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李 盛植 院長の独自取材記事

リーデンタルオフィス新横浜

(横浜市港北区/新横浜駅)

最終更新日:2021/10/12

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜 main

歯科医師となったが自分の未熟さを痛感し、「本当に治せる歯科治療」をめざして、さまざまな歯科医院を訪ね、歯科診療を実際に見学して学んだという「リーデンタルオフィス新横浜」の李盛植(りせいしょく)院長。2008年に「チャレンジだが勝負するには最適」と、新横浜駅前で同院を開業した。優しい笑顔と穏やかな語り口の中に、歯科医師としての熱い理念が感じられる頼もしい先生だ。休診日にも朝からスタッフ全員そろってのミーティングが行われており、最善の治療を提供するために努力を惜しまないという李院長の診療姿勢が浸透していることが感じられた。開業12年を経て今後の活躍も楽しみな李院長に、クリニックや歯科診療について、また歯科医師としての思いを大いに語ってもらった。

(取材日2020年2月27日)

最善の治療をめざしてまい進する歯科医師

まず開業までの経緯を教えてください。

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜1

もともと港北区の出身で、歯科医師を志したのは、大学受験のときに歯学部も選択肢というぐらいの動機だったのですが、入学してからはこの道しかないと突き詰めてきました。従兄弟が歯科医師で、私が受験する頃に相模原市で開業しましたので、その影響もあるかもしれません。大学卒業後は、その歯科医院に勤務しました。しかし、診療を行う中で自分の未熟さを感じることもあり、知り合いのつてを頼ってたくさんの歯科医院で実際の診療を見学をさせてもらいました。医療ならばしっかりと結果を出すべきで、「治しました」ではなく「治った」という結果がついてくるようになりたかったんです。見ず知らずの私を受け入れてくださる先生方が多くてありがたかったですね。多くの先生の診療を実際に目で見て肌で感じて学び、徐々に自分が担当するときも治療ができたという実感が持てるようになりました。

この新横浜で開業されたきっかけは?

歯科医師になってすぐの頃、ある先生のお話を聞く機会がありました。その先生は、自身の歯科医師として働いてきた約40年間を、10年ごとに勉強・実践・評価・後進の教育と、4つのステージに分けて活動してきたとおっしゃっていて、深い感銘を受けました。そこで、まず研鑽に励み、10年を経たところで、実践の場として開業をめざしました。新横浜は、私の地元に近く、勤務医時代の通勤途中、とても多くの方が乗り降りされる印象があり、気になっていたのです。地下鉄の延伸計画もありますし、駅の近くで通いやすいところを探していたところ、いいタイミングでここが見つかりました。チャレンジではあるけれど、勝負するにはいい場所だと思って、開業したのです。

クリニックの特徴を教えてください。

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜2

補綴治療と根の治療などの虫歯治療、口全体のバランスを診る全顎治療、歯周病治療。歯の中、歯の上、歯のまわりの治療が治療の柱ですね。審美歯科や義歯の治療、予防歯科にも力を入れています。そして部分ではなく、全体のバランスをとることが大切だと考えて治療を行っています。患者さんは、近隣にお勤めの方、この辺りにお住まいの方も小さいお子さんからお年寄りまでたくさん来てくださいます。平日は夜8時まで診療しているので、夕方以降はビジネスマンの方が多いですね。新横浜という土地柄、出張の方や海外からの方も来られたり、新幹線に乗っていた方が急に痛くなったと来られたりもします。

確かな診断と治療を提供するため、研鑽を続ける

診療される上で大切にされていることは?

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜3

しっかりと状況を診て、正しい診断を立て、それに対する確実な治療を行うことでよりよい結果に結びつけられるよう心がけています。よい状態を維持していただくために、メンテナンスや予防もしっかりアドバイスしています。スタッフには、患者さんが心を開いてくださるように、適切な距離感を大切に接してほしいと伝えています。私自身は、患者さんに対して、難しいことも意味が伝わるようにわかりやすくお伝えするようにしています。また今も勉強会などで発信し、セミナーや研修会にもできるだけ参加して学んでいます。最新の技術が必ずしもよい結果に結びつく手段とは限りませんが、診るという行為をおろそかにせず、最新の情報も仕入れて最善の治療を提供したいと考えています。

院長としてどのようなことを心がけられていますか。

私は男3人兄弟の真ん中で育ちましたので、女性ばかりの職場はやはり気を使うことは多いですね(笑)。スタッフには上から目線で指導するのではなく、同じ目線で接し、自分で考えて解決してくれるようにリードしていきたいと考えています。スタッフたちが、うれしいことや楽しいことを素直に表現してくれるのは新鮮です。結束が高まるように食事会など院外で集まる機会も定期的に設けています。私にも娘がいますので、女性にとってやりがいのある職場にしたいと思っています。患者さんに対しては、最初は難しい印象だった方が、診療を続けるうちに打ち解けられ、「ありがとう」と心から言ってくださると救われる思いがしますね。ビジネスマンの患者さんが多く、職場でのストレスが垣間見えることもあるので、当院の診療で悩み事が一つでも解決したらいいなという思いで接しています。お口だけでなくお気持ちまでキャッチすることが大切だと思っているのです。

歯科医師の立場から、気になることなどはありますか。

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜4

当院には他院で早々に「歯を残せない」と診断されたけれど諦めきれず、セカンドオピニオンを求めて来られる患者さんも少なくありません。昨今、きちんと診断するプロセスを省いて、安易に歯を抜いてインプラント治療を勧める歯科医師が多いのではないかと感じることが少なくないんですよ。歯が残せる可能性があるうちは抜かず、時間はかかっても根管治療をするべきですし、患者さんには、そうした治療を受ける権利があると思うのです。将来に対して無責任な治療が増えると、歯科医療界を衰退させる原因になるのではないかと危惧もしています。インプラント治療もきちんとしたエビデンスがあり、確立された治療であり、私も症例によっては行っていますが、何よりも確実な診断をおろそかにするべきではないと思って治療のご提案をしています。

自分の治療を評価する、次のステージをめざして

ところで先生のプライベートについても少し教えてください。

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜5

休みの日は、家族で出かけたり、歯科医師会の野球同好会で草野球を楽しんだりしています。野球の時は歯科の話はまったくせず、なんでもないプレー一つで盛り上がって楽しいですよ。オンとオフのメリハリがついてストレス解消になりますね。土地柄かもしれませんが、歯科医師会の先生方にも快く受け入れていただいて、私は運がよかったと思っています。健康のためにも、体を動かすことは心がけていて、自宅からここまで片道10キロを自転車で通勤する日も多いです。

これからの展望を教えてください。

開業して12年、もう次のステージです。しっかりと自分の仕事の評価ができるように、初心を忘れずに、よりよい治療、幅広く実のある診療を続けられるように研鑽していきたいと思います。クリニックとしては、歯科医師は私一人というスタイルは変わらないと思います。経営的に成功するより、純粋に歯科医療として成立させ、きちんと結果を出したいですね。スタッフもともにみんなで高め合って、小さな治療から大きな治療まで、しっかりと提供できるようにしたいと考えています。診療面では新しく歯科用CTを導入しましたので、より鮮明な画像で骨や神経の状態も確認し、より精度の高い安全な治療をめざして生かしたいと考えています。

最後に読者にメッセージをお願いします。

李盛植院長 リーデンタルオフィス新横浜6

歯科医師としての存在価値は、歯を治すことに限られます。何よりも「治った」という実感を患者さんに感じていただきたいと願っています。そして気になることを放置して大事にならないように、気になることがあったら早めに来院してください。「痛くないから放置している」「こんなことでは受診したら申し訳ない」「具体的にどうしていいかわからない」というような場合も、ぜひ気軽に来ていただきたいですし、当院はそんな方にも利用していただきやすい場所でありたいと思っています。些細なことで口元の印象がよりよく変わることもありますし、悩まれていることも簡単に治せるものであることも多いんですよ。遠慮しないでいらしてください。また、成人の方は、歯のお手入れはご自分だけでは難しいのではないかと思います。定期的に歯科医院に通って、定期検診やメンテナンスを受け、大切な歯を守っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/25万円~、セラミッククラウン/10万円~

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