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岡崎 芳子 院長の独自取材記事

おかざき皮フ科

(日進市/日進駅)

最終更新日:2024/10/11

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科 main

日進駅から車で5分、日進市役所の隣に「おかざき皮フ科」がある。岡崎芳子院長は愛知県内の中核病院でキャリアを積み、16年前にベッドタウンとして発展しつつあった日進で開業した。「乳幼児から高齢者まで、幅広い年代の幅広い疾患を診るのは大変ですが、やりがいに満ちています」と岡崎院長。皮膚疾患は心の状態を映し出す鏡だと捉え、全身の健康にも目を配りながら診療を行っている。そんな岡崎院長に、クリニックを開業するまでのことや、近年増えている大人のアトピー性皮膚炎への対応、心もサポートしたいという診療ポリシーについて話を聞いた。

(取材日2020年11月19日/情報更新日2023年9月15日)

長く一線で働ける皮膚科医師をめざして

医師をめざしたきっかけを教えてください。

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科1

小学校の高学年になった頃には、医師になりたいとはっきり意識していました。そのためにはまずは中学受験に合格しなければ、と意気込んで、部屋の壁に「合格」の張り紙をしていました(笑)。そもそも医師に憧れを持ったのは、自分が通っていたクリニックの女性の先生がとてもすてきだったからです。きれいなその先生は、医師でありながら真っ赤なマニキュアをし、テキパキと診療をしている姿は、子ども心に印象的でした。私も彼女のようにかっこ良く働きたいと憧れたんでしょうね。何かあるとしょっちゅう通っていた町医者の内科の先生にも影響されました。高齢の患者さんに優しく話しかけているのを見て、おばあちゃん子だった私は「おじいちゃん、おばあちゃんを助けられる良い仕事だなあ」と感じたんです。その憧れのままに医学の道へ進みました。

実際に勤務医として働いて、医師の仕事はいかがでしたか?

大学を卒業後、研修医として半田市立半田病院でキャリアをスタートしました。そこで先輩の女性医師に「皮膚科は女性でも一生一線で続けていける」と諭され、皮膚科を専門にしようと決めました。子ども時代にアトピー性皮膚炎で悩んだこともありましたし、スキンケアへの関心も高かったので、向いているかもしれないな、と。その後は愛知県内の中核病院をいくつか経験しました。皮膚科医であっても当直勤務、救急対応にあたることもあり、事故や事件など凄惨な状態にも遭遇しましたね。一方でメラノーマや皮膚がんなど、命に関わるような皮膚疾患の診療にも関わり、その経験は得難いものだったと感じます。ただ、夜勤と日勤が続くような勤務形態は非常に負担が大きく、家庭を持っても続けていけるのかは悩ましいところでした。子どもの頃に憧れた「町のお医者さんになりたい」という気持ちも持ち続けていましたので、開業することにしたんです。

実際開業されてみて、クリニックの仕事は勤務医とは違いましたか?

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科2

開業するなら、年齢的にも若く元気なうちがいいと思っていたので、40代を目前に開業しました。日進は、ある皮膚科の先生の紹介がきっかけですが、若くして亡くなった私の大好きだったおじが最初に起業した土地でもあったため、これは何かの縁と感じ、決めました。2007年の開業当初に比べると、商業施設や住宅が増えてベッドタウンとして大きくなりましたね。クリニックに来てくださる方も、乳幼児から働き盛りの世代、高齢者まで幅広く、その症状もさまざまです。何人かの医師で患者さんを診ていた勤務医時代と違い、今は一人でさまざまなバックグラウンドの患者さんに向き合わなければなりません。大変な部分もありますが、やりがいも大きいですし、経営者としての責任の大きさも感じます。

大人のアトピー性皮膚炎や肌の悩みにきめ細かに対応

患者さんはどんな症状でクリニックに来るのですか?

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科3

平日の昼間はご高齢の患者さんが多く、皮膚や爪の水虫や老人性皮膚掻痒(そうよう)症、皮脂欠乏性湿疹で悩まれている方が多いです。夕方には乳幼児や小中学生などが来院し、アトピー性皮膚炎やニキビなどの相談をされます。季節によって感染症の子どもさんが増えて、水イボやとびひがはやったりしますね。土曜は働き盛りの20〜50代の方が多く、男性も多いんですよ。この年代の方は、ストレスからくる肌荒れやアトピー性皮膚炎の悪化が目立ちます。基本的には皮膚疾患は、命を落とすようなものではありませんが、膠原病や皮膚がんなど命に関わるようなものもまれにあるので、見落としのないよう、緊張感を保ちながら診療を続けています。そして命に関わる病気ではないからこそ、患者さんの不快や不安を取り除けるように丁寧に診療を進めるようにしています。

最近診療している中で、気になる疾患はありますか?

大人のアトピー性皮膚炎ですね。アトピー性皮膚炎は子どもの病気だと思われるかもしれませんが、なかなか治らずに大人になっても悩まされている人や、再発してしまう人も少なくありません。原因はいろいろありますが、環境要因やストレスも大きな影響を与えることがわかっています。私は、「心と皮膚はつながっている」と思っているので、お肌の治療・ケアはもちろんですが、精神面も安定できるような診療ができればいいなと感じています。実際、治療をしていったん症状が治まったかのように見えても、不規則な生活、過重なストレスに悩まされると再度悪化することもありますし、インターネットなどの情報をうのみにして誤った治療をしてしまうと、逆に悪くなってしまうことさえあります。まずは皮膚科を受診し、自己判断をせず、医師の指導どおりに薬を使っていただけたらな、と思います。

レーザーを使ったしみのケアや脱毛も行っているそうですね。

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科4

当院は一般の皮膚科診療を中心に行っていますが、もともと湿疹などの悩みで受診された方が、お肌のケアにも興味を持たれて希望されることが多くなりました。需要は思ったよりも大きく、どんな年代でも女性はきれいになりたいという気持ちを持ち続けているのだと再認識し、そのお手伝いができるのをうれしく思いました。また、当院では、診断からすべての施術を医師である私が行います。さらに使っている機材や紹介しているサプリメント、化粧品類もすべて自らが試して使用感を確認し、安心して治療やケアを受けていただけるように環境を整えています。「美容クリニックに行くのは勇気がいる」という方も、町の皮膚科であれば気負わず受診できるかと思います。肌を健康に若々しく保つサポートができたら良いなと思っています。

心と皮膚はつながっている。だからこそ丁寧な治療を

先生が医師として大事にしていることは?

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科5

患部だけでなく患者さんの目を見て話す、そして体に触れるということです。患者さんは何か不快な症状や違和感を持って来院するのですから、まずはそこに寄り添うことが必要です。そして目を見て話を聞くことから診療を始めます。さらに患部はよく見るだけでなく、状態に応じて触れるというのも大切だと思います。一見しただけではわからない、皮下の状態を確認することができるからです。皮膚科はその場で患部を見ておおよその診断が可能です。「困っていたことや違和感はこのせいだったのか」と患者さんも納得しやすく、満足して帰ってもらえることが多いのではないでしょうか。その満足度を高めるためにも、こまやかなコミュニケーションは必須だと考えています。

スタッフに伝えていることはありますか?

当院のスタッフは穏やかで優しい人が多いです。診療を受けるだけでなく、私たちと会話することも楽しみにしてくださる患者さんもいらっしゃるのですが、積極的に耳を傾けて患者さんの心に寄り添ってくれているようです。また、たとえ正しい薬が処方されたとしても、こちらを信頼し、正しく薬を使用していただかないと治るものも治らないので、ただ薬を処方すればそれで良いというものではないんだよ、ということを常々話しています。

読者へメッセージをお願いします。

岡崎芳子院長 おかざき皮フ科6

私は人と接することが好きで、医師という仕事も大好きなんです。患者さんと話をしたり、治療をしたり、会話の中で時には喜んだり、時には悲しんだり、勇気づけたり、そんな毎日がとても楽しくやりがいを感じています。開業して16年にもなると子どもだった患者さんがすっかり大きくなって、スーツを着て現れることもありますし、勤務医時代の患者さんが大人になり、お子さんを連れて来てくれたこともありました。こんなふうに人とのつながりを感じながら、長く仕事ができていることが本当にうれしいです。これからも地域に根差して患者さんに寄り添う治療を続けていきたいです。皮膚の疾患は心身と深く連関しています。「不快だな」「気になるな」と思ったら、気楽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1万4300円~、脱毛ケア/5500円~※部位、回数により価格は異なります。

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