米本 友明 院長の独自取材記事
反町耳鼻咽喉科
(横浜市神奈川区/反町駅)
最終更新日:2026/05/07
東急東横線・反町駅からほど近い「反町耳鼻咽喉科」。院長を務める米本友明先生は、生まれ育った横浜の地で開業して以来18年にわたり地域医療を支えてきた。「病気を診ずして病人を診よ」という母校の教えを胸に、喉や鼻の風邪から難聴、めまいの相談まで幅広い悩みに応じている。日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医として磨いてきた知見を持ちながら、決して威張らず、わかりやすい言葉で丁寧な説明を尽くす誠実な人柄が、地域の厚い信頼を集めている。幅広い世代が気軽に相談できるホームドクターとして日々奮闘する米本院長に、診療への想いを聞いた。
(取材日2026年3月4日)
地域に根差して18年、世代を問わず気軽に通える医院
幅広い世代が来院されていますが、最近はどのような主訴が多いのでしょうか?

当院には、お子さんからご高齢の方まで幅広く来院されています。この地域は、新しいマンションにお住まいの若いご家族と、昔からの住民の方が共存しています。主訴として一番多いのは、やはり風邪です。喉の痛みや鼻水の症状ですね。年末年始などはインフルエンザの流行で混雑することもあります。また、花粉症やアレルギー症状を訴える方も非常に多いです。ハウスダストなど、一年中アレルギーに悩む方もいらっしゃいます。開業から18年がたち、子どもの頃に通っていた方が大人になってまた来られることも増えました。幅広い世代の健康を守る「町の耳鼻咽喉科」として、どなたでも気軽に足を運んでいただければうれしいです。
気軽に通える医院として、患者さんやそのご家族が安心して受診できるよう工夫していることはありますか?
特別な工夫というより、自然な対話を大切にしています。当院は、ご家族で来院される方が非常に多いです。おじいさんやおばあさんが、お子さんやお孫さんを紹介してくださいます。3世代で通ってくださるご家庭もあり、地域に根差した証だと感じます。診察では、相手に合わせた接し方を心がけています。お子さんの場合は、親御さん任せにせず、お子さん自身の言葉をしっかり聞いて尊重します。ご高齢の方には、ゆっくり大きな声で話しかけます。聞き取りやすさへの配慮は欠かせません。誰にとっても、心安らぐ場所でありたいと考えています。
風邪の症状がある際、耳鼻咽喉科を受診することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

風邪をひくと内科をイメージする方が多いかもしれません。しかし、鼻や喉に症状があるなら耳鼻咽喉科がお勧めです。大きな強みは、患部を直接見ることができる点にあります。鼻やのどの内視鏡を使い、鼻の中の細かい状態や喉の奥の状態まで詳しく確認します。また、直接的な処置ができることも大きなメリットです。鼻水を吸い出したり、薬を喉に届けたりする処置を行います。これらは内科にはない、耳鼻咽喉科ならではの治療法です。熱があっても、鼻や喉の違和感が強い場合は遠慮なくお越しください。症状を早く楽にするためにも、直接アプローチすることが大事です。私たちは鼻と喉の専門家です。専門的なアプローチで、早期の回復ができるようしっかりとサポートします。
病院勤務で培った力を生かし、安心を届けたい
開業までの長きにわたる病院勤務のご経験は、現在の地域医療においてどのように生かされていますか?

大学を卒業してから開業するまでの間、私はずっと病院に勤務していました。そこでは命に関わる重篤な症例や、喉の腫れで呼吸が困難になるような急患、がんの治療など、過酷な現場を数多く経験してきました。こうした長年の経験は、現在の診療における「重症度を見極める力」に直結しています。当院で対応可能か、あるいは大きな病院での専門的な治療が必要か、その判断を適切に、かつ迅速に下せます。例えば、食事が取れないほどの症状から重大な疾患を察知し、手遅れになる前に適した専門病院へ橋渡しをすることが私の重要な役割です。自分一人で抱え込まず、患者さんに適した選択肢を提示できるのは、病院勤務時代の厳しい日々があったからこそだと自負しています。
難聴と認知症には深い関わりがあるそうですが、最近の補聴器事情も含めて専門的な見地から教えてください。
最近の研究では、難聴が認知症の大きなリスク因子の一つであることが証明されており、聞こえづらさを放置することは避けるべきと考えています。聴力を補うために早めに補聴器を使うことは、認知症のリスクを抑えることにもつながります。私は大学時代から、難聴と補聴器を専門に研究してきました。高齢になっても活動的に社会参加を続けるためには、適切なケアが大切になってきます。少しでも耳が遠くなったと感じるなら、我慢せずに相談してください。専門的な知識を生かし、皆さんの健やかな毎日をしっかりとサポートします。また、最近の補聴器は、一昔前の物とは驚くほど進化しています。非常に小型化が進んでおり、装着しても周囲からはほとんど目立たなくなりました。見た目を気にして、補聴器をためらう必要はもうありません。
増加傾向にある花粉症や、めまいについてもお聞かせください。

花粉症の患者さんは年々増えている印象です。若い方から中高年の方まで、本当に幅広くいらっしゃいます。対策としては、早めに受診して薬を飲み始めることが大切です。鼻や喉の専門家として、一人ひとりに合ったお薬を処方いたします。また、めまいがした時に「何科に行けば良いのか」と迷う方も多いでしょう。脳神経外科を思い浮かべるかもしれませんが、実は耳に原因があることも多いのです。当院では、めまいの原因がどこにあるのかをしっかりと見極めます。もし脳の病気などが疑われる場合は、すぐに専門の病院を紹介します。まずは「ちょっと相談してみよう」という気軽な気持ちで、早めにお越しください。
一期一会の出会いを大切に、横浜の地で歩み続ける
日々の診療で大切にしていること、こだわっていることなどはありますか?

私は医師になって1年目の頃に、ある患者さんから温かいお礼のお手紙をいただきました。その時の感激は今も鮮明に覚えており、お手紙は今も大切に保管しています。そこで感じた喜びが、私の診療の原点です。たとえ一回きりの診察であっても「一期一会」を重んじ、丁寧に診察することを誓っています。また母校の「病気を診ずして病人を診よ」という教えのとおり、症状の裏にある患者さんの心に寄り添いたいと考えています。誰もが納得し、安心して治療を受けられることが一番です。そのために、常にわかりやすい言葉での対話を重ねます。地域の皆さんが「ここに来て良かった」と笑顔で帰れるような、親しみやすく温かいクリニックであり続けたいです。
横浜の野球チームやサッカークラブのファンだそうですが、趣味の時間はどう過ごされていますか?
私は横浜で生まれ育った、生粋の「浜っ子」です。地元のプロ野球チームとプロサッカーチームを熱心に応援しています。特に野球は子どもの頃からのファンで、時々スタジアムへ足を運んでいます。サッカーも昔から応援していますが、試合時間が診療と重なることも多いです。そのため、録画やテレビ中継で欠かさずチェックしています。クリニックのブログでも、スポーツの話題をよく書いています。地域の皆さんと同じ立場で、地元の話題を共有できる医師でありたいと考えています。地元チームの優勝を夢見ながら、これからも誠実に地域の皆さんの健康を守ってまいります。
地域密着の医院として、今後どのような展望を描いていますか?

今ここに通っているお子さんたちが、大人になっても来てくれることが私の夢です。いつかご自身のお子さんを連れて来てくれるような、息の長いクリニックでありたいと願っています。開業して18年がたちますが、その想いは今も変わりません。これからも、世代を問わず気軽に相談できる場所を守り続けます。鼻や喉の悩みはもちろん、耳の聞こえやめまいなどの相談も大歓迎です。地域に根差した「町の耳鼻咽喉科」として、常に優しく、わかりやすい診療を心がけます。困った時に一番に思い出してもらえる、身近な相談窓口であり続けたいです。風邪の引き始めから専門的な悩みまで、どうぞお気軽にお越しください。皆さんの健やかな毎日を、これからもこの反町の地で全力で支えてまいります。

