浜脇 康信 院長の独自取材記事
はまわき歯科
(さいたま市緑区/東浦和駅)
最終更新日:2024/12/04

JR武蔵野線の東浦和駅から徒歩2分の場所にある「はまわき歯科」は、地域のニーズに幅広く対応する歯科医院だ。院長の浜脇康信先生を筆頭に、矯正歯科、歯周病治療、根管治療、インプラント治療など、専門性に特化した歯科医師が在籍し、一人ひとりの患者に時間をかけて丁寧な診療を行っている。開院時間は日曜と月曜を除き、午前10時から午後10時まで。年中無休で急患にも対応しているため、子ども連れや高齢者、会社員まで幅広い層の来院がある。近年では特に予防のための治療やメンテナンス、インプラント治療などにも力を入れている。「大学病院で受けられるような専門性に基づいた治療をクリニックで提供したい」と話す浜脇先生に、その取り組みについて話を聞いた。
(取材日2024年7月25日)
予防やメンテナンスを重視
こちらの診療の特徴について、教えてください。

一般歯科に加え、矯正歯科、歯科口腔外科、小児歯科などの分野を専門とする歯科医師が複数在籍し、総合的な診療を提供しています。歯周病治療、根管治療、インプラント治療の他に、予防のための治療やメンテナンスにも力を入れ、外傷などの救急にも対応しています。日曜、月曜を除いて夜10時まで、また土日・祝日も診療していますので、お子さんや主婦、高齢の方、会社員の方など、年齢・性別を問わずさまざまな患者さんが来院されます。地域のかかりつけ医として幅広い症状や治療に対応できるよう、歯科用CT、マイクロスコープ、レーザー装置などの医療機器も装備しています。
特に力を入れている治療はありますか?
どの治療にも精一杯取り組んでいますが、近年は特に予防のための治療やメンテナンスに力を入れています。患者さんそれぞれで年齢や健康状態、食生活などはさまざまですし、考え方も異なります。歯科衛生士が患者さんそれぞれのお考えを尊重しつつ、一人ひとりに合ったブラッシング指導やクリーニングを行っています。何か問題があれば歯科医師に相談してもらい、ケアの計画を立案することもあります。予防ケアは長く継続することが重要ですので、患者さんのモチベーションの維持が大事だと考えています。そのため、歯周病や虫歯が、高血圧症や糖尿病といった全身の病気にも関係していることや、咀嚼や嚥下の機能が健康にどれだけ影響を及ぼすかなどについてしっかり患者さんにお伝えし、「お口の中は内臓の入り口」という意識を持ってもらえよう心がけています。
歯科衛生士はどのような体制を取られていますか?

現在は10人の歯科衛生士が対応しています。そのスキルアップを図るため、外部の講師を招いて勉強会を実施しています。医療の進歩はとても早く、10年前の常識は今の非常識といわれるほど。歯科衛生士に限らず歯科医師も同じですが、ただ資格を持っているだけでは駄目で、常に知識をアップデートしていくことが大事だと考えています。ですから、他の先生方やスタッフには常に、「今の自分は、自分の大事な家族を診られるかという意識を持って仕事に臨んでほしい」と伝えています。
大学病院で受けられるような治療をクリニックでも
インプラント治療にも注力していると伺いました。

そうですね。開院当初は、インプラント治療の難しい症例は専門の医療機関を紹介していました。しかし、インプラント治療を希望される患者さんが増えたこともあり、当院でしっかり治療できる体制を整えることに尽力してきました。大学病院で受けるような専門的な治療をクリニックで受けることができれば、患者さんにとっても理想的と考えたからです。現在は、大学病院でインプラント治療を行っている専門の歯科医師が、診察、相談から補綴まで、責任を持って治療しています。大学で常に先端の治療にふれ、治療してきた年数も経験数も豊富な歯科医師ですので、安心して治療を受けていただけると思います。
根管治療など、保険診療と自由診療に対する先生のお考えを聞かせてください。
当院では根管治療も専門の歯科医師が行っています。根管治療は保険診療の範囲でできるものもあれば、自由診療でないと難しいケースもありますが、どちらを希望されても対応できるよう歯科医師やスタッフ、医療機器などを充実させています。患者さんにとってその治療が合っていて、うまく保険診療の範囲に収まるならそちらをお勧めします。一方で、この患者さんの症状には自由診療のほうが適切な選択肢を提示でき、長く健康な歯を維持するために、より適していると考えれば自由診療を勧めるという姿勢です。その場合は費用などもきちんと明らかにした上で提案しています。
検査や治療のための医療機器も充実しているのですね。

地域のニーズに応えられるよう、必要な設備はそろえています。詰め物やかぶせ物などの技工物をコンピューター制御により3次元で読み取り、加工・作製するCAD/CAMシステムも導入しています。口腔内を専用カメラでスキャンするため、印象材で歯型を採る必要がありません。CT撮影した画像を分析し、3次元の立体的な患部をモニター上に再現。画面上で技工物を設計・デザインして歯科用3Dプリンターで作製します。従来は、虫歯治療後に歯科技工物が完成するまで1週間から10日ほどかかっていましたが、このシステムにより、数日で詰め物やかぶせ物を装着できるようになりました。セラミック製ですので、自然な色合いや強度も追求した歯科技工物を提供できます。
地域に根差し、頼られる歯科医院をめざす
救急診療にも対応しているのですか?

はい。外傷などによる救急車の受け入れもしています。多いのは、自転車での転倒や部活動中のケガなどで、歯が抜けた、欠けたなどのケース。年齢層は、3歳くらいから小学校入学頃のお子さんが多いですね。消毒程度で済むものから、出血を伴い応急処置が必要なものまでさまざまです。歯や口腔内の痛みやケガも、他の病気と同じく時間を選ばず起こる可能性がありますし、夜間だからと激しい痛みや出血に対応できないのでは困る人も多いと思うのです。それならば、地域のかかりつけ医として対応しよう、という気持ちで受け入れています。
今後の展望をお聞かせください。
何か新たなことを始めるということはありませんが、これまでと同じように地域に密着した歯科医院として、一人ひとりの患者さんの診療に真摯に向き合っていきたいと考えています。新たな歯科医師も加わっていますので、より幅広い疾患や症状に対して、専門性に基づいた治療を行っていきます。町の開業医として、気軽に受診していただけるハードルの低いクリニックでありたい。でも、提供する診療の質にはこだわったものであるよう、歯科医師の数も質も充実させ、医療機器もそろえています。
最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

一般的に、開業の歯科医院では院長が一人ですべての症例に対応しなければならないことも多いでしょう。しかし当院は、各分野の専門性を持つ先生方とともに診療を行うことで、良質な診療の提供につなげています。開院当初から長く通ってくださっている患者さんもいます。患者さんのご期待に沿うためにも、各専門分野の歯科医師、歯科衛生士などと連携し、安心して通っていただける体制を整えていきます。「この治療を専門とする歯科医師がいる」ではなく、「どの治療もすべて、専門とする歯科医師がいる」というのが当院の強みだと思っていますので、「はまわき歯科に行けばなんとかなる」と思ってもらえたら、うれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはCAD/CAMシステムで製作したセラミックのかぶせ物:4万4000円~、詰め物:3万8500円~
子どもの矯正治療(12歳くらいまで):33万円~、大人の矯正治療(12歳くらいから):66万円~、部分矯正治療:5万5000円~
インプラント治療:38万5000円~
根管治療:5万5000円~