漫画などにも夢中になっています。そんなわけで、夏休みやゴールデンウィークなどの家族旅行はもっぱらお城めぐりです(笑)。この前は、松本城に行きましたよ。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

新谷明昌副院長、新谷真基先生 新谷歯科・矯正歯科6

【真基先生】きょうだいの付き添いだけというお子さんも、遠慮なくお連れください。ユニットのところでただ治療を見ているだけでも「ここは、怖いところではない」と、わかってもらえると思います。また、お子さんの治療中に、目の前の大型スーパーで買い物を済ませることもできますよ。無理なく通っていただければと思っています。
【明昌副院長】口腔内写真などもお見せしながらわかりやすく説明するよう心がけています。今日の治療はもちろん、次回はどこを治療するかも必ずお伝えしていますね。自分だったら「次は麻酔をするんだな」などとわかってたほうが安心ですから。当院では「口の中で何をされているかわからないから怖い」というような不安を、できるだけ取り除くように努めていますので、ぜひ一度足を運んでいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/49万5000円~、成人矯正/82万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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