平塚 健 院長の独自取材記事
ひらつか歯科クリニック
(戸田市/戸田公園駅)
最終更新日:2026/10/13
子育て世代が多く暮らす街・戸田公園駅東口からすぐの場所に「ひらつか歯科クリニック」はある。今年25年目を迎えた同院を率いるのは、ベテランの平塚健院長。真摯な診療と気さくな温かい人柄で、近隣住民との信頼関係を築いてきた。患者への丁寧な説明と密な対話を第一に、虫歯や歯周病治療、子どもへの治療、外科処置、審美歯科など、世代を問わず幅広いニーズに対応。予防歯科と歯磨きなどの生活指導にも力を注ぐことで、健康な口腔環境維持を図り、末長くおいしく食事ができることをめざしている。蕨戸田歯科医師会の活動にも精力的に参加し、地域医療にも貢献する平塚院長に、診療への思いから日常で意識すべきことまで、たっぷりと話を聞かせてもらった。
(取材日2026年9月10日)
ファミリーの多い戸田で、地域に根差した診療を続ける
歯科医師の道に進み、戸田で開院された経緯を教えてください。

物作りが好きで、手先も器用なほうだったので、高校時代にプラモデルばかり作っていたところ、父に「歯科大学に行けばプラモデルを作り放題だよ」と言われたことがきっかけです。崇高な志から歯科医師をめざしたわけではなかったのですが、実際に歯科医師となってみると、自分には天職だと感じました。プラモデル製作と歯の治療が、どれだけ緻密にやり込めるか、イメージどおりの形にできるかという側面で共通するからです。いい加減な仕事をしないことはもちろん、集中力を鍛えるためにも、原点に立ち返ってプラモデルを作ると、仕事に必要な能力や感覚が補正されます。大学卒業後は、所沢にある先輩の歯科クリニックに勤務し、2002年に開院しました。戸田といえば「ボートの聖地」。私は学生時代にボート競技で戸田の練習場に通っていたので、なじみがあったんです。埼京線ができてどんどん街が発展していく様子も見ていたので、この場所を選びました。
街や患者層に変化はございますか?
戸田市は開院当初から子どもの多い地域だったんです。都心へのアクセスも良く、都心と比べると家賃も少し抑えることができるので、子どもを育てる家庭にとって生活しやすい環境ですからね。現在は若干落ち着いてきた傾向にありますが、それでもまだ若い世代がたくさん暮らしており、人口動態も当院の患者層もさほど変化はありません。開院当初よりも少し、ご高齢の患者さんが増えましたが、それは私も地域の皆さんと一緒に年を取ったからでしょう(笑)。当院は20時まで診療を行っているので、仕事帰りに寄ってくださる方もたくさんいらっしゃいますよ。
求められる診療内容も変わりないでしょうか。

そうですね。大きな変化はありませんが、審美面を気にされる方が増えた印象です。子どもから大人まで虫歯で来院される方が一番多く、それは今も昔も変わりません。長く歯を使えるようにするための治療に注力し、口腔内の環境をなるべく良い状態に維持できるよう努めることで、いつまでも美味しく食事ができるようにすることをめざしています。当院は予防歯科に力を注いでいるので、定期検診で来られる方も多いですね。歯周病治療や親知らずの抜歯、インプラント治療の他、2020年頃にマウスピース型装置を用いた矯正も取り入れましたので、ご希望があった場合に対応しています。新しい材料や技術はもちろん取り入れながらも、提供している診療は基本的にずっと一緒です。
セルフケアと専門家による定期検診で良い状態をめざす
診療ではどのようなことを大切になさっていますか?

患者さんの訴えや希望を伺った上で、一人ひとりの口の状態に合わせた治療計画をプレゼンすることです。どんな治療にもメリット・デメリットがありますから、それぞれ丁寧に説明することも心がけています。また、患者さんは口の中を直接見ながら治療を受けることはできませんから、「一体何をやっているんだろう?」と不安に感じることもあるはずです。ですから、治療内容やその必要性をしっかりご説明して、理解いただいた上で進めることが、不安の解消につながると考えています。また、例えば歯の保存が難しく、抜歯が避けられない状況だった場合、患者さんにとって耳の痛い話をしなければならないケースもあります。つらい気持ちをくみつつも適切な情報をお伝えして、ご自身の状態を理解してもらうこと。そして、今後の見通しや治療の選択肢を提示するなどして、前向きに次のステップへ進めるような対話を重視しています。
予防歯科に力を注がれているのですね。
はい。虫歯や歯周病になり、病状が進行すればするほど治療に時間と費用がかかりますから、早期発見、早期治療による予防が大切です。しかし前提として、歯磨きがしっかりできているかどうかが何よりも重要なポイントになります。定期検診と同時にクリーニングをして、きれいな口腔環境をめざしたとしても、その後に食事をして、歯磨きがきちんとできていなければ、汚れはすぐに溜まっていってしまいます。汚れを落とすための正しい歯磨きに関するアドバイスも、重視している部分です。歯磨きの際に意識してほしいのは、たった一つ。歯ブラシの毛先が歯茎の隙間に潜り込んでいることです。歯と歯茎の境目に向けて正しい角度で毛先を当てて磨けているか、ぜひチェックしてみてください。
長く歯の健康を保つために、何を意識すべきでしょうか。

長期で口の中の良い状態を維持するためには、普段からどれだけケアに手間をかけているかが重要です。それを続けることが一番難しく、大変なことも十分理解していますが、少しでも意識してもらえるといいですね。ただ、セルフケアだけを頑張っていても、我流の歯磨きになってしまい、専門家の視点から一番磨いてほしい部分に手をつけられていない状態をつくってしまうことにもなりかねません。野球で例えると、コーチにバットの振り方を教わり、試合でうまく打てなければまたコーチに聞いて、フォームの改善を図る。この反復作業は歯磨きも同じで、セルフケアと、専門家によるケアがうまく噛み合うことによって、良い状態をめざすことができます。定期的に歯科クリニックへ通い、第三者の目線から口の中をきちんと診てもらう機会をつくりましょう。
院内の活動と歯科医師会の活動で地域の健康増進に尽力
歯科医師会に在籍し地域医療にも積極的に携わられています。

3歳健診や保育園、小中学校における歯科健診などをお手伝いしたり、市民公開講座で歯の健康や食事のことなど、歯科にまつわるお話しをすることもあります。毎年秋に行われる戸田市や蕨市のお祭りでは、口にまつわることを検査したり相談できる場も設けているので、ぜひ活用していただきたいですね。このような活動で地域の方々とセッションすることは、私自身も得られるものが大きいんです。すでに信頼関係のある当院の患者さんではなく、初めてお会いする方々とふれ合うことで、皆さんが歯に関してどのように考えているのか、何に困っているのかなど、客観的な目線で知ることができるので、今後も積極的に携わっていきたいと思います。
ひらつか歯科クリニックをどのような時に頼ってほしいですか?
「歯医者さんに行くのは嫌だな」だとか「受診のハードルが高い」なんて思わず、少し口の中を見てもらうくらいの気持ちで、気軽にいらしてほしいです。会話をして、患者さんの思いや希望にできる限り寄り添った診療を行いますし、私の持つ知識と情報は、惜しみなくお伝えしますので、なんでもご相談ください。院内はリニューアルしていませんが、スタッフがいつもピカピカに掃除してくれているおかげで、先日も開院当時を知る業者の方から「きれいですね」とびっくりされたくらいです。スタッフは和気あいあいとしており、明るい雰囲気をつくってくれています。患者さんともいつも親身に接してくれているので、居心地良く過ごしていただけるのではないかと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

定期検診とセルフケアの両立が虫歯や歯周病の予防につながり、皆さんの生活の質の向上に導きます。ご自身の通いやすい、気に入った歯科クリニックをぜひ見つけてくださいね。当院はたくさんの患者さんに通っていただき、開院から25年目を迎えました。地域の一部となれていることをうれしく思いますし、心から感謝しています。私も引き続き研鑽を積み、新たな知識や技術も取り入れながら、予防歯科に力を注いで、地域の方々の歯と口の健康を支えていけるよう努めてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/25万円~、セラミックを用いた補綴治療/5万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

