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清水哲郎 院長の独自取材記事

清水歯科医院

(横浜市港北区/大倉山駅)

最終更新日:2019/08/28

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大倉山駅前商店街に開業して20数年という「清水歯科医院」。院長の清水哲郎先生は、患者との対話を重視した人情味溢れるパーソナリティーの持ち主。長年通い続ける患者の居心地を大切にしたいという思いから、院内はあえて改装せず、壁の木目の擦れひと筋ひと筋にこのクリニックの歴史と趣が感じられる。まるで実家に帰ってきたような懐かしさが込み上げる不思議な空間だ。古きよき雰囲気を大切に守りながらも、治療・技術面では常に先端のものを取り入れ、患者の満足を損なうことはない。清水歯科医院がなぜ患者に親しまれ続けるのか、その理由が垣間見られたインタビューとなった。(取材日2010年8月30日)

ほんわかした雰囲気を大切に、本音で患者と付き合う

歴史を感じさせる趣のある院内ですが、開院はいつですか?

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平成元年11月、私の誕生日に開業しましたから、かれこれ今年で22年になります。この積み重ねてきた年月をひと言で表現するなら、地域医療に密着しながら、がむしゃらにやってきたという感じでしょうか。この周辺にも新しい歯科医院がどんどん開業し、患者さんが分散するという厳しい状況のなか、一番ありがたいのは昔から通い続けてくれている患者さんが今もたくさんいるということ。遠くに引越しされてしまった方でも、わざわざ電車に乗って通って来てくれたり、転勤などで4、5年見なかったという方がまた戻ってこられたり。そういった昔からの患者さんたちが、また清水歯科医院を選んでリピーターとして通ってきてくださるんですね。20年という時期を迎えて、特にそういった患者さんが重なり、改めてリピーターの患者さんに支えられた年月だったと思っています。

安心感のある空間と院内の雰囲気が、リピーターを呼んでいるように思います。

そうですね。5年、10年経って戻ってきてくれる患者さんが、いつ来ても同じ雰囲気だと安心してもらえるよう、院内の内装もあえて変えないようにしているんです。最近は近代的でモダンなインテリアを売りにしている歯科医院も増えましたが、患者さんのなかにはそういった雰囲気が好きという人もいれば、かえって緊張して落ち着かないという人もいると思うんですね。僕自身もそんな人間のひとり。ほんわかとした雰囲気が好きなので、肩が凝るような感じではなく、患者さんにはのんびり気軽に来てもらいたい。待合室には歯科雑誌も置いてないし、自宅のリビングルームのように週刊誌やテレビを見ながら寛いで欲しいと思ってサロン風の造りにしているんです。

先生のキャラクターが反映されたクリニックなんですね。

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僕は大阪生まれの大阪育ちで、コテコテの関西人ですからね。正直、クリニックの雰囲気は関西です(笑)。論理的にキチッ、キチッと患者さんと建前上の話をするというよりは、本音でぶつかりながら患者さんとの「駆け引き」も楽しみたいんです。だから僕のところには、関西系のノリの方が自然と集まって来てくれます。患者さんもみなさん明るくて、ちょっとでも僕が気を抜くと「ツッコミ」が入る(笑)。だから僕の歯科医師としての範疇は、特別な治療を目指すものでもなく、町医者として患者さんが気軽に来られるということを、常に念頭に置いているんです。

触れあうことで表情が生まれる。人間の真髄に触れた訪問診療

院内診療のほか、訪問診療もされていますね。

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訪問診療は3、4年ほど前から始めています。きっかけは長年通ってくださっている患者さんたちが、年数を追うごとに高齢化してきて、クリニックに通いたいんだけど通えない、何かいい方法はないかという相談からでした。それだったらということで、うちも患者さんにお世話になってきたし、恩返しという意味で訪問診療を始めたんです。比重としては院内診療が中心ですが、今は老人施設の訪問が増えてきたり、紹介が紹介を呼んだりという形で人数としてはかなり増えました。

訪問診療の患者さんと接するなかで、印象に残っている出来事はありますか?

訪問初期の頃の話です。あるご年配の女性の患者さんのお宅に訪問した時、最初はいつも寝たきりで、ヘルパーさんに椅子に座るよう勧められても全く反応がありませんでした。それが何回か通っていくうちに、服を着替えるようになり、今まで全然会話のなかった人が、座って会話ができるようになったんです。周りに促されて無表情で口を開いていた人に、表情が出てきたんですね。まさに人間の真髄に触れた気がしました。このおばあちゃんは人と接することで表情が生まれ、表情が出てきたら喋ったり、ものを食べる意欲が湧いてきた。そして今まではお腹を満たせばいいという人生だったのが、今度は味や食感を味わえるまでになった。だから人間というのは、人と接することでこれまで衰えてしまった機能さえ、どんどん復活していくものなんです。

人間にはいろんな可能性があるんですね。

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歯の治療に限らずすべてのことに言えることですが、人と接することで相手の反応も変わるし、気持ち的なものもどんどん変わっていくんです。僕の歯科医師としての最終的な目標は、その方が亡くなるまでそばにいてあげて、歯と口腔ケアについて診ていくということ。訪問診療の場合、ひとつの家族の歴史に入り込むわけですが、院内で歯を治すのとは違って、「ひとりの人間の歴史を診ていく」という気持ちで接すると、これまで使われてこなかった機能が復活する場面を目の当たりにすることがあります。ですから今クリニックに歩いて来ていただいている70代の患者さんにも、人生の最終目標として人のお世話にならずに、自分の手と口で食べられるようにと暗示を掛けているんです。

口はすべての元気の源。年をとっても口で味わう感動を

「清水歯科らしさ」を出すために努力されていることはどんなことですか?

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同じ歯科医院でもそれぞれのやり方と個性があるなかで、うちはうちで独自の個性を出していきたいと思っています。ところどころ古くなって修繕した部分もありますが、クリニックは20年前とほとんど変わっていません。この雰囲気は大切にしながら、仕事を長くやっていくためには最新の機材と情報も必要だと思っているんです。やはり最新治療は、新しい先生たちが現代の治療をもってこないと、僕がいくら周りにアンテナを張ったとしても、やはり年代ごとのズレがどうしても出てくる。ですから僕は一般歯科と訪問診療を中心に診療を行いながら、義歯、矯正、歯周病などはそれぞれのエキスパートに来てもらっているんです。また新しい先生たちに自分の治療を見られることによって、歯科医師としての道筋を外れないことにもつながると思っています。人に見られるということは、自分勝手なことはできない。ですからこのクリニック自身の方向性を失わないという意味でも、常に新しい先生がたの技術、協力を取り入れるようにしています。

先生が目指す理想のクリニック像についてお聞かせ下さい。

私自身の今まで培ったもので、患者さんと向き合っていけるような医院作り、安心して来ていただける雰囲気作りと体制が大切だと思っています。歯科の場合、どうしても治療が1回で終わらなくて何回も来る。何回も来たけど、また半年後に来るというケースが多いんです。数年にわたり経過観察していくなかで、患者さんとの信頼関係がないと、ただ痛かったとか、詰めものが取れたというトラブルが起きた時、不満だけが残ってしまう。だから僕は患者さんに毎回「次は一緒にこういう風にしていきましょう」と話しています。それは歯そのものが患者さんと一緒に作り上げる、一種の芸術だと思っているからです。そして患者さんの調子がいいときも悪いときも一緒に乗り越えるためには、やはり会話が一番大切なんです。歯科医院が淘汰される時代だからこそ原点に戻って、患者さんとの対話、同じ目線というものを今一度確認しながらやっていかなければと思います。

最後に、歯科医師として一番大切にされていることを教えてください。

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最終的には人とのつながりでしょうね。この清水歯科も患者さんに支えられての20年ですから。出会いと別れ、またつながり。この繰り返しです。僕のやりがいは一人の患者さんの長い経過観察を診ていけるということ。いろんな患者さんを見てきましたが、元気さというのは「気」から来るものだと実感しています。体のなかに「気」が満ちると「喋る力」になり、それが「ものが楽しめる力」に通じる。なにも若い頃のように夜遊びできる体力があるから「元気」だというわけじゃない。やはり60代、70代、80代になってもいきいきしている人というのは、口でものを考え、口で遊べる人なんです。つまりよく喋り、よく食べる。例えば「今日は暑いな。冷たいものが食べたい」と思ったとき、その冷たい食べ物の一口目を「あ〜、おいしい!」と思える口があるかどうか。目で見た映像はどんどん忘れていってしまうけど、口で味わえる感動というのはずっと残るものなんです。そして誰かと一緒にそのおいしいものを食べながら「おいしいね」と話をはずませることの喜び。口はすべての元気の源。だから今後も口を発信源として、元気な人間をいっぱい集めていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本30万円
矯正50万円~70万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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