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加藤 佳典 院長の独自取材記事

ひまわり歯科

(刈谷市/刈谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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刈谷駅から北西へ車で約6分の商業地区に位置する「ひまわり歯科」。院長の加藤佳典先生は、愛知学院大学歯学部を卒業後、愛知学院大学歯学部附属病院、クリニックでの勤務を経て1998年に開業し、今年で20年目を迎える。モットーは「歯に対する患者の希望を大切に、心から喜んでいただける治療を」で、虫歯や歯周病、入れ歯など一般的な治療に重きを置く。「ちょっとひまわりに行ってみよう」、そんな気持ちで来てもらえる地域のクリニックをめざして、診療にあたっているそう。穏やかな口調で常に笑顔を絶やさず、初対面でも話しやすい印象の加藤院長。相談だけでも訪れる患者が多いというのも納得だ。そんな加藤院長に、歯科医師を志したきっかけや診療において大切にしていることなどを語ってもらった。
(取材日2017年9月28日)

歯は患者の持ち物。何よりも患者の気持ちを大切に

とても便利な立地ですね。ここで開業しようと思ったのはなぜですか?

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僕は刈谷市の出身で、土地勘があったからです。もともとは田んぼが多いのどかな地域だったんですが、僕が高校生の頃に大きな商業施設ができてからお店が増えましたね。今ではスーパーマーケットやドラッグストア、銀行、郵便局などがそろっていて便利で暮らしやすい、ということは患者さんも通いやすいだろうと思ったんです。ちなみに「ひまわり歯科」という名前は、患者さんから「ちょっとひまわり行ってくるわ」といったように、愛称で呼んでもらえるような親しみやすいクリニックになれたらという思いを込めて付けました。

どんな患者さんが多いのでしょうか? 患者層と主訴を教えてください。

近隣の方を中心に、お子さんからお年寄りまで満遍なくお越しいただいています。中には、最初はお母さんだけだったけれども、「子どもも診てもらいたい」「今度は主人も」と家族全員で受診されるケースも少なくありません。主訴で最も多いのは虫歯です。あとはかぶせ物が取れたとか高齢の方は入れ歯など一般的な診療が中心で、インプラントなどの外科的な治療は専門の先生をご紹介することもあります。診療にあたっては、まずは保険の範囲内での治療を提案し、希望があれば保険外治療も行います。歯は患者さんの持ち物ですから、治療の選択権も患者さんご自身にあります。一番大事なのは「患者さんの気持ち」だと思っていますので、最初に「今日はどうされましたか。どんな治療を希望されますか」とお聞きします。その上で「こうしなきゃ駄目だよ」ではなく「こうするといいよ」と提案して、患者さんの希望を大切にした治療をするように心がけていますね。

お子さんも多いそうですが、歯科医院が怖いという子に対してはどう対応していますか?

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歯科医院が苦手なお子さんには、泣かせないように、怖がらせないように配慮します。診察室に入ることができないお子さんの場合は、待合室のソファーで口を開けてもらって診ることもありますね。最初は口の中を診るだけで「はい、今日は終わり」で済ませて、徐々に慣れていただいて診察室へ誘導していくような感じで。実は僕も歯科医院が大嫌いで、子どもの頃は「絶対嫌だ」と叫んでいたので気持ちがよくわかるんです(笑)。父には「あんなに歯医者が嫌いだったおまえがまさか歯科医師になるなんて」と驚かれています。

高齢になっても幸せに過ごせる治療を考える

大学病院時代と開業してからでは何が違いますか?

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僕は大学卒業後、4年間大学病院に残ってお手伝いをした後、2軒のクリニックで勉強させていただいてから開業したんですが、一番の違いは患者さんとのお付き合いの長さです。大学病院では長くても1年ぐらいでしたが、開業すると数年、数十年になります。そうなると自分が治療した歯が数年後どうなったか確認したり、この患者さんは将来どうなっていくんだろうと考えながら治療したり、長いスパンで診療することができるので、そこにやりがいや面白さを感じます。最初は母親に連れられて来院した子どもが学生になり、社会人になりという中で、歯を含めた成長過程をずっと見守っていく感覚でしょうか。うれしかったのは、子どもの頃から当院で治療を受けていた患者さんが、ある日突然「衛生士学校に入ったんです」と報告してくれたことですね。専門学校に通うまでに成長して、当院に通ううちに歯科の仕事に興味を持ってくれたんだなと思うと感慨深かったです。

診療において心がけていることは何ですか?

「将来にわたって幸せに過ごせるような治療」を提供したいと考えています。そのためにも、治療の一つ一つの見極めが欠かせません。たった1本の歯の治療にしても、その場ですぐに治療すべきものもあれば、経過観察すべきものもあります。また治療のタイミングは、症状の進行具合はもちろん患者さんの生活にも関わるものです。高齢の患者さんの場合、たった1本の歯を抜いてしまうことで、入れ歯など補綴物の調整が必要になることだってあります。それなのに「ちょっと悪くなっているから」とすぐに抜いてしまうことは、得策ではないですよね。日常生活で困らないように、タイミングを計るということも大切だと思うんです。将来を見据えて今どんな治療を行うことが患者さんの幸せにつながるのかをよく考えて、満足していただける対応をするようにしています。

先生にとって理想の歯科医師像とは?

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患者さんが知りたいことに本音で答えてあげられる地域の相談役のような存在でしょうか。以前、当院で治療を受けられていたのですが、ラグビーの指導者になりたいとオーストラリアに渡った方がいらっしゃるんです。ある日、エアメールが届いて何かと思ったら「歯が折れてこういう治療を勧められているんだけど、どう思いますか」という相談で、僕の意見を聞いてみたいと頼っていただけたんだとうれしくなりました。これは本音で相談できる人を求めているということだと思うんです。ですから、何でも気軽に相談してもらえる窓口となって、皆さんの手助けができればと考えています。

いつでも気軽に相談できるクリニックに

歯科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

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父は教師、兄は薬剤師だったので、父からは「国家資格がある仕事を」と言われていました。高校2年生の時に体調を崩して2ヵ月ほど入院した際、主治医の先生がとてもよくしてくださって、「お医者さんってすごいな」と思ったんです。そこで、その先生に「医師の仕事ってどうですか」と聞いたところ、「歯科医師もいいんじゃない?」と言われたんです。退院した後もその言葉がずっと頭の片隅にあって、3年生の頃には「歯科医師をめざそう」と思うようになりました。何げない会話だったんですが、その先生の一言が大きかったですね。入院前までは言いたい放題だったけれど、入院したことで性格や考え方が変わったところもあって、僕の人生においてこの入院は一つの転機になっています。

スタッフの方について教えてください。

歯科衛生士が6人、歯科助手が6人で計12人います。クリニックの規模からすると多いほうだと思うのですが、妻が衛生士の一人ということもあって、働きやすい環境を整えるようにしているんです。例えば衛生士が歯のクリーニングをするとき、当院ではなるべく歯科助手が付いて2人体制で行うようにしています。そんな様子が働きやすいと思われるのか、当院にアルバイトに来ていた歯科衛生士学校の学生さんから遠回しに求人について尋ねられたことがあるんですが、ほかの病院やクリニックで勉強したほうがキャリアアップにつながると思うので、「外の世界を見てきなさい」と伝えました。経験を積んだ上で当院に戻って来てくれるなら大歓迎ですけどね(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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「歯科医院に行くんだから治療を受けなきゃいけない」とか「こんなことを聞いてもいいのかな」と思わずに、心配事やわからないことがあったら何でも相談してください。先ほどお話ししたように、気軽に相談してもらえる窓口になりたいと思っているので、「ちょっとひまわりに行ってみよう」、そんな気持ちでお越しいただければ思います。

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