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杉山 栄一 院長の独自取材記事

杉山歯科

(上尾市/上尾駅)

最終更新日:2020/12/10

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JR高崎線の上尾駅から歩いておよそ12分の住宅街にある「杉山歯科」。東京医科歯科大学の大学院で歯科保存学を学んだ杉山栄一院長が、妻の杉山泰代先生とともに地域に根差した診療を続けている。歯周病治療を中心に一般歯科全般を担当する杉山院長と、小児歯科・矯正歯科を担当する泰代先生は、患者自身の歯を残すことを大切にしつつも、患者の話に耳を傾けてベストな治療が行えるよう努めているのだとか。昼間は忙しく通院しにくい人のために、夜は20時まで、日曜も13時まで診療している。「この地域の方のお口の健康は、私が責任を持つつもりで診ています」と話す杉山院長。素朴で穏やかな雰囲気ながら、強い意志を持って地域医療に貢献する院長に、クリニックの診療について詳しく話を聞いた。
(取材日2020年9月29日)

患者の歯を残す治療を基本としつつ要望にも応えていく

どのような患者さんが通われていますか?

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近隣の方が中心で、周辺の4つくらいの町から幅広い年齢層の方が来られています。地域的にご高齢の方が多いのですが、小さなお子さんも、会社勤めの方も通ってくださっていますね。平日の夜は20時まで、日曜も開けているので、お仕事帰りの方や、平日は来られない少し遠くにお住まいの方もいらっしゃっています。主訴はさまざまで、歯周病や虫歯、義歯、インプラント治療など一般的な歯科疾患に加え、矯正歯科や審美歯科にも対応しています。私が歯周病治療を中心に一般歯科全般を診て、妻が小児歯科と矯正歯科を担当しています。私たちもこの近くに住んでいるため、なじみの患者さんも多く、地域の方々のお口の健康を守りたいという気持ちが強いです。

診療にあたって、モットーとされているのはどんなことですか?

「すぎやまクローバー」と呼んでいる4つの要素です。「生活習慣の改善」「フッ素の塗布」「患者さん自身で行うブラッシング」「定期検診」の4つを基本に、80歳で20本の歯を残したいという思いで診療にあたっています。どれも特別なことではありませんが、忙しい毎日の中で、なかなか続けることが難しいという人が多いようです。だからこそ、スタッフとも協力しながらサポートに注力しています。あと、できるだけ患者さんの希望に寄り添って治療方針を立ていくことも心がけてますね。というのも、最近お仕事の都合などで「1回で治してほしい」と言われることが増えているんです。基本的には歯を残すためには時間をかけてメンテナンスをしていくことが良いのですが、患者さんそれぞれの事情がおありでしょうから、「何が患者さんのためになるか?」というところに立ち戻って、日々診察しています。

先生は歯を残すことが大切だとお考えなのですね。

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大学時代の専攻が歯科保存学だったので、できるだけ歯を残した診療を行うという考えが私の根本にあります。義歯やインプラントも、技術が進んで良いものができていますが、やはり自分の歯に勝るものはありません。年齢を重ねても、ご自分の歯で噛んでおいしく食べられれば食事が楽しくなりますし、それがひいては体の健康にもつながります。ただ、いろんな考えの歯科医師がいるように、患者さんにもいろんな考え方の人がいます。どんな治療を望んでいるかは、人それぞれ異なりますし、歯科医師が提案する治療がその人が求める治療とは限らないわけです。そこに絶対的な正解はありません。ですので、歯科医師として歯を残すための最大限の努力をしつつ、治療の選択肢を複数用意して患者さん自身に決めていただくようにしています。

治療後のメンテナンスの重要性を説く

先生は歯周病の治療に注力されているそうですね。

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歯科における二大疾患は虫歯と歯周病です。虫歯は痛みが出たり穴が開いたりわかりやすいのですが、歯周病は見えない部分で進行するため、気づいた時にはもうかなり症状が進んでしまっていることが多く、歯を失う原因の1位となっています。また、万が一歯周病を発症していた場合、根管治療や入れ歯やかぶせ物の治療など、歯科治療すべてに影響を与えるということも忘れてはなりません。普段の食事や歯磨き、喫煙やストレスなど生活習慣とも密接に関わっているため、患者さんへの啓発も私の大切な役割だと考えています。

受診や治療によって患者さんの意識はどう変化するのでしょう?

歯茎から血が出なくなるなど、日頃の歯周病ケアをしっかり続けて変化を実感なさった人は、治療に対しても積極的になってくれますね。ただ歯周病は、治療が終わってからもご自身で丁寧なブラッシングをしたり、定期的に検診に通っていただいたりしなければいけません。たまに「いつまで続くの?」と聞かれることがあるのですが、メンテナンスのない歯周病治療はあり得ません。例えば、高血圧や動脈硬化になって、脳出血や心筋梗塞が起こったとします。その時はオペをするなど出血や梗塞部分の治療をして、その後も基礎疾患の治療を続けるでしょう? 歯周病も生活習慣病であり慢性疾患だと考えてもらいたいのです。慢性疾患の管理と同様、歯のメンテナンスも一生続けるものなのです。患者さんには、機会があるごとにそういうお話をしていますので、理解してくださる方が増えてきました。

ほかにも気を配っていることはありますか?

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歯科の治療は治療が終わった後もメンテナンスが必要で、それは生涯にわたって続けていくものなので、患者さんとは長いお付き合いになります。それだけにこちらとしても患者さんの状況を知っておきたいですし、患者さんにも安心して気持ち良く受診していただきたいと思っています。めざしているのは「無理なく続けられる治療」です。そのためには、金銭的な面でも不安を感じることのないように、保険診療内の治療を基本としています。ただ、矯正やインプラント治療は保険外の自費扱いになってしまいますので、これらの治療については費用面についてもしっかりと説明を行って同意をいただくよう、わかりやすい説明を心がけています。

地域の患者のために最大限のサポートを行う

設備面にもこだわっていらっしゃると伺いました。

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院内は、木を基調とした空間にイメージカラーの緑をあしらってさわやかな感じに統一しました。緑は当院のモットーを示した四つ葉のクローバーの色でもあります。院内はシンプルさを追求し、徹底した滅菌・衛生管理を行っています。例えば、歯を削るタービンは高圧蒸気滅菌器を用いて1本ずつ滅菌しています。歯科治療では出血も少なくないため、血液中の菌やウイルスから感染が起こらないよう、日頃から徹底的に気を配ってきました。もちろんこのコロナ禍でも安心して受診していただける環境を整えています。設備面ではこのほかにも、3次元の立体断層画像で歯茎や歯を支える骨、血管、神経の状態まで確認するための歯科用CTも導入しています。2次元画像ではわかりにくいケースでも、大規模病院へ紹介状を持って検査に行っていただく手間をとらせずに当院で診断していけるのは、患者さんにとってメリットだと思います。

ところで、先生は何かご趣味をお持ちですか?

診察が休みの火曜も予約制で根管治療を行っており、今はなかなか時間が取れないのですが、時間ができたら近くのお城に行ってみたいですね。もともと歴史が好きなので、遺跡巡りなどをしたいという夢はあります。埼玉県にも日帰りで行ける史跡やお城がたくさんあるんですよ。ゆっくりと散策しながら訪ねてみたいと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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個人的なことになりますが、少し前に父を亡くしたことで、訪問診療の必要性を実感しました。父は歯科医師でしたが、そんな父でも外出できなくなると、次第に口腔内のケアができなくなり、その様子を目の当たりにしたんです。当院の患者さんの中にも、ずっとメンテナンスに通ってくださっていたのに、寝たきりになって来られなくなってしまった方がいらっしゃいます。今後、より高齢化が進み、通えなくなる患者さんが増えてくるでしょう。今は時間的に余裕がなく、すぐに訪問診療を始めることはできないのですが、将来的には考えていきたいと思っています。これからも地域の患者さんが、いつまでもご自身の歯で食べる楽しさを味わえるよう、できる限りのサポートをしていきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1本)/20万円~
部分矯正(子ども)/10万円~
ホワイトニング(上下)/2万5000円
※税込み価格となります。

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