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橋本 喜輝 院長の独自取材記事

耳鼻咽喉科はしもとクリニック

(大阪市城東区/鴫野駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR学園都市線・市営地下鉄今里筋線鴫野駅から徒歩3分。開業して10年の「耳鼻咽喉科はしもとクリニック」は、耳鼻科の領域にとどまらず、地元住民から頼りにされているクリニックだ。10年たったとは思えないきれいなクリニックは、ガラス張りで外光が入り、天井も高いのでとても明るく開放的。ゆったりしたソファや間接照明で居心地の良い空間を演出している。院長の橋本喜輝先生は、時間外の診察でもいとわず「医は仁術」を体現する、人間味あふれるドクター。何でも気軽に相談できるホームドクターとして、「子どもたちの成長をずっと見守れることが何よりうれしい」と話す橋本先生に、診察の際に心がけていることや今後の展望などについて聞いた。
(取材日2017年6月14日)

子どもを中心に、地域住民の健康を守り続けて10年

明るく開放感があって、くつろげる雰囲気の素敵なクリニックですね。

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インテリアもすべて院内は僕がデザインしたのですが、コンセプトはカフェ。カフェ気分で気軽に来て、居心地良く過ごしてもらえたらと思ってつくりました。間口が広くて、外からも院内が見えるので、入りやすいかなと思います。

開業する際にこの場所を選ばれたのはなぜですか?

出会いですよね。もともとは別の地域で、1階に小児科のクリニックが入っている2階のテナントにしようと考えていました。その小児科の先生にあいさつしたところ「ぜひ一緒にやりましょう」と言ってくださって、そこでやろうと考えていた時に、知人からこの物件を紹介されました。小児科の先生に相談したところ、実はこの近所にお住まいで「こっちのほうがいい」と勧めてくださって。こちらの医師会に入る時にも口をきいてくださり、そういう後押しもあったので、こちらで開業することにしたんです。城東区は大阪のベッドタウン。下町な雰囲気があり、気のいい方、気さくな方が多いように感じています。

どのような患者さんが多いですか?

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年齢的には各世代おられますけれど、メインはお子さん連れの方ですね。開院当初に幼稚園生くらいだった子が、いま小学生や中学生くらいになって、という患者さんも来てくださっているし、また新しい小さなお子さん連れのご家族もみえているという感じです。花粉の時期など忙しい時は患者数がとても多いです。一般的な耳鼻科ですので風邪が多いですが、めまいの方も比較的多いですね。患者さんの負担を減らせるように、なるべく早く丁寧に診続けていたら患者さんが増えていきました。こうやって考える間もなく、走り続けて10年です。

何でも相談できる雰囲気とわかりやすい説明が人気

耳鼻科のホームドクターとして、患者さんとどう関わっていらっしゃるのでしょうか?

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10年もやってますとね、患者さんからいろんな相談を受けるんですよ。相談しやすい雰囲気づくりは心がけていますけれど、話しやすいのか、耳鼻科の領域を超えたことでも相談されたりすることもあります。流行性のウイルス疾患はもちろん、熱中症、胃腸炎などでも普通に来られるんです。時間外だったのですが、「胸が痛い」と訴える方に、レントゲンをとって、肺気胸だとわかってすぐに呼吸器の病院を紹介したこともあります。うちは土曜の夜もやっていますので、そういうことがちょこちょこあるんです。専門外のこともありますから、どこまでやるのか悩む時もあります。でも、僕がここで解決できることだったら極力診させていただきたいと思うので、最大限努力はしています。

子どもの患者さんへの対応はどのようにされていますか?

僕自身も子どもが3人いますので、子どもの診察は好きですね。子どもがしんどそうだったら、早く治してあげたいと思う。なるべく親目線で、自分の子がいろんな病気を経験してきたことを、診療で生かせればと思ってやっています。診察の時には、安心していただけるようにしゃべりかけながら診たりしています。

診察の際に心がけていらっしゃることは?

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なるべくわかりやすく説明したうえで、見通しを伝えるようにしています。「1週間分薬は出させていただいたので、様子を見て、治っていないようでしたらまた来てください」「こうなっていたら、もう来なくて大丈夫ですよ」というように、先の見通しを伝えることが大事だと思っています。そのほうが服薬もちゃんとしてくださいますから。一番困るのは、よくなったと思ってしまい、来院せず様子を見ていて、結局病気が長引いてしまうこと。特に子どもの場合は、1回行って薬をもらったら、それで治ると思っている方が多いけれど、「ましになった」と「治っている」は違います。慢性化して治りづらくなれば子どももかわいそうですから、そうならないように「こういう状態だったら、もう1回連れて来てください」ときちんと伝えないといけないと思っています。

「医は仁術」常に自分の家族だと思って患者と向き合う

先生が耳鼻咽喉科の医師を志したきっかけは?

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はじめは父が歯科医師なので歯科医師をめざしていたのですが、せっかくなら医学部でもいいんじゃないかという話になって両方受けたところ、医大にだけ受かりました。耳鼻咽喉科を選んだのは、いわゆる外科的な治療も内科的な治療も両方できることに魅力を感じたからです。耳鼻科は、耳鼻咽喉科・頭頸部外科という看板が普通で、大学にいればほとんど外科なんです。あとは耳鼻科って処置が多かったり、なんとなく歯科と似ていて、とっつきやすかったのかなと思います。そんな中、耳鼻科の先輩とのご縁があり、耳鼻科に決めました。先輩は手術がうまくてさまざまなことを知っていらっしゃって、今でも僕の憧れです。それも出会いで、出会いの中で生きているなと思います。

休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?

子どもの習い事の送り迎えなど、家族サービスに徹していますね。平日も家に帰れば普通に家事をしています。クラブの後輩だった妻も仕事をしていますので、僕も家事をしないと回らないんです。

開業して10年の節目ですが、今後の展望をお願いします。

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10年やってきて思うのは、幼稚園の子が小学校を卒業して……という成長を見せてもらっているのがすごくうれしいんです。自分の子どものような気持ちで見ているので、大きくなって立派になった姿を見ると、勝手に一人でほろっときている時があります。特に男の子が高校生くらいでガラッと変わるんですよ。大きくなるとワクチンや風邪の時だけですが、たまに顔を見せてくれるとうれしくって。なかなか中耳炎が治らなかった子が無事大きくなっていたり、そういう成長を見られるのが開業医の醍醐味なのかなと思っています。その子たちがもっと大きくなれば、今度は結婚とか出産とかあると思うんです。その時もご縁があればうれしいなと。そういう形でずっと見守らせてもらえたらいいなと思っています。

患者さんととても素敵な関係を築いていらっしゃるんですね。

常に自分の子どもだったら、自分の親だったら、自分の妻だったらと思って接しています。中耳炎や難聴で手術をするかしないかの時も、いつもそう考えてお答えするようにしています。患者さんの思惑どおりではないかもしれないけれど、一緒に悩んで一緒に考えたい。実は祖父も歯科医師で、祖父の葬儀の時に父が「医学は仁術と常に父に言われていました。それを今後も心において励んでいきます」と言っていたことがすごく心に残っています。それは父の後ろ姿を見ていても感じていたこと。医学は仁術なんだというのはやはり思いますね。だから時間外も極力診させていただける限りは診させていただいております。新しいスタッフにも必ず言うんです。「医療はサービス業だけど、ほかのサービス業と違ってボランティア精神がないとできないよ」と。僕はそういう考えです。

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