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池田 和男 院長の独自取材記事

いけだ整形外科

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2019/08/28

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生まれ育った横浜で地域に根差した診療を行いたいと「いけだ整形外科」を開業した池田和男院長。マンション開発が進み、若いファミリー層も多い綱島エリアで、子どもから高齢者まで幅広い年代の診療に携わる。専門はスポーツ整形や膝関節治療、リウマチ治療。待合室には、スポーツによるけがや体の使い過ぎで障害を起こした少年の姿も多い。また、スポーツで身を立てようとする若者には、将来を考えてあえて厳しいことも告げるという池田院長。「患者さんの背景も考えながら、できるだけ要望に応えた診療を心がけています」と語る、気さくで親しみやすい人柄が魅力的なドクターだ。
(取材日2017年5月30日)

スポーツ少年から高齢者まで地域に頼られるドクター

医師になったきっかけや、開業までの経緯をお聞かせください。

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「人間相手の仕事をしたい」「大学で学んだことがそのまま役立つような仕事をしたい」と考えるうち、医師という職業が思い浮かんだのです。整形外科を選んだのは、手先が器用で物作りが好きだったことが関係しているかもしれません。また整形外科の医師はスポーツ経験者が多いようで、私も大学時代にバドミントンに熱中していました。長崎大学医学部卒業後は、東京女子医科大学整形外科に入局して麻酔科や救命救急センターで研修し、その後中央林間病院、東名厚木病院、関東労災病院などを経て、東京女子医科大学整形外科講師として、研究や臨床に従事していました。

その後、綱島で開業されたわけですね。

もともと、地元の横浜で地域密着型の医療を提供したいと考えていました。綱島は、中学・高校時代、友達の家へ遊びに行く途中、よく通っていたところなんです。昔は大部分が町工場や畑地でしたが、今ではマンションが建ち、若いファミリーも増え、街を歩いていても子どもの姿をよく目にします。それだけに、患者さんにも若い方が目立ちますね。また駅に近いので商業施設も多く、近隣にも医療機関の並ぶ便利な場所です。当院も、同じ建物内の内科クリニックと連携を図っています。

こちらの特徴を教えてください。

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私の専門は、スポーツ整形と膝関節疾患、関節リウマチですが、そればかりではなく地域のかかりつけ医として肩こり、腰痛、骨粗しょう症や切創などけがの治療まで、幅広い診療を行っています。患者さんも、お子さんから、若い方や働き盛りの方、高齢者まで各年代の方が来られます。スポーツ整形では、部活中のけがや体の使い過ぎによるスポーツ障害の子どもや学生が多いですね。あと、学校検診で側弯症を指摘された小中学生も目立ちます。働き盛りの世代では腰痛や首の痛み、高齢の方は腰痛、膝痛、骨粗しょう症の患者さんなどが多くなっています。最近では、エックス線撮影装置として従来より被ばく量が少なく、画像も鮮明なDR(デジタルラジオグラフィー)装置や、まったく放射線被ばくのない超音波診断装置を導入することにより、体への負担が少なく迅速な診断ができるようになりました。

患者一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療が信条

診療する上で、どんなことを大切にしていますか?

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整形外科の専門性を生かしながら、身近なかかりつけ医として地域の皆さんの健康回復・増進に貢献すること、実証された新しい治療を積極的に取り入れることを実践しています。整形外科では、同じような症状でも、患者さんの年齢や環境によって治療に求められることが異なりますから、できる限り一人ひとりの要望を取り入れ、その方に適した苦痛の少ない治療、オーダーメイド治療を提供することを心がけています。入院・手術など高度な医療が必要な場合は、速やかにその道の専門の医師がいる医療機関をご紹介します。そうして患者さんが快く来院されて、快く帰ってくださることが一番うれしいですね。

ご専門のスポーツ整形について教えてください。

スポーツの試合や練習中に生じる打撲や捻挫、骨折、脱臼などのけがを「スポーツ外傷」と呼びます。特にアメリカンフットボールやラグビー、格闘技などのコンタクトスポーツに多いものです。一方、スポーツ動作の繰り返しによって筋肉や関節に障害が現れるのが「スポーツ障害」です。スポーツ障害は、けがをしにくい環境づくりや適切な指導によって予防できるものですから、特に子どもの場合は、指導者の責任も大きいといえますね。また時には、けがや故障で将来を諦めざるを得ないケースなど、若者の人生を左右するようなシーンに出会うことも少なくありません。整形外科の医師として厳しいことを伝えなければならない場合もありますので、指導者や保護者の方とも相談しながら、患者さんの将来を第一に、私も一緒に闘う気持ちで接しています。

膝関節の治療もご専門と伺いました。

ヒアルロン酸を使った膝関節治療についての研究が、学位論文のテーマだったこともあり、多くの膝関節の症例を診てきました。中年以降、特に女性の膝の痛みの原因として圧倒的に多いのが、変形性膝関節症という軟骨の加齢変化から生じる病気です。薬物療法や物理療法、運動療法などと平行して、関節内にヒアルロン酸を注入すると、初期から中程度までならばほとんどの場合痛みが軽減し、肩関節でも一部有効性があることが確認されています。当院でも、膝や肩の痛みでお悩みの多くの患者さんが治療を受けられています。リウマチについては、最近、高齢の方に発症するケースが目立ちます。効果的なリウマチ治療薬も開発されていますが、高齢者では、副作用が出やすいなどの理由で使用が制限される場合もあり、一人ひとりの全身状態に合わせた治療法を選択しています。

整形外科の医師の立場から、最近気になることはありますか?

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骨粗しょう症の予防として、サプリメントを摂取されている方が多いようですが、その大部分にカルシウムが含まれています。その上、医師から処方される骨粗しょう症薬にもカルシウム剤が含まれていると、過剰摂取となり、尿路結石ができやすいなどの弊害が生じる場合があります。そこでサプリメントを飲む前に、一度整形外科の医師に相談していただきたいですね。安易にサプリメントに頼るより、栄養バランスのとれた食事を心がけるほうが、健康にも良く経済的だと思います。また、子どもの腰痛が増えていることが気になりますね。一方、高齢の方は平地の多い土地柄か、自転車によるけがが目立ちます。骨粗しょう症のため、四肢・体幹の骨折に至ることも多く、特に太ももの付け根の骨や背骨を骨折すると入院・手術を要し、本人ばかりか家族も大変です。ですから、高齢の方にはあまり自転車をお勧めしないようにしています。

開業医の専門性を生かしたネットワークづくりも視野に

ところで、気分転換に何かされていることはありますか?

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ずっとジョギングをしてきましたが、体調が悪い時期もあったので、今は少し控えています。それでも、1ヵ月に60キロぐらいは走っていますよ。ほかには、お酒が好きなのでよく飲んでいますね。それだけに、お酒好きな人の気持ちもわかるので、患者さんに「飲んでもいいですか?」と聞かれたときは、けがが軽い場合は「ほどほどにね」なんて言ってしまいます。スタッフからは甘いと言われていますが(笑)。

今後、取り組みたい分野などはありますか?

若い世代が多いとはいえ、全体的には高齢化が進んでいるので、高齢者向けのリハビリテーションを充実させていきたいですね。日常生活のアドバイスも丁寧に行っていきたいと考えています。診療面では、専門性も生かしつつ、幅広いニーズにお応えしていきたいです。例えば腰痛の原因の一つである椎間板ヘルニアは、多くの場合、薬物療法などの保存治療で改善することがわかり、開業医の担う役割も大きくなっていますので、注力していきたいですね。また視野を広げた展望として、幅広いニーズに応えられるように、近隣の整形外科の医師とそれぞれの専門性を生かしたネットワークを構築していけたらと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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最近は、健康を考えて運動をされる高齢の方も増えていますが、例えばウォーキングは、膝など下肢の関節に障害のある方には逆効果になることも。また、ジョギングやジムでのトレーニングのしすぎで障害を起こす方も珍しくありません。ぜひ整形外科の医師と相談しながら、ご自分に合った、無理なく楽しく続けられるスポーツを見つけてください。当院では、日常生活の中でストレスや緊張をほぐす適度な運動、ストレッチ方法、気をつけたい生活習慣などもお伝えしていますので、気軽に来ていただきたいと思います。

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