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村山 功子 院長の独自取材記事

新横浜皮膚科クリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2019/08/28

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綱島駅からバスで約10分。複合施設「りりあタウン」内に「新横浜皮膚科クリニック」はある。地域住民からの信頼は厚く、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者が訪れる同院。淡いピンクの内装が心を和ませる、優しい雰囲気のクリニックだ。その空間がよく似合う、柔和な物腰で診療を行うのが院長の村山功子先生。日本医科大学を卒業後、順天堂大学医学部の付属病院に15年間勤め、医局長も経験した皮膚科のエキスパートだ。長年培った一般皮膚科の知識を生かしながら、地域の人々に寄り添う温かみのある診療を行っている。患者の笑顔を見ることが何よりの喜びと語る村山先生に、同院の診療内容や恩師の教え、さらに充実したプライベートについてもたっぷりと語っていただいた。
(取材日2014年8月28日)

大学病院での経験を礎に。一般皮膚科にかける思い

淡いピンクが基調になっていて女性らしい雰囲気の内装ですが、こちらは先生のこだわりでしょうか?

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着任する前にできあがっていた内装をそのまま使わせていただいているんですが、私も気に入っています。とても優しい色使いですよね。特にお子さんは病院というと怖いイメージがあるでしょうが、こんなふうにやわらかい色合いなら安心できるんじゃないでしょうか。スタッフのユニフォームも白とピンクでふんわりとした印象なので、患者さんが少しでもリラックスして診療に臨んでいただければうれしいです。

もともと大学病院にお勤めだったそうですが、こちらのクリニックに勤めることになったきっかけは?

以前は順天堂大学医学部の付属病院で、外来も入院も含めて一般皮膚科の患者さんを15年間診てきました。皮膚科には一般皮膚科と美容皮膚科がありますが、やはり自信を持って患者さんと向き合いたいので、一般皮膚科の経験を生かせる場所を探していたんです。縁あって13年前にこちらのクリニックに出会い、院長として勤めさせていただくことになりました。

一般皮膚科に力を入れていらっしゃるんですね。

そうですね。患者さんからのご相談も、水イボ、アトピー、水虫といった一般皮膚科の疾患が多いです。特に、水イボの治療には力を入れています。具体的な方法としては、リドカインテープ剤という局所麻酔のテープを貼り、麻酔がかかるまで40分ほどお待ちいただいてから水イボを取っていきます。痛みが6割くらいになるので、水イボでお悩みの方や、お子さんがいらっしゃる方はぜひご相談いただきたいです。また、男性型脱毛症の患者さんにはAGA治療薬などを処方しています。ただ、一般皮膚科の疾患であっても当院では力が及ばないこともありますし、また、皮膚に症状が出ていても皮膚科ではなく耳鼻科や整形外科の領域ということもありますから、そういった場合は他院をご紹介いたします。「一般皮膚科を満遍なく」をポリシーに、開業医としてできる限りのことをさせていただくのが当院の信条ですね。

お薬を処方するときに気をつけていることはありますか?

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患者さんの身体にできるだけ負担をかけないことですね。例えばアトピー性皮膚炎の患者さんにはステロイドを処方しますが、当院ではあまり強いものはお出ししていません。効き目が強い薬なので、適切な使い方をしないと副作用が出てしまうことがあるからです。特に顔は皮膚が薄いので、塗るのは1ヶ月のうちにトータルで何日までというように制限をさせていただくこともあります。患者さんの安全を守りつつ最大限の効果が出せるように、適切な処方をすることを心がけています。

数学的に皮膚疾患を「解く」恩師に学んだ診療スタイル

先生が医師になったきっかけを教えてください。

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高校生の頃に将来について考え、一生続けられて人の役に立つような仕事がしたいと思い、医師になることを決めました。その中でも皮膚科を選んだのは、女性でも長く続けられるからです。仕事がハードで、結婚したり年を取ったりするとリタイアせざるを得ない科も多いですが、それらの点をクリアしていたのが皮膚科でした。

医師になってからの印象的なエピソードはありますか?

恩師との出会いですね。順天堂浦安病院に勤めていたときに5年半ほど一緒に働かせていただいたんですが、その先生の指導のおかげで皮膚科がより好きになりました。先生に出会うまでは、診療というのは記憶した知識をもとに行うものだと思っていたんです。しかし、先生は数学的な考え方をもとに、診断も治療も行っていくんです。医学ってこんな理屈があるんだ、こんなに数学的なんだ、と目からうろこが落ちるような思いでした。その先生の教えが今の私の診療の柱になっています。

恩師の先生の教えをもとに、具体的にはどのような診療をされていますか?

皮膚科というのは、発疹学なんです。発疹の特徴だけでほとんどのことがわかります。ですから、診療をするときはまず発疹を診て疾患を推測し、その上でお話を伺っていきます。自分の導き出した答えが本当に合っているか、患者さんのお話と照らし合わせていくんです。

数式を解くためにはたくさんの知識が必要ですから、豊富な経験が鍵になりますね。

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そうですね。これまで勉強したことにプラスして学会や講演会で新しい知識を取り入れながら、より正確な診断をめざしています。あとは、経過をおさえるというのも恩師から学んだことですね。皮膚疾患は経過が変わりやすいので、診察をしたときは小さな発疹でも、4〜5日後には全身に広がっている可能性があります。ですから、次はいつ来てくださいというのを必ずお伝えするようにしています。数日で急変するかもしれないという場合はすぐに来ていただきますし、しばらく様子を見ても大丈夫そうなら1〜2週間後ということもあります。とにかく症状が悪化しないように、定期的に経過をチェックすることを心がけています。治っても一度は診察するようにしているので、症状がすっかりよくなって喜んでいる患者さんを見ると本当にうれしいです。

20年先を見つめて患者の笑顔のために歩み続ける決意

毎日お忙しいことと思いますが、プライベートはどのように過ごされていますか?

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ピアノを弾いたり、音楽鑑賞をすることが趣味でもあり、癒やしでもありますね。ピアノは幼稚園から始めて、小学生まではピアニストに憧れていたんですが、いまいち音楽の才能がなくて諦めました(笑)。でも弾くことも聴くことも好きなので、時間があるときは練習していますし、1年に1〜2回はサントリーホールやみなとみらいホールにピアノを使った演奏を聴きに行っています。たくさんの好きなことに触れながら、充実した時間を過ごしています。

今後の展望についてお聞かせください。

私は今55歳なんですが、あと20年は皮膚科の医師の仕事を続けたいと思っています。皮膚科としては忙しい病院で長年経験を積んできたので、これまで培ってきたことに新しい知識を肉づけしながら、患者さんのために頑張っていきたいです。皮膚疾患は日常生活が制限されたり、見た目に影響が出たりとつらいことがたくさんある分、治ったときの患者さんの喜びがとても大きいんです。苦しんでいた患者さんがとびきりの笑顔を見せてくださった瞬間は何物にも代えがたいくらいうれしいので、できるだけ長くこの仕事を続けながら、一人でも多くの患者さんの助けになれたらと思っています。

最後に、ドクターズ・ファイルの読者へのメッセージをお願いいたします。

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一般皮膚科全般に関してできる限りのお手伝いをさせていただきますので、お悩みの方はぜひご来院ください。例えばニキビなどは小さなトラブルだと思うかもしれませんが、皮膚科では一大疾患です。昔は抗生剤しかありませんでしたが、今は他にも薬の選択肢があるので、市販薬ではなく皮膚科でしっかり治すことをお勧めします。他にも、「こんな些細なことで行ってもいいのかな?」と思うようなことであっても、調べてみると皮膚疾患ということもあります。小さなことでも構いませんので、皮膚のことで気になることがあればぜひお気軽にご相談ください。

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