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安彦 隆一 院長の独自取材記事

あびこ消化器内科クリニック

(横浜市神奈川区/神奈川駅)

最終更新日:2020/02/13

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京急本線神奈川駅から徒歩4分。東海道五十三次の神奈川宿の風情が残る町で、地域住民や近隣で働く人たちの健康をサポートする「あびこ消化器内科クリニック」。現院長の安彦隆一先生の父が50年以上にわたって診療を続けてきた「宮前診療所」を引き継ぎ、2011年6月に新たに開業したクリニックだ。聖マリアンナ医科大学医学部を卒業後、同大学の付属病院に勤務し、内視鏡手術を多く経験したことから「つらくない内視鏡検査」をモットーに検査を行っている。一方で地域に密着したクリニックとして、一般内科を基本にさまざまな症状の診療にあたっている。優しい笑顔と穏やかな話しぶりが印象的な安彦院長に、かかりつけ医のあり方や地域医療にかける思いなどを、たっぷりと聞いた。
(取材日2019年11月5日)

自らの経験を生かし「つらくない内視鏡検査」をめざす

明るい雰囲気で、温かみのあるクリニックですね。

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どなたでも気軽にいらしていただけるように、明るく温かな雰囲気の院内を心がけました。イメージカラーは私の好きな、爽やかなブルーで、より一層親しみやすく感じていただけたらと思い、ロゴマークも作っています。患者さんは年齢問わず、幅広い年齢層の方々に来ていただいております。父の代から地域に密着して診療してきましたから、中には体力的な問題や病気の進行に伴い、通院が難しい患者さんも定期的な訪問診療もしています。

先生は消化器内科がご専門とお聞きしました。

勤務医時代は内視鏡手術を多く経験しました。当院でも胃と大腸の内視鏡検査やエコー検査などを行うための設備を整え、小さな大腸ポリープであれば切除術も行っています。けれども消化器だけでなく全身を診ることが、内科の医師としての責務であると思っています。ですから、心電図検査、エックス線各種、超音波検査など幅広い検査に対応していますし、おなかだけでなく腰や胸、肺の痛み、骨粗しょう症や花粉症などアレルギー症状の診察もしています。問診や検査などで診断をし、重症化する手前で拾い上げる、あるいは重症化の兆しがあれば、必要に応じて専門の医療機関や病院に紹介しています。それが地域の皆さんのかかりつけ医としての、重要な役割だと考えていますね。

胃や腸に気になる症状があっても、「内視鏡検査が怖い」という患者さんも多いのではないでしょうか?

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そう思われるのは当然だと思います。ですから当院では眠ったような状態で受ける意識下鎮静法で、胃も腸もつらくない内視鏡検査をめざしています。これは私自身の実体験から取り入れました。病院を退職前に試しに意識下鎮静法の注射なしで検査を受けたところ、想像より嘔吐反射が強かったです。そのため注射をして、その後は楽に検査を受けられました。検査説明のときに、この話をすると、ほとんどの方は不安が和らぐようです。ですから怖くて検査を受けられなかったという方は、まずご相談ください。ずっと検査を避け続けた結果、取り返しのつかない状況になってしまっては大変です。気になる症状の原因が見つかることも多いですから、まずは1回、検査を受けていただきたいですね。

重症化を防ぐためにも、かかりつけ医で定期的な検診を

早期発見、早期治療のための検査についても教えてください。

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「おなかが痛い」と言う方を診察すると胃腸や胆嚢などの消化器だけでなく、婦人科系や尿管結石などの泌尿器科の病気ということもあります。便秘も、ホルモン異常や甲状腺の病気だったり、糖尿病が原因で胃腸の自律神経の働きが悪くなったりすることもありますし、ご高齢の方だと腸閉塞も考えられます。若い方で慢性的に下痢や便秘を繰り返している場合は、いわゆる過敏性腸症候群と勘違いされてしまうことも多いのですが、潰瘍性大腸炎やクローン病といった慢性の腸炎を起こすような病気が隠れている可能性もあります。これらは大腸がんになるリスクにもつながるので、早い段階でのコントロールが必要ですね。もちろん全体からみればまれなケースではありますが、病院勤めの時にはそういう方を多く診てきました。ですから消化器にこだわらず、初期段階で見つけたいと常に思って診察にあたっています。

骨粗しょう症の初期検査にも対応しているとお聞きしました。

かかりつけ医として、患者さんの幅広い悩みに対応できるようにしています。骨折してしまったら整形外科の領域になりますが、予防のために栄養バランスの良い食生活にしたり、必要に応じて薬を飲んだり、定期的な検診で経過を見ることは内科的な診療です。当院でも腰痛の患者さんも多いのですが、エックス線を撮ると骨粗しょう症の疑いや実際に骨折している方も少なくありません。そこで骨の状態を調べるための骨塩定量検査が必要になります。通常だと病院で検査の予約を取り、検査をし、結果を聞きに行くため、都合3回は通院しなくてはいけません。しかし、当院では提携病院に直接予約できるシステムがあるので、その負担を軽減することができます。検査の結果、軽症であれば当院で経過観察をしますし、整形外科的な治療が必要であれば、改めて検査をした病院に紹介をしますので、基本的には再検査の必要もありません。

診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんが抱えている不安を受け止めるために、どんなことでも話していただける雰囲気づくりを心がけています。また、ご理解いただける範囲でお話をするようにしていますし、難しい言葉は使いません。さらに、悩みの本質はどこかを見極めることを大切にし、症状だけでなくバックグラウンドにある問題に目を向けて診療しています。骨折など遠い過去の症状や病気が絡んでいることもありますので、特に初診の方は時間をかけて病歴をお聞きします。複数の病院や診療所にかかっている方は、服用している薬についてのチェックも必須です。併用禁止薬もありますから、新しく飲み始めたお薬がないかなど、お話をしながら常に情報を更新しています。

地域に根づいた健康相談所として気軽に利用してほしい

印象に残っている患者さんのエピソードがあれば、お聞かせください。

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40代の女性ですが、頻繁におなかの調子が悪くなるという方がいました。それは何かのイベントがあるたびに繰り返し起こっていたので、過敏性腸症候群だと思っていたようなのです。そこで内視鏡検査をしてみたところ、潰瘍性大腸炎がありました。10年以上、放っておいたというので驚きましたが、治療をしてバリバリ仕事をしているそうです。仕事で「ここぞ」というときに調子が悪くなることも多かったそうなので、不安も負担もあったことでしょう。長期間放っておかず、気になる症状があったら相談に来ていただきたいですね。

お忙しい毎日だと思いますが、休日に楽しまれている趣味などリラックス法はありますか。

もっぱらピアノやクラリネットです。小学生の時は吹奏楽部でアルトホルンを担当していましたが、数年前、妻に誘われて吹奏楽団に入りました。知り合いの先生が50歳にしてサックスを始めたという話を聞き触発されてクラリネットを触り始めていた時に、ちょうど妻から吹奏楽団の話があったのです。タイミングが良かったんですね。吹く感覚はなんとか残っていたようですが、ブランク4半世紀以上(笑)。吹奏楽団の定期演奏会にも参加しますので、診療後にここでクラリネットの練習をしていることもあるんですよ。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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寒い時期になると、下痢や吐き気、痛みなどつらい症状が出る方も増えると思いますし、季節の変わり目には花粉症などアレルギー症状がつらい方もいらっしゃるでしょう。骨粗しょう症への不安があったり、腰が痛いなどの不調があったりしても、整形外科はいつも混んでいるから二の足を踏んでいるという方もいらっしゃると思います。そんなときには、まずは気軽にご相談いただければと思います。気持ちの上でも楽になれる、何でも話せる健康相談所のような感じで利用してくださればうれしいですね。内科以外でも気になる症状があったり、まだ何もなくても心配事があったら、それこそ眠れないといったことでも、ご家族の相談でも構いません。かかりつけ医として地域の皆さんの健康を維持するために、より一層充実した診療ができるよう、これからも頑張っていきたいと考えています。

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