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米本 友明 院長の独自取材記事

反町耳鼻咽喉科

(横浜市神奈川区/反町駅)

最終更新日:2019/12/25

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反町駅よりほど近いビル2階にある「反町耳鼻咽喉科」。1階が小児科のクリニックということもあって子どもの患者も多く、院内にはたくさんのぬいぐるみや人形が並んでいる。「時には子どもをリラックスさせるために、パペットを使うこともあるんですよ」と話すのは、院長の米本友明先生。自身も2児の父親で、子どもの心理がよくわかっているのだろう。そんな米本院長は、横浜生まれ横浜育ちの、誠実な人柄が持ち味のドクターで、診療では難聴と補聴器の専門家として高齢患者に親身にアドバイスを行っているのだそう。老若男女が訪れる身近なクリニックの院長として日々奮闘する米本院長に、診療への思いを聞いた。
(取材日2016年1月6日)

子どもたちが安心して通える耳鼻咽喉科クリニック

まずは先生が医師をめざした理由をお聞かせください。

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父が小机で耳鼻咽喉科の医院を開いていました。母方の祖父もやはり耳鼻咽喉科の開業医。そんな環境でしたから、僕もやはり耳鼻咽喉科のドクターになる道を選びました。僕は3人兄弟の真ん中で、兄も同じく耳鼻咽喉科の医師。弟だけは皮膚科を専門にしていますが、僕が開業医として町のお医者さんになること、耳鼻咽喉科の医師になることは、自然な流れだったのかもしれません。東京慈恵会医科大学を卒業し、同大学の耳鼻咽喉科医局へと入局しましたが、そこでの日々は「耳鼻科はこんなにも幅広い範囲を扱うのか」という気づきの連続でした。大きな手術も行い、その中にはがんも含まれています。また、めまいも耳鼻科で扱う病気です。最近は「耳鼻咽喉科頭頸部外科」という言い方をする大学も出てきたように、とにかく目と脳を除いた首から上の部分全部を診る科です。 がんの患者さんも診るので、時には患者さんの最期を看取ることもありました。

地方の病院でもお仕事されたそうですね。

静岡県の富士市立中央病院でも勤務しました。富士市はとても小さな町なので、町を歩いていると患者さんにばったり出会うこともしょっちゅうでした。町の人も患者さんも温かくて、本当に居心地の良い町でしたよ。地方の病院は、医師と患者さんとの距離がとても近いんです。病院もそんなに大きくはありませんし、町も小さい。その分、医師と患者さんの接点が増えるんでしょうね。2008年に当院を開業しましたが、ここで開業してからも患者さんと信頼関係を築くことを意識してきました。母校の校訓にも「病気を診ずして病人を診よ」という言葉がありますが、実際に医師としての年月がたつほど、その意味を実感します。血液検査などのデータだけを見ていると患者さんご本人の症状を見誤ってしまうこともあります。特にここには小さな子どもの患者さんが多く来院されるので、より注意が必要ですね。

子どもの患者さんが多く来られるんですね。

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もともと耳鼻咽喉科は小さな子どもの患者さんが多い科ですが、この同じビル内にある小児科医院から耳や鼻の異常を訴える子が紹介されて来るケースも多いので、お子さんの比率は高めです。開業して気づいたことの一つに、保育園などに預けられている子どもの数が僕の想像以上に多かったことがあります。共働きのご夫婦が多いからなのでしょうが、集団保育が中耳炎にとってハイリスクであることは事実。風邪が治りかけても、また別の子からうつされることもありますしね。最近では、病児保育施設も少しずつ増えていますが、まだまだ数としては足りていません。行政に頑張ってもらうのはもちろんですが、例えばお子さんが風邪をひいた時には親御さんが仕事を休める環境を整えるなど、企業や社会全体で取り組む努力も必要でしょうね。ちなみにわが家にも子どもがおり、スタッフも子どもの扱いに慣れているので、小さなお子さんもどうぞ安心して連れて来てください。

高齢者に心強い、難聴と補聴器のスペシャリスト

先生は難聴と補聴器の研究をされていたそうですね。

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はい。大学時代に難聴と補聴器の研究をしていました。この分野には詳しいので、難聴に悩む方はぜひご相談ください。視力を補助する眼鏡と同じように、聴覚を補助するのが補聴器です。しかし眼鏡と違って、補聴器に抵抗があると感じる人は少なくありません。最近は高齢になっても元気にお仕事されている方が増えていますが、耳が遠くなったと感じたなら、無理せず早めに補聴器をお使いになるほうが、より活動的に社会参加できると思います。また難聴は認知症のリスクファクターの一つだと言われており、それを補聴器で防げる可能性があるということをもっと皆さんに知っていただきたいと思っています。現在の補聴器は、一昔前のものと比べると性能が向上したのはもちろん、小型化が進み、着けても目立たなくなっています。デジタル回路の進歩によって昔は合わせにくかった音も調整できるようになり、以前に比べてとても聞きやすくなっているんですよ。

難聴の方の受診のきっかけは、やはり自覚症状からですか?

難聴は、その本人以外に周囲の方が「最近聞き間違い、聞き返しが多いな」「テレビの音量が大きくなったな」と感じられて受診を勧める例が多いですね。ひと口に難聴と言っても人それぞれ症状は違いますし、聞き取れる音、聞き取れない音の違いもあります。補聴器をお考えの際は必ず、一度耳鼻科を受診し、本当に補聴器が必要な状態なのかを診察して判断してもらってください。

耳鼻科には花粉症でお悩みの方も多く来られるのでしょうね。

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花粉症に関しては、以前と比べて、症状が本格化する前に耳鼻咽喉科に行って薬をもらう、という受診の仕方が一般的になってきました。2月の上旬頃から花粉が飛び始めますので、薬は2月から服用されるのがお勧めです。花粉症の専門である耳鼻咽喉科ですと、飲み薬以外に点鼻薬や目薬など処方する薬の選択肢が多いです。また、蓄膿症などほかの病気が隠れていることがありますので、その意味でもお力になれます。風邪をひいた際にも、耳鼻咽喉科ですと専用の機器を用いて鼻や喉を直接調べたり、吸引やネブライザーなどの処置で患部に直接アプローチすることができます。

一期一会。患者との出会いを大切に

患者さんとの記憶に残るエピソードはありますか?

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医師になって1年目の時に、患者さんからお礼の手紙をいただきました。新米の駆け出しのドクターにとって、本当にうれしい出来事でした。もちろんその手紙は今でも大事にしまっています。僕は日頃の診療で常に「一期一会」という言葉を大事にしています。患者さんの中には、長くお付き合いしていく方もおられるし、たった一回だけの診療の方もおられます。たった一回の診療の患者さんでも、長く通ってくださる患者さんと同じように丁寧に診療したいです。月並みかもしれませんが、やはり「ありがとう」という患者さんからの言葉が一番うれしいですし、その言葉を聞くたびに僕も初心に戻り、あらためてこの仕事への意欲ややりがいが湧いてきます。

ところで、待合室には横浜のプロ野球チームやサッカーチーム関連の本が並んでますね。

僕は横浜生まれ横浜育ちの浜っ子なので、野球もサッカーも地元横浜のチームを熱心に応援しています。僕自身も野球少年だったんですよ。クリニックのホームページ内の「院長ブログ」で、日々の出来事などを書いているのですが、おのずと野球の話題が多くなります。サッカーの試合を観戦しに娘たちとスタジアムに出かけることもあります。どうやら娘たちは野球には興味がないようです。しかしサッカーなら一緒に応援してくれますからね。日頃子どもたちと接する時間が少ないため、休日はできるだけ家族で出かけるようにしています。クリニックで子どもの患者さんを診察する時も、うちの娘たちが小さかった頃を思い出しながら診療にあたっています。

先生のこれからの夢、展望をお聞かせください。

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今ここに通っている子どもたちが、大人になってもここに来てくれることが僕の夢なんです。小さな子どもの時に診察した患者さんが、大人になって自分の子どもを連れて来てくれる。そんなクリニックになれたら素敵ですね。また、耳の遠くなったお年寄りや、若くして難聴になった方に対して、僕の経験と知識を生かし、適切な補聴器の使用によって、より活発に社会参加できるお手伝いもしたいです。そして個人的な夢としては、プロ野球とJリーグで、地元横浜のチームが優勝することでしょうか (笑)。時にはそんな冗談も交わしながら、今後も地域密着の医院として、わかりやすく優しい診療を心がけていきたいです。

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