兵庫県川西市の「さくらホームケアクリニック」。2008年に開業した同クリニックがメインとしているのが訪問診療だ。「家で過ごしたい」と願う患者とその家族をサポートする久保雅弘院長は、大学病院などでさまざまな経験を積んだ後、2008年に同クリニックを開業した。「同じ病気や病状であっても、患者さんやご家族が望むことは個別に大きな違いがあってさまざま。だからこそ、ニーズをしっかりとヒアリングすることが大切だと思っています」と話す久保院長。患者や家族のニーズに合わせ、診療や投薬などの医療を提供することはもちろん、行政のサポートやその他さまざまな支援をつなぐことにも注力しているのだそう。訪問診療の本質と患者と向き合う上で大切にしていることなどをたっぷりと聞いた。

（取材日2019年11月19日）