三輪 和輝 院長、村田 陽太郎 副院長の独自取材記事
クラウン歯科 名古屋中村院
(名古屋市中村区/本陣駅)
最終更新日:2024/12/02
本陣駅3番出口からすぐ、「歯」の文字のポールサイン看板と王冠のロゴが目を引く「クラウン歯科名古屋中村院」。2023年7月に移転リニューアルしたばかりの新しい歯科クリニックである。院長の三輪和輝先生と副院長の村田陽太郎先生は神奈川歯科大学時代の同期。友人として、歯科医師として互いを認め合う間柄だ。個性あふれる三輪院長は2019年より同地域で開業しており、その「あとひと手間を惜しまない治療」にこだわる。大学を首席で卒業したという村田副院長は歯科医師と学校教諭の2つの免許を取得し、一般企業での勤務経験もある異色の経歴の持ち主。キャラクターは違えど歯科医療への熱い想いは同じである。そんな2人に、診療方針や治療のこだわり、今後の展望などについて話を聞いた。
(取材日2023年9月1日)
3人の専門性を生かし、多様な要望に応える歯科医院
開院までの経緯を教えてください。
【三輪院長】2019年から当地のすぐ近くで開業していました。患者さんのニーズに応えるには、より幅広く、専門性が高く、選択肢の幅が広い歯科医療の提供が必要だという気持ちが芽生え、一人で行う診療の限界を感じていました。そこで7月に移転リニューアルし、大学時代からの友人でもあり、歯科医師として高い技術を習得している村田先生にお声がけさせてもらいました。
【村田副院長】前職は兵庫県の歯科医療法人の分院にて院長を務めていました。三輪先生とは10年以上の付き合いなので人柄も知り尽くしているし、当地に来るのも抵抗感はなかったですね。何より彼となら私が理想とする歯科医療が実現できると思いました。
貴院の診療方針を教えてください。
【三輪院長】歯の治療というのは患者さんにはわかりにくいもの。治療中は「何をやっているんだろう?」、治療後は「何が変わったんだろう?」と思われるケースもありますので、まずは患者さんにわかりやすい説明を大切にしています。そのためにも治療計画を立てる前の資料収集を念入りに行います。問診票にご記入いただくだけでなく、エックス線などで口腔内を撮影し、説明を「見て」「聞いて」もらう。お口の中が視覚的にわかると「痛くないけど虫歯なんだ」などと納得される方も多いですね。また多くの選択肢があることもお伝えします。おうちのリフォームに例えると、雨漏りで壁紙が剥がれている時に、壁紙だけを直す方法と、屋根から直すという方法もあります。あくまでも決めるのは患者さんですので、迷わずに判断できるような説明を心がけています。
診療の特色を教えてください。
【村田副院長】最後まで治療に対して責任を持ちたいと思っています。そのため患者さんの生涯にわたる健康を考慮し、一本の歯を治療する際にも、お口全体を見てさまざまな角度からアプローチする複合治療に注力しています。複合治療には専門性が必要となるため歯科医師3人体制を取り、主に三輪院長が根管治療や補綴、歯科口腔外科を専門とする女性歯科医師が抜歯や粘膜などの口腔外科疾患の治療、私が矯正やインプラント治療、補綴などを組み合わせた包括的な分野を担当しています。当クリニックとしては根本的な改善を得意としていますので「ずっと治療しているけれど、トラブル続きだった」などという患者さんのご相談に乗ることができます。
ひと手間を惜しまず、精密な歯科医療にこだわる
歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。
【三輪院長】両親が警察官という家庭で育ち、小さな頃から物作りが好きでしたので、建築士に憧れていました。高校生の頃、祖母の入れ歯を見たことで、「つくる」という仕事の選択肢が生まれ、父の知り合いに歯科医師が多かったことも影響し歯科医師への道を志しました。
【村田副院長】信州大学教育学部も卒業しましたが、教師にはならずに食品を扱う企業に勤めました。来店されるのはほぼ高齢者でしたが、「歯が悪くておいしく食べられない」という方が実に多い。「これだけたくさんの方が困っているのならば」と歯科医師の道へ進みました。
歯科医師としてのモットーをお聞かせください。
【三輪院長】「あとひと手間を惜しまずに治療する」ことです。歯科治療の中には患者さんから見えず「これくらいで十分ではないか」という場面もあります。しかし、この先数十年と歯を使っていただくのに、「この30秒を惜しんでいいのだろうか」と自問するようにしています。好きな言葉は「神は細部に宿る」。職人の技やこだわりは一見してわかりにくいが、細部にこそ表れ、それこそが真価であるという意味です。歯科治療も同様に、拡大鏡やマイクロスコープを使用した精密な治療にこだわっています。
【村田副院長】「歯ではなく人と向き合う」です。目の前の虫歯を削って詰めておしまいではなく、その方の人生の中で、歯科医師として私ができることは何なのかを考えます。患者さんのご要望に加え、10年後、20年後を考慮して次の治療計画を立てるようにしています。
診療の際に心がけていることは何ですか?
【三輪院長】説明一つにしても「しっかり説明してほしい」「要点だけでいい」、治療においても「痛いところだけ治したい」「保険診療の範囲で治療したい」とご要望はさまざま。ですから患者さんに歩み寄れるような距離感を大切にしています。患者さんが緊張せず、雑談ができるような関係性をめざしています。
【村田副院長】「この歯科医院に来て良かったな」と思える治療を心がけています。歯科医院の話題でよく聞くのが「削られた」「抜かれた」という言葉。これは納得感がないがゆえに出る言葉だと思いますので、事前のカウンセリングでしっかり話し合います。歯科医師からの一方的な押しつけではなく、選択肢をご説明し、理解していただいた上で決定していただく。「ここなら私の望みがかなう」というポジティブな感情で帰っていただきたいですね。
多くの選択肢によってポジティブに末永く通える場所に
印象深い患者さんとのエピソードはありますか?
【三輪院長】60代の女性で、20代の時に歯科治療を受けていたが傷つくことがあり、以来治療していないという方がいらっしゃいました。お付き合いをしていく中で徐々にポジティブになられ、最後には「三輪先生に出会えて良かったわ」と。患者さんの人生に関わることができたと思えた経験で、今も大切にしています。
【村田副院長】以前、長年歯の悩みを抱える60代後半の女性を担当させていただきました。すぐに解決するのは難しい状態でしたが、相談と提案をずっと重ねていました。半年ほどして「おかげで思いきり笑えるようになった」と言っていただけた時はうれしかったですね。歯科医師冥利に尽きます。
とても息が合っていますね。お互いに尊敬できる点を教えてください。
【三輪院長】一生懸命努力できる点です。大学時代はずっと学年1位、主席で卒業したのもまさに努力の賜物。サラリーマンの経験もあるためマナーや常識力にも長けていますね。もちろん歯科医師としての高い技術にも一目を置いています。彼の真骨頂である包括的な治療だからこそ実現できるのだと思います。
【村田副院長】患者さん一人ひとりに向き合う姿勢です。三輪先生は一見癖が強いけれども実はとても真面目(笑)。治療技術の精度も一級品だと思います。しかも早いです。そんな彼のもとで働くスタッフも素晴らしい。私はまだ日が浅いのですが、みんな気さくで話しやすいですよ。彼女たちが良い雰囲気をつくっているから患者さんも通いやすそうです。院長は決して表向きには言いませんが、よくスタッフへの感謝の気持ちを口にしています(笑)。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
【三輪院長】患者さんと一緒に歩んでいきたいです。例えば、現在20歳の方が、40歳、60歳になっても選び続けていただける歯科医院をめざします。また、患者さんの中には「もう無理だろう」と諦めてしまっている方が多くいらっしゃいます。当院にはいろいろな選択肢がありますし、決して治療を押しつけることはありません。人生100年時代を充実させるためにも、まずは気軽にご相談を。「こんな方法もあるんだ」ということを知っていただけるとうれしいです。
【村田副院長】患者さんから愛され、長いお付き合いができる歯科医院を理想としています。現状は虫歯などのトラブルになってから「何年かぶりに歯科を受診した」という方が多いので、予防歯科をしっかり発信して、地域の健康に貢献していきたいです。大きな悩みでも小さな悩みでも、気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはホワイトニング/6600円~、小児矯正/44万円~、成人矯正/38万5000円~、インプラント治療/38万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。