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神山 剛史 院長の独自取材記事

神山歯科医院

(深谷市/大麻生駅)

最終更新日:2019/12/03

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県道81号沿いに立つ「神山歯科医院」は、院長の神山剛史先生が2004年に開業。明るく広々した居心地の良い建物に笑顔のスタッフ、広いニーズに応えてくれる診療体制で、子どもから高齢者まで広く地域の人々に愛されてきたクリニックだ。神山院長が大切にするのは、ライフステージに合わせた治療。「一生食べることに困らない」ためには何が必要なのか、年代や生活状況に合わせて治療方法やタイミングを考え、一人ひとりに合わせた提案を行っている。神山院長に話を聞いた。
(取材日2019年11月11日)

一人ひとりのライフステージに合った治療

患者さん専用の通路があったり、光の差す高窓があったりと、とても広々とした造りですね。

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ええ。2004年の開業当時は空間を無駄にしすぎだと言われたものですが、そこはこだわって良かったと思っています。もともと歯科治療は「できれば受けたくない」というイメージが強いのに、圧迫空間だとさらに嫌になってしまうでしょう? だから、患者さんが治療中ユニットに寝て上を向く姿勢になった時、空が見えるように窓を設けました。患者さんとスタッフの動線を分けたのもこだわりの一つで、以前働いていたクリニックでの経験を踏まえて導入しました。患者さんもスタッフも快適に動けますし、作業の効率は全然違いますね。患者さん専用の通路や受付周り、待合室のスペースには、昔は骨董品を置いていましたが、今は患者さんが持ってきてくださったいろいろな作品を飾っています。とても好評で、足を止めてじっくり鑑賞される方も多いですよ。

勤務医時代から将来の開業は決めていたと聞きましたが、なぜこの場所を選ばれたのでしょう?

ここ、旧川本町は私の地元なんです。以前は東京の大学病院やクリニックに勤めていたんですが、都内ではクリニックに来ている患者さんの生活圏がそこにあるとは限らず、その方を生涯にわたって診ていくことは極めて困難でした。そうではなく、自分の行った治療がどういう経過をたどるのか、一人ひとり生涯にわたって口腔内を診ていきたいという気持ちが強かったことから開業を決め、地元で地域医療に貢献したくてこの場所を選びました。都内で身につけたこと、学びを続けて得た世界の最新情報、治療を、患者さんに提供したいとの思いです。患者さんは周辺の方が中心ですが、この辺は車社会なので市内の広い範囲から来てくださっていますね。年代はお子さんからご高齢の方まで幅広く、家族で通ってくださっている方も多いです。

診療に関して、最も大事にしていることは何ですか?

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「患者さんのライフステージに合った治療」です。虫歯や歯周病にはそうなった原因があるので、治しただけでは根本的な解決になりません。例えば、噛み合わせが悪くて同じ奥歯にばかり負担がかかった結果、そこが砕けてしまって虫歯につながっている、という具合です。では、そうなった時どう治療するのが良いかと言えば、10代、20代なら矯正が第一と私は考えます。でも、80歳なのであればできる限り治療期間を短くして、虫歯治療後不具合が起きないならそのまま使ってもらえるのが良いと思います。年齢によって、治療の優先順位は全然違うんですね。また、年代に合った治療法だけでなく、どのタイミングで治療するのが良いかも人によって違います。もうすぐ受験なら、今は介護や子育てに忙しいならどうするか。患者さんに「医学的に一番良いプラン」に合わせてもらうのではなく、患者さん一人ひとりの背景を組み込んで提案を行っています。

治療の優先順位は年代によって違うのが当然と考える

年齢や状況によって、治療の優先順位は変わるのですね。

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厚生労働省が5年に1度行っている「歯科疾患実態調査」の中に、1人あたりの平均喪失歯数のデータがあります。それを見ると、歯を失う本数の平均は40歳で約1本。ここが分岐点で、その後50代、60代と年齢が上がるにつれて、3、7、10本ほどと増えていきます。この流れを止めるために、40歳まではなるべく歯の欠損を防ぐのが主。そこを越えると、欠損の拡大をどう食い止めるかが重要になるでしょう。例えば20代で歯が駄目になってしまったなら、たとえ5年しか持たなくても保存措置をして少しでも人工歯を入れる時期を遅らせ、歯並びに問題があるなら矯正するなど、歯の喪失につながる根本的な問題を解決するのが良いでしょう。しかし、40代以降で既に歯を失っているような場合は、まずは噛むことを優先して治療するべきだと思います。むしろ他の歯を守るためにも「食」をしっかり楽しむためにも、インプラントは有効だと私は考えています。

ライフステージに合った治療を大切にするようになったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

以前都内で診療していた時は、「お金はかかっていいから治療時間はできる限り短く、今この瞬間にできる一番良い治療を」という患者さんが多く、私も「その時一番良い治療を提供する。そのほうが責任が持てる」という考えでした。けれど開業して、患者さんと長い付き合いをしていくうちに、一度はどう診ても大がかりな治療が必要だと思った歯が、4~5年たつうちにそこまでしなくとも大丈夫になっているようなことがあって。聞くと、「長く介護で大変だったのだけど、実は最近母が亡くなって」というような事情があるんです。そういう経験をするうちに、現在の状況やリスクを説明しておくことは絶対必要だけれども、今だけを見て、最高の治療にこだわる必要はないんじゃないか。一生という長いスパンの中で、ライフステージや状況に応じた治療をしていくのが大切なんじゃないか、と思うようになってきたんです。

スタッフさんの雰囲気もとても良いですが、クリニックをまとめる上で何か工夫していることはありますか?

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雰囲気が良いと言ってもらってすごくうれしいです。スタッフには「オンとオフの切り替えをしっかりと」とはいつも言っていますね。「笑うこと」は当院がすごく大事にしているところ。ただ一旦ユニットを倒して治療を始めれば集中しないといけないので、そのピリッとした緊張感も同じく大事にしています。失敗を笑ってごまかそうとした場合は、厳しく注意します。人はミスをするので、ミスをした時どうするかはとても大切。素直に認めて、謝り、そこからどうするか。お金をいただいているからにはプロ意識を持って仕事に取り組む、ということです。

大切なのは、自分の状態やリスクを知ること

院内での情報共有にも工夫があると聞きました。

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私は昔ラグビーをやっていたんですが、神山歯科医院というチームは「One for all, All for one」。ただ忙しくなるとどうしても、お互いに対する思いやりが欠けてしまうことがあるので、そういうのをなるべくなくしていきたいと思っています。例えば冬休み前に全員でプレゼンをする時間というのがあります。以前は勉強会で学んだ知識をシェアしていたのですが、今年からそれぞれが日々患者さんと接する中で気がついたこと、例えば歯科衛生士なら1人の患者さんについて掘り下げたり、受付担当ならアポの取り方やキャンセル対応を取り上げたりと、今院内で起きている問題やどうしていこうとしているのかについて共有する場にしました。そういう情報共有は大切だと思います。

今後、特に取り組んでみたいことはありますか?

虫歯や歯周病は口内だけの問題ではなく、その原因は顎の骨や生活習慣、体全体にあることも少なくありません。その背景まで遡り、バランスの良い体づくりや生活習慣の改善まで考えた歯科医療をしたいなという思いがあります。もちろん無理強いするものではないですが、私の理念や哲学に賛同してくれ、そこまでの治療をお望みの方には、通常の診療とは別スペースでそんな医療を提供できればいいなと思っています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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以前とある雑誌で、ご高齢の方1000人に「今、何を後悔していますか」とアンケートをとった結果、健康面でのトップは「歯の定期検診を受ければよかった」だったそうです。歯を大切にすればよかったと思う人は多いようなんですね。後悔先に立たずなので、ぜひ歯を大切にしてください。たとえ今すぐ矯正や治療はできなくても、まず自分の口の中はどんな状態なのか、どんなリスクがあるのかを知っておくことは重要です。今現在という点だけでなく、一生という線で見た時にどんな問題があり、どういう治療がお勧めなのかしっかりご説明していますので、まずは来てみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~(税別)、インプラント治療/1本40万円~(税別)

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