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野本 真由美 総院長の独自取材記事

野本真由美スキンケアクリニック

(新潟市中央区/新潟駅)

最終更新日:2020/10/26

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新潟駅から徒歩圏内の「野本真由美スキンケアクリニック」は、待合室から緑が見える開放的で洗練された空間。同院では一般的な皮膚科診療のほか、患者の全身状態や生活習慣などに着目した診療に注力。皮膚科と東洋医学の専門家である野本真由美総院長は、皮膚が出すサインから不調の原因を探り、適切な治療や未病段階での予防的アプローチを行う。また、日々の食事やスキンケアが健康に影響を与えると考え、必要に応じて漢方薬を使用しながら肌を整えていくことに努める。同院の「健康」を軸に据えた診療や、東洋医学における「引く美学」、患者やスタッフに対する野本先生の思いまで、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2020年9月28日)

健やかな肌のために、皮膚以外の不調や生活習慣を重視

こちらにはどのような患者さんが多いですか?

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患者さんの年齢層は10代から80代まで幅広く、平均は50代です。ご相談内容はニキビ、しわやたるみ、スキンケアや化粧品に関することなどさまざまで、最近はマスクの着用に関連した肌荒れのお悩みも増えています。他院の保険診療で症状が改善につながらなかったという方もいらっしゃいます。ありがたいことに、受診のきっかけはご紹介がほとんど。当院に通うご家族や職場の方のお肌を見て来てくださるんです。ほかにも昔の患者さんのお子さんや、小学生の時に受診し大学生になっても通い続けてくれる方もいます。私は幼少期から育った土地に恩返しをするためにこのエリアに開業しましたが、都会でありながら人との距離が近く、助け合いの精神がある地域ならではのご縁を感じています。

クリニックの特徴を教えてください。

当院は通常の皮膚科診療に加え、皮膚以外も見て皮膚を整えていくためのアプローチを行っています。私は日本東洋医学会漢方専門医として更年期障害や不眠、便秘、不妊などのご相談もお受けしており、体の症状が改善につながると肌もきれいになっていくのを感じます。診療方針としては、西洋医学を「足す美学」とするなら、私たちのベースである東洋医学は「引く美学」。改善しない場合に薬を増やすのではなく、やめられるものを過去の症例をヒントに探します。人は昔から同じような悩みを抱えてきたというのが東洋医学の考え方で、当時有用だった方法は現代人にも役に立つはずと思っています。なので西洋医学でうまくいかなかったときに「引く」という視点を持てるのは当院の強みです。診察では適切なアプローチができるように、患者さんと2人の空間でいろいろなお話をしながら解決策を考えます。

治療に対する考え方についても伺います。

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肌をきれいにしようと思ったとき、まず皮膚が健康でなければなりません。美しい花を咲かせようと花びらにビタミンCやオイルを塗っても意味がないのと同じで、土台に栄養を与える必要があるのです。一般的には健康の上に美容が成り立つと考えがちですが、当院では健康を追求した先に最もきれいな肌があると考えています。そして皮膚の状態に大きな影響を与えるのが、食事やスキンケア、化粧など「毎日の繰り返し」にあたるもの。繰り返しに勝る「たまに行う治療」はありませんので、皮膚科学的な観点から食べるもの、塗るものをまずご提案します。当院の診療は美容だけではなく健康を軸としていますので、レーザーによる施術だけ受けて帰るという患者さんはいないですね。

皮膚が出すサインをもとに患者が望む診療を提供

漢方薬による治療も行っているそうですね。

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漢方薬は院内に150種類近く用意しています。ただ、漢方薬のみで治療するのではなく、あくまで補助的に使います。例えるなら、食事によって得られるレギュラーガソリンを、漢方でハイオクにするイメージです。皮膚は全身を映す鏡であり、体のどこかが悪いと、そのサインが皮膚トラブルという形で現れることがあります。そのため最初に日常生活のチェックや血液検査などさまざまな検査を行い、全身を見ることが大切になります。近年重視されている予防医学を実践するにあたり、皮膚ほどわかりやすい臓器はないかもしれません。毎年同じ季節に特定の症状が出る方は、未病段階で予防するために来てくださることも多いので、当院は定期通院される方が多いんです。

診療で心がけていることは何ですか?

自分がやりたい治療ではなく、相手が喜ぶ治療を行うことです。患者さんがしてほしいと思うことをくみ取りお手伝いするスタンスなので、「傷痕が完全に消えなくてもいいから回数をかけて痛くない治療をしてほしい」というご要望ならば、そのとおりにお応えできるようにしています。多くの方が満足されるポイントは、肌質が改善されることだと思います。取れなかったしみがあったとしても、肌質自体が良くなればお化粧ののりも良くなり、しみを隠せると考える方もいるようです。あと、肌トラブルが起きた原因を私からあえてお伝えせず、患者さん自身に気づかせるスタイルの診療に努めています。なぜ悪くなったと思うか伺うと、頻繁な外食や睡眠不足など思い当たる節が出てきて、おのずと答えが見つかるのです。

スタッフの方にはどう指導をされていますか?

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スタッフは「職場は自分を高める場所」という共通認識を持っていると思います。その認識が日々の行動に反映され、患者さんが病気にならないように何ができるかを考えられるようになると思います。相手の役に立つことに喜びを感じられるスタッフばかりです。色とりどりの花が咲き誇るのが美しいように、スタッフにもそれぞれ良いところや得意なことがあり、そこを伸ばしてあげることが責任者が最もすべきことだと思っています。なので教育するというより、喜びをシェアする感じでしょうか。また、当院は私を中心としたメンバー構成ではなく、みんながスター。私はそのスタッフの一人にすぎず、患者さんが誰かのファンになって指名予約をしてくださるのが理想です。それこそが信用されている証だと思いますし、実際に九州にお住まいの方が、この看護師に対応してほしいからと予約してくださった時は本当にうれしかったですね。

地域に信頼される「お守り」のような存在でありたい

患者さんとの印象に残るエピソードはありますか?

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新潟大学のアトピー性皮膚炎の外来にいた時に、顔の赤みがなかなか良くならない女性の患者さんを担当しました。その方に「いつか先生みたいにお化粧できますよね?」と聞かれ、私は気軽に「これだけ頑張っているんだから、いつかできますよ」とは言えませんでした。そこで「いつかではなくて、今使える化粧品なら作れるかもしれない」とお返事し、彼女のためにオリジナルの化粧品を作ることにしたんです。新潟大学では化粧品などのパッチテストを成分ごとに細かく精査できたので、環境にも恵まれていたなと思います。皮膚に興味はあっても美容には無関心だった私ですが、この経験がスキンケアや化粧品といった領域に手を広げるきっかけとなりました。

恩師の先生もいらっしゃるのでしょうか?

開業してから6年ほど、休診日を利用して外来見学に通っていたクリニックの先生がまさにそうですね。先生は内科がご専門であり漢方の専門家でもある須永隆夫先生で、患者さんの約半数はがん患者さんでした。皆さんいつもどこかに不調や不安を抱えており、年齢層も当院の患者さんより上。そのような方々の養生を先生はどう行っているか観察したところ、極力薬を変えないようにされていました。ここが痛いなどと訴えられると薬をすぐに変えたりしそうなものですが、その方に合わせた薬を出し続け、ご本人が回復するのを待たれていました。患者さんも治療を求めるというより先生にパワーをもらいに来ている感じで、どれだけ良い治療ができるかよりも、自分が患者さんにとってどんな存在であるかが重要ということに気づかせてくださいました。

読者へのメッセージをお願いします。

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何かあったら何でも相談できて、受診したらいつの間にか治っている。私がめざすのは、そんな地域の「お守り」のようなクリニックです。当院ではより早く治したいという理由で刺激が少し強い薬を出すことがありますが、それで患者さんが他院へ行ってしまうのではなく、それが治療だと納得して通ってくれる信頼関係を築きたいと考えています。患者さんのお守り役となり、ご本人がトラブルの原因に気づくまで長くお付き合いしたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみやあざのレーザー治療 1万円~

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