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山本 昌宏 院長の独自取材記事

スマイルプラス矯正歯科

(川西市/川西能勢口駅)

最終更新日:2026/09/25

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科 main

川西能勢口駅から徒歩1分。「スマイルプラス矯正歯科」は、開業以来「子どもが主役の矯正歯科」を掲げている。院長を務めるのは、朗らかな笑顔がすてきな山本昌宏先生。「患者さんにとって、矯正が楽しくポジティブな体験であってほしい」という願いから、爽やかなアロハシャツに身を包み、子どもがゆったりとした気持ちで過ごせるように待合室は開放的な空間となっている。山本院長は、マウスピース型装置を用いた矯正においてセミナー講師を数多く務めてきた、矯正のスペシャリスト。他院の歯科医師から指導を求められることも少なくない。特に子どもの成長を生かした非抜歯の矯正を得意とし、開業以来、先端技術を駆使した矯正を提供し続けてきた。そんな山本院長に、これまでの歩みと患者への思いについて聞いた。

(取材日2026年3月31日/情報更新日2026年8月13日)

矯正を通じて、笑顔に「プラスアルファ」を

先生が歯科医師になり、矯正歯科を専門にされた経緯を教えてください。

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科1

父が口腔外科を専門とする歯科医師だったことと、父の兄弟全員が歯科医師という環境で育ったことが大きいと思います。また、私の兄2人がともに医療の道へと進んだことから、自分は父の後を継ごうと考えたのです。当初は父と一緒に診療するつもりだったので、幅広い診療を提供するために、父とは違った専門領域を選んだほうが良いだろうと考えていました。その際、小児歯科や麻酔科も選択肢に上がったのですが、最終的に選んだのは矯正歯科。その大きな転機となったのが、学生時代に訪れたアメリカ矯正歯科スタディーグループの勉強会でした。ローズマリー・ブレイ先生の講演でお聞きした「矯正は歯を並べるためだけのものではない。患者の人生を変えるためのものだ」という言葉に胸を打たれ、矯正の可能性の深さを知ったのです。

開業に至った理由についてもお聞かせください。

矯正を学ぶほど、一般の歯科医院で行う矯正と専門の歯科医院の矯正は違うと実感したからです。より深く矯正を追求するため、あえて父のもとを離れて独立しました。この川西は、母方の祖父母の家があり、子どもの頃から遊びに来ていたなじみのある場所なんです。自然が豊かなところも気に入っています。院名を「スマイルプラス」としたのは、矯正によって患者さんを笑顔にしたいという思いと同時に、自信や達成感、歯磨きの習慣といった「プラスアルファ」を届けたいと考えたからです。また、このロゴマークは、スポーツ大会のメダルをデザインしたアーティストに制作を依頼しました。矯正中の子どもたちの多くは受験を経験し、努力の末に挫折を味わうこともある世代です。「矯正は頑張った分だけ結果につながるんだ」ということを知ってもらい、「皆に金メダルを取ってほしい」という願いを込めました。

院内の明るい雰囲気づくりにも、何か理由があるのでしょうか。

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科2

勤務医時代に初めて矯正を担当した患者さんに、大きな気づきをいただいたのです。当時、私は非抜歯できれいな歯並びをめざしていたのですが、患者さんから「装置が痛かった、つらかった」という言葉をいただきました。その経験から、たとえ技術面では順調に進んだように見えても、矯正中の体験がつらければ決して患者さんの満足にはつながらないと痛感したのです。それ以来、矯正の経験そのものをポジティブに感じてもらうことを大切にしています。白衣ではなくアロハシャツで患者さんをお迎えしたり、待合室をナポリの円形広場のような明るい雰囲気にしたりと、「ここに来るのが楽しい」と思えるような工夫を重ねてきたのもその一環です。先進の矯正をフレンドリーな対応で届ける。それは、開業時から変わらない当院のモットーです。

非抜歯で痛みに配慮。成長を生かした子どもの矯正

お子さんの矯正では、どのような点を大切にされていますか?

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科3

当院は「子どもが主役の矯正歯科」を掲げています。できるだけ歯を抜かず、目立ちにくい装置で、痛みの少ない矯正をめざしてきました。特徴的なのは、お子さんの成長を利用した2段階の矯正です。まずは、唇や舌の正しい位置を筋肉に覚えさせるために、ボクシングのマウスピースのような機能的矯正装置を装着してもらいます。例えるなら鉛筆の持ち方を直すためのグリップのようなものですね。ある程度矯正が進んだら、顎を広げたり歯を並べたりするためのマウスピース型装置による矯正に移行します。始める時期は、永久歯に生え変わり始める6歳から7歳頃が理想的です。子どもは大人に比べて非抜歯矯正の適応が見込めるので、私自身の知見を生かせる年代でもあります。

非抜歯矯正において工夫されていることは何ですか?

顎の幅の拡張や、奥歯の位置を整えることをめざす工程を丁寧に踏むことです。これにより、抜歯が必要とされるケースでも歯を抜かずに済むことが期待できます。そもそも、一般歯科の臨床研修では「歯を削らない、抜かない」ことを大切にしているのに、矯正の世界では抜歯が当たり前とされていることには疑問を感じていたのです。また、痛みへの配慮も徹底してきました。ワイヤー矯正では、歯の表面に取りつけるブラケットの大きさやワイヤーの太さを細かく選び、締めつけや痛みを感じにくい組み合わせを追求しています。一方で、マウスピース型装置を用いた矯正においても痛みが少ない装置を採用し、できる限りお子さんの負担が軽くなるよう配慮してきました。

設備面でこだわっていることはありますか?

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科4

当院には常に先進の矯正治療を提供したいと思い、口腔内スキャナーに関しても、まだ国内で広く普及していなかった2013年に導入しました。以来、技術の進歩に合わせて5回の買い替えを行い、常に診療環境の質向上に努めています。CTなど他の機器に関しても同様です。ただ、どれだけ設備を充実させても、それらを扱う歯科医師の技術が足りなければ意味がありません。そのため、サンフランシスコで開催される成人矯正についての勉強会に参加するなど、自己研鑽を続けてきました。現在は、私自身がマウスピース型装置を用いた矯正のセミナーに数多く登壇しており、他院の先生から症例のご相談を受けたり指導をさせていただいたりすることも少なくありません。こうして積み重ねてきた経験と知見は、日々の診療にも還元していきたいですね。

患者の「楽しい」の声を励みに、長く寄り添い続けたい

子どもの患者さんと接する際に、大切にしていることは何ですか?

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科5

お子さんを一人の人間として尊重することです。例えば、当院ではオープンスタイルの診察室を採用しており、母子分離で診療を行ってきました。あえて隣で別のお子さんが頑張っている姿が見えるようにし、自然とお互いの姿から勇気がもらえるような環境をつくっています。説明の際は、まずお子さんご本人に内容を伝えた後、お母さんにも同じ説明をします。決して二度手間とは考えません。「あなたを一人前の人として認めています」という姿勢を大切にしたいからです。うれしいことに、当院に訪れた患者さんの中には歯科医師や歯科衛生士になられた方もいます。「ここに来るのが楽しかったから」と言ってもらえた時は、本当に励みになりましたね。

スタッフの皆さんや、院内の衛生管理についても伺えますか?

スタッフたちは皆仲が良く、他院の先生から「すごく気が利く」と褒めていただくことがあります。私にとってスタッフたちは家族同然。海外の勉強会に一緒に参加したり、私のお気に入りのナポリ風ピザのお店に、皆で食べに出かけたりすることもありますよ。一方、衛生管理については開業当初からこだわりがあります。例えば矯正で使うプライヤーという器具については、患者さんごとにすべて滅菌してきました。使い捨てにできるものは捨て、滅菌できるものは徹底して滅菌する。目に見えない部分ではありますが、患者さんの安心のためには欠かせない取り組みです。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

山本昌宏院長 スマイルプラス矯正歯科6

これからも、生涯現役で患者さんに寄り添い続けていきたいと思います。一昨年、東大阪の歯科医院を閉じた父が、90歳近くまで現役で診療を続けていたのを見て、改めてそう感じました。また、虫歯の治療も矯正もすべて一ヵ所で受けられる歯科医院は、たしかに安心で便利ですが、一つの専門領域に特化しているからこそ培える技術や経験もあると思います。例えば、本当においしい蕎麦を食べたいときに蕎麦の専門店を選ぶことがあるように、矯正にも専門の歯科医院だからこそ得られる価値があるはずです。今後も、笑顔とともにプラスアルファをお届けできるよう、先端の技術や知見を学び続けていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

機能的矯正装置を用いた小児矯正/77万~132万円(別途検査料/7万7000円~)、マウスピース型装置を用いた小児矯正/49万5000~99万円(別途検査料/7万7000円~)、マウスピース型装置を用いた成人矯正/110万~132万円(別途検査診断料/7万7000円~)、小児のワイヤー矯正/77万~132万円(別途検査料/7万7000円~)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。