全国のドクター9,019人の想いを取材
クリニック・病院 160,835件の情報を掲載(2022年5月18日現在)

  1. TOP
  2. 新潟県
  3. 新潟市中央区
  4. 新潟駅
  5. 医療法人社団花園歯科 花園歯科新潟駅前診療所
  6. 包 隆穂 院長

包 隆穂 院長の独自取材記事

花園歯科新潟駅前診療所

(新潟市中央区/新潟駅)

最終更新日:2021/10/12

20210602 148834 top

新潟駅直結のコープシティ花園ガレッソ2階にある「花園歯科新潟駅前診療所」は、便利な立地で土日も診療していることもあり、近隣で働く社会人を中心に頼りにされている歯科医院だ。包隆穂(つつみ・たかほ)院長は、大学病院をはじめ、東京、宮崎、静岡、横浜など、さまざまな土地で研鑽を積んだ経験豊富な歯科医師。虫歯や歯周病の治療のほか、矯正や審美歯科、親知らずの抜歯などにも対応し、患者の困り事に真摯に向き合う。「痛いから歯科医院に行く。そんな時代ではありません」と、健康な状態を長く保つ予防歯科にも力を入れる。ひょうひょうとしたユニークな語り口ながら、患者の主訴解消のため全力を注ぐ包院長に、これまでの経験や診療方針などについて詳しく聞いた。

(取材日2021年4月28日)

豊富な経験を生かし、「街の歯医者さん」をめざす

新潟で開業するまで、多くの病院を経験されているのですね。

1

僕が大学病院にいた頃は、研究生として給与が出ない代わりに、全国の病院やクリニックに派遣されて勤務できるシステムがあったので、いろんな所に行かせてもらいました。中でも楽しかったのは宮崎です。街も気に入り、仕事も充実していました。僕自身はそういう生活が楽しく何の不満もなかったのですが、ご縁があって大学病院に籍を置きながら、横浜で開業することになりました。ところが、大学病院を辞めて開業1本でやり出した頃、母が病気に。兄弟がいないので、新潟に帰らないといけないかなと考えていたら、母がこの場所を借りるお膳立てをしていたんです。人生最後の母の望みは聞いてやらないといけないと思い、決断しました。ずっとここでやっていくつもりはなかったのですが、開業からもう15年。仕事が軌道に乗るにつれ母の病状は良くなり、今ではすっかり元気です。やられましたね(笑)。

新潟ではどんな歯科医院をめざそうと思われたのでしょうか?

横浜のクリニックは高級住宅街の真ん中にあったこともあり、1人の患者さんに時間をかけて向き合い、徹底して治療するスタイルでやっていました。当初は新潟でもそのスタイルで診療しようと考えていましたが、地域のニーズに合わせ、すぐに方針転換しました。めざしたのは、間口の広い、オールマイティーな「街の歯医者さん」ですね。これまで経験してきた病院やクリニックで、「神業」のような技術や患者対応を誇る先生方と出会いましたので、あの先生はこうしていたなというエッセンスを少しずつ参考にしています。

例えば、どんな先生がいらっしゃったのですか?

2

先生1人で1日数十人の患者さんを診療しているクリニックがありました。とにかく先生の仕事が早くて、患者さんたちをパパパッと診療。なのに患者さんはすごく良い笑顔で帰られる。決して教科書どおりの治療ではないかもしれないけれど、患者さんと先生の間の信頼関係がすごいんですよ。また、浜松医科大学に派遣された時は、なぜか心療内科の先生についていました。その先生は、漢方薬を得意とする東洋医学のスペシャリストで、「病になる前に何とかしてやれば大事には至らない」ということをたたき込まれました。「医療の本来の目的は、胃がんの患者さんの胃を切り取ることではなく、そもそも胃がんにならないようにすることだ」と。歯科でもそれは当てはまることだと思っています。

患者の困り事に向き合い、主訴の解消に全力を尽くす

先生が診療で最も大切に考えていらっしゃることは何でしょう。

3

主訴の解消です。歯科治療は計画診療的なところがあって、治療の段取りが5、6回先までわりと決まっているのですが、1本の歯の治療の途中で「別の歯が腫れている」「顎が痛い」などと訴える患者さんはよくいらっしゃいます。その時に、計画どおりに進めるのではなく、患者さんが困っていることから先にやる。それはスタッフにも徹底してもらっています。もちろん、「しみるから神経を抜いてほしい」というような治療方針込みの訴えに対しては、理由をきちんと説明した上で「抜かないほうがいいですよ」と断ることもあります。基本的には、患者さんが訴える困り事の原因は何なのか「一緒に考えましょう」というスタンスでいつも診療しています。

どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

開業当初は20代、30代の女性が7割くらいでしたが、現在は女性は6割くらい。社会人の方が中心で、年齢層はやはり15年分上がっているように感じます。地元の方は長く来てくださる方が多いですね。場所柄、大きな会社の新潟支店の方も多いので、転勤の時期は毎日のように、新しい土地でもスムーズに治療が受けられるための依頼状や紹介状を書いています。逆に、治療の途中で新潟に転勤してきた方を診ることもよくあります。土日にしか来られない方も多く、平日と土日では患者層はまったく違いますね。

全面ガラス張りで明るくおしゃれな造りになっていることも、社会人の患者さんが多い理由かもしれませんね。

4

駅前で開業することが決まった時に、いろんな駅を歩いて回りました。関東はどこの駅に行っても、駅近くに歯科医院が10軒くらいあるんですね。観察しながら散歩して、いいなと思ったところを取り入れました。全面ガラス張りにしようと思ったのは、東京・渋谷のビル2階にあるコーヒーショップを下から眺めた時。開放感があっていいなと思いました。最初のうちは「ブラインドを閉めてほしい」という患者さんもいましたが、最近はいなくなりましたね。あと、靴を脱がずに診療台へ来ることができる院内の造りも患者さんに喜ばれていますよ。

歯科衛生士さんらスタッフの教育はどのようになさっていますか?

どのスタッフが担当しても患者さんに違和感がないよう、「全員が同じことを考えて同じことに向かってやるよ」という話は毎日しています。でも「一番大切なことはこれ」という話だけで、あとはだいたいくだらない話。他院で働いた経験のあるスタッフはみんな「こんなにスタッフ間で会話があって、院長と普通に話せるところは初めて」と言います。当院はスタッフが気持ち良く働けるように、好きな日に休みがとれる月休9日制にしています。なので、歯科衛生士が毎回変わることもありますが、希望があればできるだけ同じ歯科衛生士が担当するようにしています。

痛んでからではなく、健康な歯を保つために来てほしい

先生が健康のために実践していらっしゃることは?

5

健康だと思い込むことです。自分で年をとらないと思い込むようにもしています。あれをやりたい、これを食べたいといった気持ちがあまりなく、趣味などもないんです。でも、情が湧くと物を捨てられない。だから大学生の時から同じ車に乗っています。中古車で買ったので、今や46年もの。その車で通勤したり出かけたりすると、気分が上がりますね。

歯も「病は気から」が当てはまったりするのでしょうか?

そういうことを言っている先生がいて、その先生の本は全部読みました。その先生の考えでは、笑っている人のほうが虫歯は少ないそうです。唾液が出る、免疫が上がるなど、いろいろ理由は考えられるようですが、笑うと免疫が上がるというのはあるような気がします。虫歯も歯周病も基本的には原因のばい菌がいて起きる感染症ですから。子どもによく「甘い物ばかり食べていたら虫歯になるよ」と言いますが、原因となるばい菌が口の中にいなければ、たとえアメを頬張って寝たとしても虫歯にはなりません。では、ばい菌はどこから来るかというと、多くがお父さん、お母さんからなんですね。例えば、お父さん、お母さんが自分の食べている物を子どもに「食べる?」と分け与えている光景をよく見ます。その際、口に入るお箸やスプーンを共有しないとか、そういうことだけでも虫歯のリスクはぐっと減ると思います。

読者に伝えたいことや今後の展望があれば教えてください。

20210602 6

皆さんに伝えたいのは、診療時に僕らが何もしないことが一番いいし、何もしなくていいように生活を改めましょう、ということです。痛くなってから来られたら、やはり削らなければ痛みが収まらなかったり、炎症が止まらなかったりすることのほうが多くなります。でも、「何か変だな」というタイミングで来てもらえれば、アドバイスだけで済むかもしれません。僕の目標は、健康な人が訪れるクリニックにすること。お口の中の健康を長く保つために、歯科医師のアドバイスを聞きに来てください。実際に、歯を良い状態に保つために、どこも悪くないのに来る患者さんはいらっしゃいます。そういう方たちがたくさん訪れるクリニックにしたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/55万円~(他、検査診断料3万3000円)、審美歯科(ホワイトニング)/1万6500円~

Access