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濱 昌代 院長の独自取材記事

はま歯科医院

(羽島市/不破一色駅)

最終更新日:2020/04/01

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羽島市正木町の、のどかな街並みに溶け込むように立つ「はま歯科医院」。2001年、濱昌代院長が「お口の健康を大切にされる方を応援します」というコンセプトのもと開業した。なるべく削らない治療を基軸に、口腔内健康管理を考えながら診療に取り組み、今や8割以上の患者がメンテナンスやクリーニングで通院するという。虫歯や歯周病治療後のセルフケアがいかに大切かを伝え、予防歯科の啓発に力を注いできた成果だ。スタッフが毎月手作りで発信していく院内報や掲示ポスターなどは健康に関する情報が満載で、アットホームで温かみがあふれる同院。日本歯科医師会の理事を務めるなど地域歯科医療への貢献を精力的に行う濱院長から、開業に至った思いや注力している治療、今後の展望について話を聞いた。
(取材日2020年1月14日)

なるべく削らない治療を心がけ、予防中心の診療を提案

まずは、開業に至った経緯を教えてください。

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徳島大学を卒業し勤務していた頃は開業するつもりはなく、ただ一生仕事は続けたいと思っていました。歯科医師は女性でもできる仕事ですし、結婚後も家庭との両立もしやすいのではないかと考えていました。結婚後は岐阜に移り、子育てしながら10年以上勤務を続けていると自分のスキルでもやっていけるのではないかと自信がついてきたのもあり、自分の思うような仕事をやってみたいと思って開業しました。それまでの、虫歯があれば削って詰めてかぶせて、そのうち悪くなったら抜いて入れ歯にしてという道筋を避け、なるべく歯を削らず神経を取らないことを念頭に置いた治療や、予防歯科中心の診療を実践していくことをめざしました。

開業当初から予防歯科への思いを強くお持ちなんですね。

勤務医の頃は神経を取る治療が多く、患者さんの大変な状態を見て、いつまでこういった治療が続くのだろうかと思っていました。多くの患者さんは痛くならないと来院されないので、治療も長くなるしお金もかかるし、お互い疲れてしまいます。そんな時に予防歯科に関する本を読んで影響を受け、なるべく痛い思いをせず、歯を削らなくて済むような知識を患者さんに持ってもらうこと、悪い連鎖を断ち切ることが大事なんだと気づきました。特に神経を取ったりするのは後戻りできないことですし、その後もまたどこかの歯が悪くなったりすれば、結局嫌な思いをして治療を繰り返すことにつながりますからね。

クリニックの運営にあたり、どんなこだわりがありますか?

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私1人でなく、スタッフみんなでチームとして患者さんに関わっていきたい。また、せっかくここに来てくださる方には、歯のことだけでなく健康に関する情報をいろいろお伝えして、ずっと健康でいてほしいと思っています。その一環として「わは歯新聞」という院内報を発行しています。開業した頃は季節ごとだったのが、今では毎月スタッフが持ち回りで順番に制作しています。ちなみに1月は私が担当し、今年は1年間に回った神社やパワースポットを紹介しました(笑)。歯科に関する知識だけでなく、料理や旅行、入浴や食事に関することなど、スタッフそれぞれが興味のあることを書いているんですよ。読み返すと結構面白く、意外といろんな方が見てくださっているようで励みになっていますね。また、待合室の掲示板に貼っている大きなポスターもスタッフの手作りで月ごとに変えていて、定期検診のことや歯磨きの仕方など、さまざまな情報を伝えています。

現状を丁寧に説明し、健康な口腔を患者とともにつくる

最も力を注がれているのはどんなことですか?

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当院のコンセプトは「お口の健康を大切にされる方を応援します」ということ。最も力を入れているのがメンテナンスです。痛くなって来院される方が多いですが、治療したら終わりでなく、治療後の状態をいかに長持ちさせていけるかというお手伝いをしていきたいと思っています。今では患者さんの8割は、メンテナンスやクリーニングで通ってくださっているんです。歯科医師、スタッフそれぞれが責任を持ち、助け合いを徹底する精神が診療の質の向上につながっていると感じます。

診療の際に大切にしていることは何でしょうか?

患者さんとよくお話をして、口腔の現状をきちんとお伝えすることです。問題のある箇所をカメラで撮影しパソコンでお見せして、今後どうしたらいいか話し合うなど十分コミュニケーションをとり、口腔内の状態をしっかり把握していただくことを大切にしています。そこで、治療法について説明しますが、なるべく削らない方向で考え、初期の虫歯であれば正しい歯磨きとフッ素を利用して、進行しないようにケアしていくことを患者さんに提案しています。私だけでなく、スタッフからもお話ししますから、そのためにはツールを用意したり勉強会に参加したりして、みんなで学んできた知識を共有して患者さんに提供できるよう心がけています。

小児の治療や矯正相談も多いそうでうね。

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小児矯正では床矯正を主に行っていますが、他の矯正も深く勉強をして、なかなか床矯正では治せないような難しい症例にも関わり、専門の先生に任せたほうがいい場合には紹介しています。お子さんは特に、検診などで小さな頃から慣れて来ていただいていると、虫歯治療や矯正の必要が出てきた際に親御さんに「今こういう状態だから、こういうことに気をつけてあげて。こんなことすると、良いわよ」という話もできますし、実際に治療するとなった時もスムーズに治療ができます。やはり健康な時から関わっていき、歯医者は怖いところでないことを知ってもらえると一番いいですね。

発展のために、地域歯科医療への貢献にも精を尽くす

地域歯科医療への貢献活動も精力的に行っていらっしゃいますね。

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現在、日本歯科医師会の理事を務めています。いろんな知識を患者さんに持っていただいたり、歯科業界で働く人たちのサポートをしていくために、組織で対応することで可能になることも多くありますから。また、岐阜県女性歯科医師の会では、自己研鑽のための研修会を開いたり、若い歯科医師たちを育てる活動などを行っています。1つは朝日大学の研修医を対象に、10年後20年後のビジョンがうまく描けるような講演をさせていただいています。女性歯科医師は孤立しやすく、診療や家庭、育児、自身のスキルアップなど悩みもさまざまです。こういった活動で横のつながりをつくっていくと、困った時に相談もし合えます。私はもともと出身が徳島で、こちらでは親戚も同窓もいなくて、横のつながりができたのがありがたかった経験があります。知らない土地に嫁いできて頑張っている先生もいるので、そういう人たちのネットワークをつくれたらという思いがあります。

これからの抱負をお伺いします。

今は歯科衛生士が不足している時代です。当院としても、自分なりには彼女たちの輝ける場をつくってきたつもりだったのですが、まだまだ根づいていないと感じます。女性が医療人としての自信とプライドを持って働ける環境をつくっていきたいですね。そのためには自分自身がもっと変わらないといけないと考えています。お互い腹を割って、想いをさらけだして関わっていかないと上辺だけの付き合いになってしまいますので、十分にコミュケーションをとり、遠慮せず言い合えるような関係を築いていきたいです。それが患者さんへの満足、還元につながっていくと信じています。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

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自身の身体の健康、お口の健康を一番大事にしてほしいです。セルフケアでは十分にできないこともあるので、その時はプロに任せていただき、お互いに協力して健康な状態を維持できたらと思います。よく歯を家に例えて「虫歯は壁に穴が空いたのをふさいでしまえば治るけど、歯周病は地盤の病気なので、いくらいい家を建てても地盤が弱っていたら倒れてしまうからね」と患者さんに話し、普段のケアがいかに重要かを話しています。また、患者さんには健康に関する知識を持っていただきたいですね。今自分の体の中に何が起きていて、どんなことをやらないといけないかをしっかり理解して、わからなければどんどん質問をして、納得いく道筋を選ばれることをお勧めします。当院では、惜しみなく情報を提供していますので、何でも気になることは気軽にお聞きくださいね。健康でいられる方法を一緒に考えましょう!

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正/初診料1万8000円、矯正装置6万円~(2回目は3万円~)、調整1000円
ホワイトニング/4200円~あるいは6000円~

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