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遠田 慎吾 院長の独自取材記事

新横浜スパインクリニック

(横浜市港北区/北新横浜駅)

最終更新日:2021/10/12

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横浜市営地下鉄の北新横浜駅から徒歩3分の「新横浜スパインクリニック」は2005年開院。脊椎疾患診療に特化し、手術も可能な有床のクリニックだ。今回話を聞いた遠田慎吾(おんだ・しんご)先生は、大学病院や基幹病院などでの勤務歴のある経験豊富なドクター。整形外科の中でも脊椎、脊髄を専門とし、多くの手術を手がけてきた。同院でもその経験を生かし、多数の患者の診療、治療を行い、2020年6月には院長に就任する。「安全、正確、低侵襲な脊椎手術ができれば、神経の痛みで困っている患者さんに喜んでもらえると思った」というのが、脊椎疾患を専門とした理由という遠田院長。その医療にかける思いを、じっくりと語ってもらった。

(取材日2020年5月18日)

脊椎疾患の診療に特化し、手術も可能な有床クリニック

クリニックの特徴をお聞かせください。

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当院は、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、椎間孔狭窄、後縦靱帯骨化症など脊椎疾患の治療に特化した入院施設のあるクリニックです。2005年の開院以来、患者さんの病態に応じた低侵襲で質の高い脊椎手術を重視して行ってきました。脊椎手術は高い技術と経験が必要とされ、整形外科あればどこでも対応できるというものではありません。そのため、当院ではドクターをはじめ、豊富な経験を持つスタッフが診療し手術にあたっています。もちろん手術に限らず、注射や薬、リハビリテーションによる対応も患者さんの症状に沿って治療しています。また、クリニックということもあり、病院よりも受診や相談する気軽さもあると思います。

診療方針をお教えいただけますか。

首の痛み、腰の痛みに伴い、それに付随する神経の症状が原因で、一般的な日常生活が困難になっている患者さんに手術も視野に入れた治療計画を立て、快適に暮らしていただくことが目標です。診療ではお困りの症状が出ている場所を特定して正確に診断し、その症状を取り除くのが僕らの役目だと思っています。ですから、患者さん個々の病態に応じてピンポイントで症状に対する治療を低侵襲で行うため、患者さんごとに治療方法は違うのでオーダーメイドとも言える診療をご提供しています。

どのような患者さんが多いのでしょうか。

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当院の患者さんは、ほとんどが紹介かクチコミで来院いただくことが多く、全体の8割程度を占めています。中心となるのは50代から80代の方。50代くらいから、加齢とともに背骨の変形が始まる傾向にあります。働き盛り世代の方は、椎間板ヘルニアを訴える方も多く、また少数ながら思春期特発性側弯症のある思春期世代の方もいらっしゃいます。この疾患は大学病院でも診療している機関は少ないのですが、これまで大学病院で診療に携わってきましたので、当院でも診療や手術に十分対応しています。

専門性の高い脊椎治療で、患者のQOL向上をめざす

手術が必要となるのは、どのような場合ですか。

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背骨は体を支える柱であるとともに、大事な脊髄神経の通り道でもあります。ですから、年齢による変化やケガが、脊椎、背骨に影響を及ぼすと、その中を通る脊髄神経はダメージを受けやすいです。その結果、首の痛み、腰の痛みとともに、手足の強い痛みやしびれ、力が入らない、細かく指を動かせない、しっかり歩けないという神経症状が出てきます。長い年月にわたって、我慢して苦しんでいる患者さんを多くお見かけしますが、リハビリ、注射、内服などの保存的治療だけでは限界がありますので、日常生活や社会生活に大きな支障を来す前に、専門的な外科的治療を受けていただくことを勧めています。

手術に不安を感じる患者さんに対してはどのようにお話しされていますか。

そうですね。やはり脊椎手術自体、「脊椎の手術はリスクが大きい」という認識があり、手術を受けることを躊躇されている方は少なくありません。しかしながら脊椎手術は急激に進歩し、安全性もこの10~15年で飛躍的に進歩している領域です。もちろん術前検査は慎重に行い、患者さんに持病があれば、かかりつけの先生と連携して情報を共有します。当院には麻酔科のドクターも常駐していますし、看護師も脊椎手術を多数経験している人ばかりです。不安を持っている方もいるかもしれませんが、手術が必要かそうでないかも含めて、きちんとご説明をして、安心して手術をしていただける体制を整えています。

脊椎の手術に対して、専門性の高いスタッフがそろっているのですね。

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普通の大学病院や一般病院の整形外科だと背骨以外の診療も行いますが、当院は脊椎治療に特化しているクリニックですから、脊椎疾患においてはドクターもスタッフも専門性の高い手術や治療に日々携わっていますので、かなり高いレベルを保持できているのではないかと思っています。私が大学病院や都立病院、基幹病院に勤務していた経験と照らし合わせても、当院のスタッフは素晴らしいと感じます。看護師も知識が広く、適切な判断力を持っています。また当院は2019年の1月から12月までの間に736件の手術を行っていますし、そのうち、難病指定されている頸椎後縦靭帯骨化症の手術も15件の実績があります。また開院以来、術中操作が原因で恒久的に車いす生活に至った例はありません。ですから、安心して手術を受けていただきたいと思っています。

治療のタイミングを逃さないためにも、早めの来院を

先生が脊椎疾患を専門にした理由をお教えください。

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医師になって痛感したのですが、脊椎疾患で困っている患者さんが多いのに対して、積極的に治療をするドクターがまだまだ少ないと感じたからです。脊椎の診療は今でこそ非常に進歩している分野ですが、私が医師になりたての頃は、背骨の手術はリスクが高く、ドクターも患者さんも手術はしたくないという時代でした。でも神経の症状は、患者さんにとって本当につらいものです。神経のブロック注射をしても時間がたてば、再び痛みが出てくるでしょう。やはり痛みの原因を除去したり、改善したりしないと根本的な解決にはなりません。そういった背景もあり、脊椎の手術を安全に、正確に、低侵襲にできれば、患者さんが喜んでくれるのではという考えもあって、整形外科の中から脊椎の外科治療を専門に選んだんです。

今後、新しく取り組みたいこと、力を入れたい治療などはございますか。

まず、オンライン診療です。新型コロナウイルスの感染を心配して、受診するのが不安という方もいらっしゃいますので、6月から始める予定です。もし、検査結果などをお持ちであれば、事前に送っていただければオンラインでもより具体的に診療をすることができます。また、終息後もセカンドオピニオンとして、手術をしても症状が良くならないという方に、ご相談いただける窓口となれればと思います。他にも手術の安全性向上のために、新たに手術支援装置を導入します。これを導入することで手術中のCT画像が、ナビゲーションシステムと連動し、脊椎の三次元位置情報を高度に確認できるようになり、より精密な手術が行えるようになります。それから思春期特発性側弯症の診療にも、今後はより力を入れたいと考えています。学校検診などで、背骨や腰に異常が認められる方を早期に診療・治療することで、地域のクリニックとして地元医療に貢献したいですね。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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脊髄神経はダメージが長期間続くと、手術を受けていただいてもいくつかの症状が残ってしまうことがあります。手術に対する不安がある方もいらっしゃると思いますが、いたずらに先延ばしすることは得策ではありません。治療の適切なタイミングを逃してしまわないためにも、脊椎を専門としているドクターによる早期発見、早期診療、早期介入が必要だと私は考えています。当院では、患者さんやご家族の生活背景、今後の希望などを伺いながら丁寧に診療を進め、満足度の高い医療をめざしています。手術が必要なのか、不要なのか。先延ばしにしないほうが良いのかどうかなど、気持ちに寄り添いつつ、きちんとご説明します。ですから、首、腰にまつわる背骨の疾患がご心配な方は、一度いらしてください。

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