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福田 智之 院長の独自取材記事

福田歯科クリニック

(長岡京市/長岡天神駅)

最終更新日:2021/10/12

福田智之院長 福田歯科クリニック main

「福田歯科クリニック」が得意としているのはセラミック素材を用いた診療とホワイトニングを併用した審美面に配慮した歯科診療。もちろん、虫歯や歯周病の治療、小児歯科など一般的な歯科診療にも対応しているが、オールセラミックでの治療をすることで、院長の福田智之先生は、できるだけ口の中から金属を取り除くように心がけているのだそう。臨床現場での経験などを踏まえ、ノンメタルがベストだと考えるようになったのだとか。先生にそのあたりの話を聞いてきた。

(取材日2020年1月30日)

歯科医院のイメージを覆す温かな雰囲気にしたかった

開業したきっかけ、また患者さんの層についてもお聞かせください。

福田智之院長 福田歯科クリニック1

もともと私は京都市内の出身ですが、自宅から大学に通うのに、いつも阪急京都線を使っていたので、この辺りに愛着がありました。この場所はたまたま業者さんに紹介されたのですが、自然が残っていますし、長岡天満宮があるため、駅から少し離れると高さ規定があるんですね。そのため町全体が何となく広々としています。駅から一本道ですし、大通りに面していて目につきやすく、車も止めやすいと思ってこの場所に決めました。この地域は以前から住んでいる方もいれば、山の手のほうの開発が進み、子育て世代が引っ越して来ている場所でもあります。実際、午前中は高齢の方や主婦の方、小さな子どもを連れた方が多く、午後は子どもの来院が増えますね。夕方以降はお仕事帰りの方が主流になります。

どんなクリニックにしたいか、具体的なイメージはありましたか?

最初にこの土地を見たときはまったくの更地。開業する際には新規開業プロデューサーにお願いしました。ベッドタウンなので子どもさんやお母さん、お年寄りに来ていいただかなくてはなりません。そういった方々に気軽に来ていただける明るい雰囲気にしたかった。特に子どもから見ると、歯医者って嫌なイメージがありますよね。そんな「ヤダヤダ怖い」から「ニコニコ優しい歯医者」という印象を持っていただけるようにと考え、キッズスペースを作り、木を基調とした温かな感じにしました。本当はカウンセリングルームを作りたい思いもありますので、キッズスペースに関しては後々変えてゆくことも想定しています。受付がローカウンターになっているのも特徴の一つ。支払いをして終わりというのではなく、患者さんが次の予約をとりながらちょっとした会話ができるようにしたくて、座れる形にしました。

先生が得意としている治療についてお聞かせください。

福田智之院長 福田歯科クリニック2

私が得意としているのは、ホワイトニングを併用した金属を用いないセラミック治療です。開業前に勤務していたクリニックは審美歯科に特化していました。私自身はインプラントや入れ歯も得意なのですが、審美歯科ではそういった患者さんはほぼいません。ですから開業して、インプラントや入れ歯の技術が生かせるようになったのはよかったですし、いろいろな経験を積んだことで、幅広い悩みに対応できるようにもなりました。実は私自身、学生の時に虫歯で歯科医院に通い、金属をいくつも入れていました。ただ、何年かたつとまた虫歯になってしまったり、詰め物の下に虫歯ができることもあり、このままじゃいけないと思い、全部外してセラミックに入れ替えたんです。2000年頃のことなのでもう20年ほど前ですが、今でも問題なく機能しています。

歯科医師になってから猛勉強を始め、今もなお続行中

歯科医師になろうと思ったきっかけについて教えてください。

福田智之院長 福田歯科クリニック3

私の実家の隣の家の人が私より10歳ほど年上の方で、中学高校の先輩にあたる人でした。その方が大学を出て歯科医師になったんです。時々実家に帰ってくるのですが、傍目から見てもいい暮らしをしていそうで、いい車に乗っているんですね(笑)。不純な動機ですが、僕もこんないい車に乗りたいなあ、歯医者もいいなあと思ったのが、最初のきっかけなんです。ただ、私が大学生になった時、教授から「これからの歯医者は大変だぞ」みたいな話があり、「年収が今の何割かは減る」というような話を入学してすぐに聞かされ、複雑な心境になったのを覚えています。こんなことを言うのもどうかと思いますけど、教授のそんな言葉も影響しまして、大学時代の私はあまり勉強しない学生でしたね。

いざ働きだして変わったことはありましたか?

卒業して京田辺市の診療所に勤めたのですが、そこできちんとした知識や技術が身についていないと、患者さんに迷惑をかけるということに気づいたんです。それから猛勉強を始めました。学生時代から考えると、とても想像できない頑張りようだったと思います。とにかく必死でしたし、きちんとした技術を身につけ、患者さんの信頼を得られる歯科医師になろうと思っていました。人が変わったように勉強熱心になり、それは未だに続いています。今では、セミナーや学会に出ることが趣味の一つ。月に1回は必ず何かしらのセミナーに出るようにしています。新しい知識を習得すれば、患者さんにより良い治療を提供できるのではないかと思うと、勉強は止められませんね。その状態が、もう20年以上続いている感じです。

勉強を続けるモチベーションはどこからくるのでしょうか。

福田智之院長 福田歯科クリニック4

これは恩師とも言える人の言葉なのですが、「臨床というのは掛け算だ」と言われました。例えばインプラント治療や噛み合わせの治療など、何か得意分野があったとしても、仮にどこかの分野でゼロのものがあったら、他でどんなにいい点数をとれたとしても、ゼロになってしまう。歯周病や補綴なども含め、あらゆる分野で、すべてをレベルアップさせていかないと、患者さんに対していい治療はできないという考え方です。私の場合、卒業後に経験が浅くて患者さんにご迷惑をかけたという経緯もありますから、余計に今しっかり勉強しなくてはならないと考えています。どんな分野の治療にも柔軟に対応し、勉強したことを患者さんに還元していけるのが理想ですね。

ノンメタルの治療を極めていくのが目標

治療にあたって一番大切にしていることは何ですか?

福田智之院長 福田歯科クリニック5

大切なのは、最新の治療が必ずしも最善ではないということです。そのあたりをきちんと判断し、私自身がしてほしい治療を患者さんに提供するのが第一ですね。患者さんの希望を伺った上で、最善策を考えます。例えば歯が一本欠けている方にインプラント治療をお勧めしようとしても、金額的な問題で難しいという人もいれば、手術が苦手という方もいらっしゃいます。そういう患者さんに、それならどんな治療法があるのか、よく相談して適切な口腔環境を維持できるようにするのが私の仕事になります。例えば、インプラント治療にはどうしても抵抗があるけれど、ブリッジをつくるために健康な歯を削るのも避けたいという方には、接着ブリッジという治療法をお勧めすることもあります。

接着ブリッジについて教えてください。

ブリッジでは、失った歯の両隣にある健康な歯を削って軸にしなければなりません。歯は一度削るとだんだんと弱くなってきますし、削ったところから虫歯になっていく場合もあります。患者さんの歯を守るため、当クリニックでは、この「接着ブリッジ」を導入しています。この方法なら歯を削らず、セラミックの歯を隣の歯に接着させて、補完していくことができます。まったく歯を削らずにできる場合もありますが、削ったとしても従来よりもだいぶ少なくて済みますし、金属アレルギーの心配もありません。ですからインプラントか入れ歯かブリッジかだけではなく、次の選択肢として、この「接着ブリッジ」という治療法を提示させていただく場合があります。

今後の目標と患者さんへのメッセージをお願いします。

福田智之院長 福田歯科クリニック6

今後の展望としては、やはりノンメタルの治療を極めていきたいですね。入れ歯やインプラントも含め、最終的には、口の中から金属を排除できれば最善だと思います。金属アレルギーの方もいらっしゃいますし、やはり見た目でもセラミックのほうが自然な歯の見た目に近づけられると思います。私自身が以前、銀歯を入れたことで虫歯で悩まされて最終的にセラミックに替えた経緯があるので、患者さん皆さんの口腔内の健康を向上させるためにもノンメタルを徹底していくのが目標です。もちろん、患者さんのご希望に合わせて柔軟に対応し、きちんと説明させていただきますので、お口の中のお悩みがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円、オフィスホワイトニング/4万円、セラミックのかぶせ物/6万円~、セラミックの詰め物/6万円~、接着ブリッジ/26万円 ※すべて税別

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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