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三好 玲 院長の独自取材記事

日吉内科

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2021/12/21

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東急東横線・日吉駅から徒歩4分。駅前から続く商店街に「日吉内科」はある。診療にあたるのは、院長の三好玲先生と、その妻であり副院長の三好映子先生。それぞれの得意領域を生かして、一般内科から呼吸器内科、消化器外科、乳腺外科などの専門医療までをカバーする幅広い診療を提供している。気さくで親しみやすい人柄の三好院長は、患者の不安を少しでも取り除けるよう、丁寧な説明を欠かさず、患者が質問しやすい雰囲気づくりを大切にしている。「皆さんが喜んでいるのを見るのが何よりうれしい。僕自身が純粋にうれしいんです」とほほ笑む患者想いの院長に、診療に対する思いから勤務医時代の思い出まで、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2012年10月12日/情報更新日2021年11月5日)

一般内科から専門医療まで、患者のニーズに幅広く対応

日吉は学生の多い街という印象ですが、どんな患者さんが多いですか?

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当院は、非常に若い患者さんが多いですね。平均年齢はおそらく30代だと思います。しかも、半分ほどの方は10代、20代の方です。やはり慶應義塾大学のキャンパスがあることと、都心へのアクセスが比較的良く、若いサラリーマンの方が多く住まれている地域だからでしょう。とはいえ、80代、90代といったご高齢の方もいらっしゃいますし、両極端な年齢層ですね。

内科、外科から呼吸器内科、乳腺外科まで幅広い診療を行っていますね。

実は家内も医師で、この近隣で開業しているんです。互いの専門性を生かしつつ連携することで、患者さんの幅広いニーズにお応えできる診療体制を整えています。具体的には、内科全般に加え、家内の専門である呼吸器疾患や、僕の専門である消化器疾患、甲状腺疾患、乳腺疾患の診療、外科的な処置にもある程度対応できる点が、当院ならではの強みだと考えています。水曜日と土曜日の診療は家内が担当し、その日は僕が家内のクリニックで診療しています。当院には今のところ内視鏡はありませんが、内視鏡検査が必要な場合には、水曜日か土曜日に家内のクリニックへ患者さんに来ていただいて、そちらで僕が検査をしています。やはり僕自身、自分の目でしっかりと確認して、納得した上で治療方針を立てたいですし、患者さんにも、いつもと同じ医師が検査したほうが、安心していただけるのではないかと思います。

診療する上で心がけていらっしゃることはありますか?

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僕自身はあんまり意識していないのですが、よく言われるのは、説明をしっかりしてくれるということですかね。僕は「こういう理由だから、こういう結果になる」とロジカルに説明するのが好きなんです。患者さんから尋ねられていなくても、僕が自分から説明を始めてしまうために、そういうイメージがあるのかもしれませんね。薬局で薬をもらうだけにせずにわざわざクリニックへいらっしゃるということは、体調不良の原因が知りたいからだと思うんです。それに、どのような薬や注射を投与するのかといった点も、一言説明するだけで、患者さんの不安な気持ちの晴れ具合も変わってくると思いますので、やはり説明は大事だと思います。もし、患者さんから医師に詳しく尋ねるのは気が引けるといったような、古いイメージがあるとすれば、それは僕たちが変えていかなきゃいけないところですよね。

大好きなスポーツに関わる仕事を求め、医師に行き着く

医師を志したきっかけを教えていただけますか?

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スポーツがすごく好きなので、もともとはスポーツ関係の仕事に就きたいと思っていたんです。とはいえ、スポーツ選手として活躍するような才能がないことはわかっていたので、スポーツに関わるにはどうしたらいいだろうと考えていました。そうした中で思い浮かんだのが、整形外科医になってスポーツ医学の道に進むこと。これが、医師をめざした最初の理由でしたね。ただ、実際に医学部に進んでみると、整形外科よりも一般外科に対する興味のほうが強くなっていき、志望を変えたんです。やはり生死を分けるような場面、一分一秒を争うような重症の患者さんを診察する機会が多い点に、やりがいを感じたのだと思います。

勤務医時代は、外科の医師として救急医療にも従事されていたのですか?

はい。当時は、24時間365日体制で診療にあたっていました。若かったからできたことでしょうけれど、2〜3日まともに寝ないことはざらでしたね。皆で夜中まで手術をして、終わった後、深夜3時くらいに研修医の先生に牛丼を買ってきてもらうんですよ。それを皆で食べて2〜3時間寝たら、次の日はまた朝から普通に仕事をする。でも、仕事がハードなのは自分だけじゃなく、周りも皆同じだったので、つらいとは思いませんでした。むしろ僕は楽しかったです。チームでわいわい仕事をして、時には診療方針を巡ってけんかをしたこともありましたが、今となっては良い思い出です。開業した今は、すべて自分で考え、悩み、判断しなければなりませんし、ましてや同僚と議論できる機会なんてまずありません。でも、僕の場合は家内に相談できますし、何よりその救急をやっていた時の経験が開業医になってから本当に生きています。これは、僕の大きな強みですね。

医師としてやりがいを感じるのはどんな時ですか?

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例えば、喘息でぜいぜい言っている患者さんが次の受診では症状がまったくなくなっていたとか、処方した薬によって血圧やコレステロール値が目に見えて改善したなら、やはりうれしいですよね。喜んでいる患者さんを見るのがうれしいのももちろんですが、僕自身が純粋にうれしいです。あと、がんが疑われる患者さんは専門の医療機関を紹介して、そちらで精密検査と治療を受けてもらうようにしていますが、そうした方の中に、検査が終わるたびに僕のところへ報告に来てくださる方もいらっしゃいますよ(笑)。そんなふうに、僕のことを慕ってくださる方がいらっしゃるのは、本当にありがたいことです。

常に診断能力を磨き、病気の根源的な治療をめざす

今後の展望を教えていただけますか?

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病院とクリニックは、それぞれ違った役割を担っています。患者さんが病院に殺到してしまうと病院本来の機能が麻痺してしまうので、地域で最初に患者さんを診療して、病院受診が必要かどうかを判断するのが、当院のようなクリニックの役割です。そして適切な診断をするには、十分な知識を備えていることが不可欠です。これまで、紹介が必要な症例を紹介しなかったようなことはありませんでしたが、「いつそのような誤りが起きるかわからない」という謙虚な姿勢で日々の診療に臨むことが大事です。今後は今以上に勉強と経験を積んで、判断の精度をもっと上げていきたいと思っています。というのも、紹介するほどではないのに、不必要に紹介してしまった例はいくつかあるんです。念のためにと考えてのことなのですが、場合によっては患者さんを不安にさせてしまう可能性があることも忘れてはいけません。

一人ひとりの状況に適した診断が重要なのですね。

そうですね。過剰に病院の受診を勧めることは、病院側に迷惑をかけることにもつながりますから。自分の診断能力に確固たる自信が持てるようになれば、そうしたケースも減らせるはずですので、自分を冷徹に見つめて、努力して改善していきたいですね。また、これは僕の持論ではありますが、「治療」と言っていいのは、患者さんが最終的に病院やクリニックを受診しなくてもよくなるようにすることだと思っています。その日その日の対症療法ではなく、病気を根源的に治すことが僕の考える「治療」です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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理想の「治療」を全うするためには、患者さんご自身にも、主体的にご自分の体と向き合っていただくことが大切だと思います。病気は医師が治してくれるものと誤解されている方も多いのですが、病気を治すのは、ほかでもない患者さんご自身です。僕たち医師は、その背中を少し押して差し上げることしかできません。例えば、せっかく薬をお出ししても、服用してもらえなければ、僕たち医師はどうすることもできないでしょう。医療の主役は患者さんご自身だという意識を持っていただき、より主体的にご自分の体の健康管理に気を配っていただけたらうれしいですね。そして、将来の生活習慣病を予防するためにも、まずは運動習慣を身につけていただきたいと思います。その上で、少しでもおかしいと思うことがあれば、遠慮せずに当院にいらしてください。

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