全国のドクター9,354人の想いを取材
クリニック・病院 160,993件の情報を掲載(2020年12月03日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 豊橋市
  4. 豊橋駅
  5. 村木デンタルオフィス
  6. 村木 宏 院長

村木 宏 院長の独自取材記事

村木デンタルオフィス

(豊橋市/豊橋駅)

最終更新日:2020/04/01

144392

人々でにぎわう大型スーパーマーケットに隣接した「村木デンタルオフィス」。院内は清潔感にあふれ、受付には子どもの患者の描いた漫画が置かれ、待合室の壁には患者が撮影した写真が飾られるなど、患者との一体感を感じさせる。村木宏院長は東北大学歯学部卒業後、東京医科歯科大学大学院で学び博士号を取得。地元豊橋市の地域医療に貢献したいという志から開業後も国内外さまざまな勉強会や学会へ参加し、先進の医療へ取り込んで診療に還元している。審美治療やマイクロスコープを使った歯の根の治療のほか、インプラント、入れ歯、歯周病にも注力しており、患者の歯を守り生涯自分の歯で暮らしてもらえるようサポートすることを一番のコンセプトに、なるべく削らない治療を心がけている。
(取材日2017年6月7日)

開業医として必要なスキルを身につける

先生が歯科医師をめざした理由は何でしょうか?

1

父が歯科医師をしており、私が子どもの頃は自宅と医院が一緒でした。ですから私も小さい頃から診療室に出入りしており、父が歯科医師として患者さんに接している姿を見て育ちました。しっかりと真面目に治療している姿や患者さんに感謝される姿などをなんとなく覚えています。そんなイメージや、もともと手先も器用で細かいことが得意であったこと、親戚にも歯科医師が多く、なじみがあったことから、いつの日からか歯科医師をめざすようになりました。

東北大学卒業後、東京医科歯科大学では摂食機能構築学を研究されていたそうですね。

大学院時代は補綴、主に入れ歯を中心に研鑽してきました。きちんとした入れ歯ができるというのは実はとても難しいことで、一本一本の虫歯の処置、歯周病、噛み合わせや歯並びへの処置が適切でなければうまくいきません。なので、歯科医師が必要とするスキルすべてに精通できると考えて選択しました。今ではインプラントなども選択肢として取り入れることができますが、口の全体的な視点や将来への配慮など、この時培った基本がとても大切だと思います。摂食機能構築学という歯が抜けてなくなった人を再び噛めるようにする分野を通して噛める事の大切さを学びました。

それから4年後、開業されたきっかけは何でしょうか?

2

大学院へと進み順調に博士号を取得したのですが、大学院時代は研究に加え、大学病院での臨床にも携わり、多くの経験を積ませていただきました。その充実した日々の中で感じたことが大きかったように思います。東京医科歯科大学は毎日非常に多くの患者さんが来るのですが、中には新幹線や飛行機を使って治療に来られる方もいらっしゃいました。世の中にはこんなにも歯で苦労されている方がいることを痛感し、地方でも同じ質の治療をしてあげられれば少しでも助かる方がいるのではないかと思い、思い切って開業を決意しました。また、一般の歯科医院にも勤めていましたし、各分野で日本を代表するような素晴らしい先生方との出会いにも恵まれ、一般的な痛みや虫歯の治療はもちろん、歯周病や審美治療、インプラントの治療など幅の広い治療を知り、経験できていたことも大きいですね。

自分の歯で食べられることの大切さ

印象的な患者さんとの出会いはありましたか?

3

義歯が合わず満足に食事をとることができなかった患者さんですね。その方はがんで顎の手術をされていて、いくつかの病院を回ったようですが、なかなか義歯があわず苦労されていたようです。そんななか当院の評判を聞き、最後に何か食べたいという思いで来院されたようです。限られた条件の中、できる限りの治療を行いました。治療が完了し、しばらくして亡くなられてしまったのですが、最後にちゃんとした食事がとれ、とても喜んでいたとご家族の方から後日お礼を伝えられました。歯があるときは食べられることが当たり前のように感じますが、このような経験を積むたびにすごく大切なことだと気づかされます。

そういった思いから予防をめざしたクリニックに?

そうです。多くの方を見ていて思うことは歯が悪くならないとその重要性に気づきにくいものだということ。適切な治療をすればそれなりに回復させてあげることはできるものの、やはり健康な歯にはかなわない。治療を繰り返すたびにその後のトラブルも増えやすくなります。一番大切なのはいかに治すかだけでなく、なぜそうなったのかを考え、治療の連鎖を止めることだと考えています。

患者さんに通院を続けてもらえるよう気をつけていることはありますか?

4

開院以来患者さんの歯を守り、生涯自分の歯で過ごしてもらいたいという想いのもと、守り続けていることが3つあります。1つは治療の質をあげること。保険の中だけでなく保険外診療も積極的に取り入れ最善をつくしています。2つ目はセルフケア。患者さんご自身での毎日の歯磨きや食事の仕方が病気に大きく影響するのでこだわっています。3つ目はプロケア。治療だけで通うのではなく、その後も定期的に来院してもらい予防管理をしていきます。これら3つが合わさることで健康はかなり維持できると考えています。開業して10年くらいになりますが、開業当初からの患者さんで当時治療を必要とする歯がたくさんあって困っていた方でも、しっかり治療をしてメンテナンスに通い続けた結果、それ以来何ともないという方が多くみえます。続けて良かった、もっと早くここを知りたかった、と言われることも多く、歯科医師としてのやりがいを感じますね。

患者と長く関わっていける歯科医院でありたい

歯科医師の立場から子どもは何歳くらいから通ってほしいですか?

5

当院では子どもの患者さんも多く通っていただいていますが、子どもたちを見ていると早ければ早いほどいいなと感じます。虫歯ができてあわてていらっしゃることもあるのですが、2~3歳くらいの虫歯のない時期から歯医者に慣れる意味でも来ていただくのがいいと思います。とにかく子どもは歯医者を嫌いにさせないよう、無理に嫌なことをしないことを心がけています。初めての場合は特に、ちょっとしたことでも不安だと思いますので、ご家庭でどうしたらいいかわからないことも気軽に相談してもらいたいですね。また、親が持っている虫歯菌を子どもに移さないようにすることも大切なので、妊娠前後のお母さんも含め親子受診がお勧めです。

力を入れている治療はありますか?

最近は歯科用マイクロスコープを使った歯の根の治療に力を入れていますね。根の部分の痛みがなかなかとれないといって来院される患者さんがいます。細かく難しい治療ですが、丁寧に治療していくと痛みがおさまることが多く、喜ばれますね。導入したきっかけはやはりいい治療をしたいという気持ちからです。歯を長持ちさせたいと思うと一つ一つの治療がすごく大事になってきます。自分でやった治療が今後再発しないよう治療の質を上げていきたいので、国内外を問わずさまざまな勉強会や学会へ参加しています。知識や技術は常に進化しているので、さらに良い治療が出来るよう学んだことはしっかり診療に取り込んでいきたいですね。

医院の強みや特徴はどこにありますか?

よく患者さんから言っていただくのは丁寧とか親切だということですね。スタッフを褒めていただくことも多いですし、きれいな医院だとか説明がわかりやすいともよく言われます。噂を聞いて豊川や田原や湖西など遠方から通われる方も結構いますよ。早く簡単にすませたいという方よりも、歯を大切に思い、時間や費用がかかってもしっかりと診てもらいたいという方に喜んでもらえる医院だと思います。また、学ぶことが好きで研修会にも多く参加し日々研鑽を続けているので比較的難しい治療にも対応できていると思います。歯を守るというのが一番のコンセプトですので、将来1本でも多くの歯を残せるよう、根の治療や歯周病、予防管理はもちろん、インプラント、入れ歯、審美治療を含めてトータルに、総合的な治療というのを強みとしていきたいですね。

今後の展望として、どんなクリニックでありたいですか?

6

患者さんと長く関わっていけるクリニックでありたいです。不安の強い患者さんでインプラントに恐怖心があった方も長くかかっていただくことで信頼関係を築くことができ、治療に踏み切れたという方もみえます。また、単に治療するだけでなく快適に生活し続けられる将来をゴールに見据えたとき、予防は絶対に必要です。歯が残っていることのありがたみは歳を重ねるほど実感できるものなので、年数がたったときに通っていて良かったと言ってもらえるような関わりをずっと続けていけたらいいですね。

Access