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石井 利昭 院長の独自取材記事

アイ歯科クリニック

(横浜市港北区/新羽駅)

最終更新日:2021/10/12

石井利昭院長 アイ歯科クリニック main

綱島駅と新羽駅の間に位置する、のどかな住宅街に建つ「アイ歯科クリニック」。絵本から出てきたような、カントリー調の一軒家が目印だ。この地に開業して10年以上が経ち、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い層の患者が訪れ、地域住民にとってなじみのある歯科医院になっている。「子どものクラスメイトやご両親も来てくださるのでありがたいです」と笑いながら語る石井利昭院長。患者が頼ってくれた以上はしっかりと応えたいという真摯な姿勢は、家族同士や知人同士へと評判が広がっている。今回、診療やクリニックの運営に関する内容、そして地域医療への思いについて話してもらい、この地で愛され続ける理由がわかるインタビューとなった。

(取材日2016年12月19日)

選んでくれた患者に応えるため「できない」は言わない

前回のインタビューから6年が経ちましたが、この間の変化や印象的なエピソードについて聞かせてください。

石井利昭院長 アイ歯科クリニック1

そうですね、僕が専門とするインプラント治療を希望する方が、少しずつ増えてきた印象があります。正直なところ、もう少しインプラントの魅力を伝えていきたいですが、費用や不安感などの問題をぬぐい切れていないのが課題ですね。実は以前、歯が2~3本残っている患者さんがいらっしゃって、インプラントを勧めていたのですが、なかなか承諾していただけませんでした。しかし、残っている歯が痛くなった時に、自らインプラントを希望されたんです。すぐに施術に入り、その日のうちに固定制の歯が入ったことに、とても喜んでいただけたのが印象深いですね。もちろん、患者個々の状況がありますが、僕が思うインプラントの魅力は、残っている歯を守れること。これからもっとこの魅力を伝えていけたらと思っています。

現在、通院されている患者さんの層はいかがですか?

とてもありがたいことに、近隣にお住いの1歳半くらいから90代の方まで、幅広い年齢層の患者さんが来てくださってます。僕の小学生の子どものクラスメイトや、ご両親方が来てくださるのもうれしいですね。ご家族3世代、4世代、知人同士など、患者さんが新しい患者さんを連れてきてくださることが、やりがいに繋がっています。開業前も埼玉の川口にある住宅街のクリニックで6年間勤務医をしており、僕の性格には駅前の忙しい歯医者さんというよりも、のんびりした住宅街のほうが合っていると思い、地域医療に携われる住宅街を選びました。この地に開業して10年以上の月日が経ち、自分がやりたいと思っていた医療に携われていると感じますね。

先生ご自身、地域にとってどのようなものを提供できるクリニックだと思われますか?

石井利昭院長 アイ歯科クリニック2

インプラントにしても一般診療にしても、当院を選んで来てくださった以上「できない」と言いたくないんです。もちろん、僕にできる治療はすべてやりますが、何もかも1人で抱え込むという意味ではなく、より専門性が求められる治療が必要な場合、適切な医療機関を紹介して、患者さんがすぐに治療を受けられるように段取ります。いつでも患者さんにとってベストな治療を提供したいというのが僕の思い。そのために、今でも数々の勉強会に所属し、日々スキルアップ向上のために新しい知識の習得に努めたり、クリニックをより良くするための取り組みにも注力しています。

すべてはより良いサービスを提供するためのステップ

クリニックをより良くするための取り組みについて教えてください。

石井利昭院長 アイ歯科クリニック3

実は患者さんに週替わりのアンケートを実施して、診療内容以外にもクリニックに対するあらゆるご意見をいただいています。医師やスタッフが名指して褒められることもありますし、時には厳しいご意見をいただくこともあります。でも、厳しいご意見をいただけるのは、改善を期待してもらえるということなので、とてもありがたいです。意見の中には、僕たちが気づけなかった「スリッパが汚れている」という細やかな内容もあり、「ハッ」とすることもありますよ。アンケートというと飲食店などで実施するイメージですが、より良いサービスを提供し、患者さんに快適に過ごしていただくために当院でも行っております。今後も患者さんの声に耳を傾けていきたいので、アンケートに力を入れていきます。

先生が患者さんと接する上で、心がけていることはなんですか?

僕に伝えたいことがあっても、それをすべて言葉にできない患者さんって多いと思うんです。ですので、口に出せないことをなるべく察して、こちらから声をかけて、その希望を引き出すようにしています。例えば、ホワイトニングに興味があるけど、なかなか恥ずかしくて言い出せない患者さんの気持ちを察して提案するようなことですね。また、お子さんの場合、ちょっと痛い思いをさせてしまうと、そこからまったく治療ができなくなるということがあります。ですからなるべく怖い思いをさせないよう、治療前に今日使う器具を1個1個見せて、怖くないんだよということを伝えるようにしていますね。それから治療を始める前と終わった後には必ず、お母さんにチェックしてもらいます。例えば今日はこの虫歯の治療をしますとお話して、帰る際にはちゃんと治ったところをご自分の目で確認してもらっています。

施術後の患者さんに必ずやってらっしゃることがあると伺いましたが。

石井利昭院長 アイ歯科クリニック4

抜歯や切開、インプラントなどの外科処置をした際は、患者さんが帰宅されてから必ずお電話するようにしています。これは患者さんのためでもあるし、僕自身のためでもあるんです。万が一何かあったときには、早い段階で対応したい。一般の患者さんと僕ら歯科医師とでは知識の違いがありますから、患者さんは早く対応したほうがいいのか、そのまま様子をみていても大丈夫なのか区別がつきません。例えばたくさん出血したとしても、こんなものなのかなって思ってしまう人も多いんです。でもそれが本当はよくない出血だということもあるわけです。ですから電話で様子を確認して、おかしいようだったらすぐ来ていただいてます。特にインプラントをされる方はご年配の方が多く、一人暮らしという方もいらっしゃるので気に掛けるようにしています。

患者の喜ぶ顔がやりがい。より良い診療環境をめざして

歯科医師の仕事をしていて、やりがいを感じる時はいつですか?

石井利昭院長 アイ歯科クリニック5

入れ歯を入れて、ご自身の目で確認してもらって、ほころぶ表情を見る時ですね。あと、入れ歯になったというだけで、外出が嫌になったり、友人とも話したくないという方もいますよね。つまり歯の不調は人の性格まで変えてしまうことがあるんです。僕は食べる喜びって人間の五感のなかでもすごく大事だと思っているんです。食べることで元気が出ますし、噛むことは人間の営みすべてにつながってきますよね。そういった意味で、口のなかの治療は歯科医師しかできませんから、噛むということに対して困っている人を助けられるというのが、一番のやりがいだなあと思っています。

お忙しい毎日をお過ごしだと思いますが、休日はどのように過ごしてらっしゃいますか?

実は昔から好きだったガールズロックバンドの一員がマラソンを始め、ハーフマラソンに出場する時に仲間を募集していたことがきっかけで僕もマラソンを始めたんです(笑)。これまでラグビーをやっていたのであまり長い距離は走ったことがありませんでしたが、それからすっかりハマってしまって、今では月に100キロ以上走ってとても良い運動になっています。

最後に今後の展望について教えていただけますか?

石井利昭院長 アイ歯科クリニック6

地域の皆さんが定期検診を受けるようになるのが目標ですね。もしもその定期検診で治療が必要になっても、当院でできる最善の治療を提供できたらと思っています。そして、開業当時は気づけなかった部分にも手を加えて、ゆくゆくは十分な設備が整った手術室を作るなど、より良い環境を作っていきたいです。また、スタッフの現在の対応力はいかしつつ、スキルアップも図っていけたらと思っています。実は以前、農家を営む患者さんがスタッフの対応への感謝を込めて、家で採れたタケノコを持ってきてくださったというエピソードも。ですので、今後は勉強会なども計画して、患者さんが求める一歩上のサービスを提供できるようなクリニックをめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:1本35万円~、マウスピース型装置を用いた矯正:37万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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