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西山 潔 院長の独自取材記事

西山歯科医院

(横浜市神奈川区/大口駅)

最終更新日:2020/04/01

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1925年の開院以来、親子3代にわたって町のかかりつけ医として地元の人々の信頼を集めてきた「西山歯科医院」。明るく清潔な院内は、患者が持ってきてくれた花や作品が並び、休診日にも患者が顔を出すなど、町の人々から愛されている様子がそこかしこから伝わってくる。現在、横浜市歯科医師連盟の会長も務める院長の西山潔先生は、温かく包み込むような笑顔が印象的。総合的な歯科診療を手がけ日々患者と向き合う西山先生に、めざす歯科診療のかたちや祖父の代から受け継いだ地域への思い、大好きだというロックバンドのことまで、幅広く話を聞いた。
(取材日2019年12月6日)

親子3代、良きかかりつけ医として地域に恩返しを

この地域で長く診療を続けている歯科医院だと伺いました。

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明治生まれの祖父が1925年に子安駅の近くに開院したのが始まりです。東京と横浜を結ぶ国道の整備とともに開院したこともあって、歯の治療に悩む多くの地元の方たちから「町の歯医者さん」として歓迎されたと聞いています。その後1936年に大口のこの場所に移転し、1989年に今の建物になりました。私と父、祖父の3人で一緒にこの診察室で診療できたことは今でも良い思い出ですが、神奈川県の歯科医師会によると、親子3代が同時に現役の歯科医師というのはかなり珍しいそうです。「地元の人を大切にしなさい」という祖父の言葉は、今でも深く心に残っています。

この町の歴史とともに歩んできた歯科医院なのですね。

患者さんの多くが私にとっては地元のおじさんやおばさん、幼なじみなど、昔からの知り合いです。この50年で街並みはだいぶ変わりましたが、下町的な温かい人情はまったく変わりません。ここで生まれ育った私にとっては、町を歩いているだけで「先生、また行くからね!」なんて声をかけていただけることが何よりうれしいこと。当院では一応予約制をとっていますが、飛び込みで来られた患者さんも普通に診ています。断る理由もありませんし、そうしてこそ地域に根差した町のかかりつけ医だと思うからです。自分を育ててくれたこの町に、歯科医療を通じて恩返しをしたいという思いは子どもの頃からずっと変わりません。

3代目院長としての思いをお聞かせください。

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介護が必要になった時に口や歯のことはどうしても二の次にされてしまいがちですが、当院の患者さんは長いお付き合いのある方ばかり。たとえ通院できなくなっても、これまでどおり歯科医療が受けられるよう、訪問歯科診療にも力を入れています。私にとって治療するということは、昔からなじみのある患者さんのお口の中だけでなく、その方の家庭環境や価値観も踏まえながら、総合的に診ていくことです。お口の健康を守ることで、全身の健康を守りたいという思いでやっています。今は歯科医療が進み、さまざまな新しい治療法も出てきています。必要に応じて専門機関とも連携しながら、患者さんにとってより良い治療を提供できるよう、先進の歯科医療に関する勉強も欠かせません。名医である前に、この町の良きかかりつけ医として地域に貢献できたらうれしいですね。

総合的な診療を支える診断力と、歯を残すための治療

得意としている診療分野についてお聞かせください。

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私は大学を卒業後、大学病院に勤務しながら総合歯科を学びました。総合歯科とは虫歯や歯周病、歯並び、噛み合わせ、顎関節症、口腔機能管理など歯や顎に関することを幅広く診ながら総合的に診断していくものです。3代目としてこの歯科医院を続けていくには、何よりもまず「診断力」が大切だと思ったからです。悪くなった部分だけを診るのではなく、生活習慣や全身の健康状態も診ながら、どうすれば歯を残すことができるかを考える診療を大切にしています。例えば歯が抜けてしまった時、インプラントには多くのメリットがあります。けれど、始めからインプラントありきなのではなく、まずは歯を抜かずに済む方法はないかを考えるのが当院の診療方針です。最近は他院で抜歯と言われた、インプラントを勧められた、という方からの相談も増えてきています。セカンドオピニオンとして気軽にご相談いただければと思います。

最近は若い方の歯周病が増えてきているそうですね。

最近は30代で7割、40代で8割の人が歯周病といわれていますが、10代、20代の患者さんも増えています。原因はさまざまですが、硬い物を食べなくなったことや、夜更かしをして遅くまで何かを食べていたり、虫歯がないからと長期間歯科医院へ行っていないような人は要注意です。中には噛み合わせが悪いため歯周病を繰り返している人もいます。特に女性は子育てや仕事、親の介護と忙しく、ついつい自分のことは後回しにしてしまいがち。30~40代は空白の世代ともいわれています。歯周病は口だけでなく、全身の健康に深く関わっています。単に治すだけではなく、再発しないように口腔環境を整えることも大切です。当院では歯科医師だけでなく、歯科衛生士や受付も含めて、スタッフ全員がチーム体制で患者さんをサポートしています。長いお付き合いの患者さんの多くが、高齢になっても自分の歯でしっかり噛めていることは当院の自慢の一つです。

今年7月、横浜市歯科医師連盟の会長に就任されたそうですが、活動内容について教えてください。

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今年4月に「横浜市歯科口腔保健の推進に関する条例」が施行されたことを受け、横浜市歯科医師連盟では地域の歯科医療の充実と健康寿命の延伸に取り組んでいます。食べることは、生きること。特に高齢者にとって口腔ケアや歯科治療は、命に直結する大切な問題です。乳幼児から高齢者まで、生涯を通じた歯科健診の徹底と啓発に励むとともに、病院や行政、介護との連携を強化しながら、地域全体で皆さんの健康をサポートする強固なネットワークの構築をめざしています。

ロック魂あふれる活動で、地域の健康を守り続ける

先生の趣味や特技についても教えてください。

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大学時代は弟とロックバンドを組んでいたこともあり、今でもロックが大好きです。弟はプロとして音楽の道に進み、ロックバンドでギタリストをしています。そのご縁で、夏の野外コンサートで6万人の観衆を前に弟たちと一緒に演奏したこともありますよ。今は歯科医師仲間とバンドを組んで、他の歯科医師バンドと一緒に演奏活動をしています。音楽活動を通じて親睦を深めるだけでなく、歯科医療に関する啓発活動にもつなげていけたらうれしいですね。私はなんでも楽しんでやるタイプ。地元のお店にもよく飲みに行きます。周りはお互いよく知ってる顔ばかり。言いたいことを言い合える仲なので、歯科医療に関する率直な意見を聞けることも、とてもありがたいと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

これまでのホームホワイトニングでは自宅で毎日一定時間装着しなくてはならないので、ここでやってくれないかというリクエストが増えてきたこともあり、歯科医院で施術するオフィスホワイトニングを導入することになりました。長いお付き合いの患者さんは、治療が終わった後もメンテナンスでずっと定期的に通ってくださる方が多いので、お口のケアをするだけでなく、ホワイトニングもお勧めしたいですね。それと、娘が歯科医師として近所の歯科医院で修業中なので、ゆくゆくは娘と歯科衛生士の妻と家族で診療しながら、この町の活性化に一役買えたらうれしいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院はとてもアットホームな雰囲気の歯科医院です。私も一歩町に出れば隣人、あるいはお得意さんとして地元のお店に顔を出しているので、何も知らない人が当院に来た時に、「あの時のあの人が歯医者さん?」と驚かれることもあります。越して来たばかりの方にも気軽にお立ち寄りいただきたいですね。お口の相談はもちろん、この町を知り尽くした私がお勧めのお店や町の見どころなどをガイドしますよ(笑)。地域みんなでワン・チーム。いくつになっても元気に、みんなで大口を盛り上げていきたいと思っていますので、お口のことでお悩みの方はもちろん、特に痛みはないけれどしばらく歯科医院に行っていないなという方もぜひ気軽にご相談ください。歯科医療のハードルを下げることもかかりつけ医の大切な役目です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、ホワイトニング/片顎2万円~

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