異なる専門を持つ歯科医師
8人がそれぞれ得意分野を担当

8人の歯科医師が、それぞれの専門分野を生かし診療

Q異なる専門をお持ちの複数の歯科医師がいらっしゃるのですね。

A

▲入れ歯など補綴治療を行う手塚三郎院長

【手塚院長】ええ、そうです。今は僕のほか、週4日勤務の常勤2人、定期勤務の非常勤6人で計8人の歯科医師がいますが、みんな大学院を出ており、それぞれ口腔外科や保存、インプラントなどの専門分野を持っています。僕自身の専門は、失った歯を人工歯で補う治療法・補綴（ほてつ）の一種で総入れ歯。総入れ歯が必要な状態は、基準とできる歯が1本もないわけなので、本来あるべき位置と高さで噛み合わせを決めるのですが、これができる歯科医師は多くはないと思います。ここがずれていると、入れ歯を調整してもすぐずれてしまうわけで、ほかの歯科医院で入れ歯を作ったけれど、どうしても合わないからと来られる患者さんも多いですね。

Q栗原先生は、歯周病がご専門だと伺いました。

A

▲主に歯周病治療を担当している栗原月恵先生

【栗原先生】大学院では歯周病治療学を専攻しました。自覚症状の有無に関わらず歯周病に罹患している患者さんは非常に多いのですが、歯周病については、症状が表れてくる頃にはすでにだいぶ進行していることが多く、危機を感じていない時から正しいケアの方法を知っていただくのが本当に重要なことです。そこで診療では、まずは歯周病というものをわかっていただくこと、治療についてわかりやすく説明することを大切にして、患者さんが不安になることがないよう心がけています。それは歯周病以外の治療でも同様で、患者さんにはまず自分の今の状態をきちんとわかっていただき、納得いただいた上で治療することを大事にしています。

Q齋藤先生は、どんな分野の治療がご専門なのですか？

A

▲齋藤千春先生は、虫歯治療から審美面に配慮した治療まで行う

【齋藤先生】専門は修復学で、主に虫歯治療ですね。大学院ではホワイトニングをはじめ審美面に配慮した治療にも携わっていました。ホワイトニングは若い世代を中心に徐々に希望者が増えており、最近では中年層の男性もいらっしゃるようになりましたが、全体で見ると患者さんはまだまだ少ないので、もっと来ていただけたらいいなと思っています。診療の際に大事にしているのは、まずは治療以前の部分で気持ち良く来て、気持ち良く帰ってもらえる、通いやすい雰囲気であることですね。歯科医院には怖いとか負のイメージがつきがちですが、悩んで時間を使うぐらいなら躊躇せずに来ていただきたいし、来てもらいやすい歯科医院でありたいと思います。

Q武田先生ははいかがでしょうか。

A

▲口腔外科を得意とする武田譲先生

【武田先生】専門は口腔外科で、特に顎関節症の治療です。約25年間大学の口腔外科に勤め、インプラント治療も数多く経験してきました。抜歯や顎関節症についてもたくさん診てきました。普段は自分のクリニックで診療しているのですが、こちらとは35年前からのご縁で、今は月に2回・木曜日に、口腔外科・顎関節症の専門治療を必要とされる方だけを予約制で診ています。治療内容は患者さんごとに千差万別ですが、いつも大事にしているのは、痛みや苦痛を極力感じさせない治療をすることです。純粋にテクニックの問題ですが、その点は約35年にわたる診療経験が生きており、患者さんの信頼も得られているかなと思います。