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亀卦川 博仁 院長の独自取材記事

きけがわ歯科医院

(横浜市港北区/新横浜駅)

最終更新日:2020/02/20

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新横浜駅からほど近い場所にある「きけがわ歯科医院」。2006年に同院を開業した亀卦川博仁院長は、長年の研究で築き上げたインプラント治療を専門に提供する歯科医師。常に学ぶ姿勢を忘れず、技術や知識をブラッシュアップすることを怠らない亀卦川院長は、専門の口腔外科に加え、噛み合わせの診療にも力を入れ、睡眠時無呼吸症候群に対するマウスピースを用いた治療にも取り組んでいる。「人のため、力になりたい」という気持ちを原動力に、口腔内全体の健康をサポートし、医科との連携にも注力する亀卦川院長にさまざまな話を聞いた。
(取材日2019年11月28日)

医科での経験を生かし全身の健康を視野に入れた診療を

とても居心地の良い院内ですね。

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子どもの頃、歯科でとても痛い思いをしたことがあって、待合室で待つ時間が嫌で嫌でたまらなかった経験があります。そこから、内装はリラックスできる雰囲気にしようと思いました。壁の色は緊張感を与えないよう黄色がかった暖色を選び、ところどころで木を使って温かみを出すようにしています。患者さまが一番長い時間を過ごす治療用の特注の椅子は、ドイツ製で座り心地が良く、眠ってしまう方も多いですね。夏場は座面に触れる部分で汗をかきにくいよう、シートは張り替えて空気が抜けるように溝がある構造にしてあります。ドイツのメーカーは、日本と似ているところがあって職人気質を感じますね。

先生のご専門は口腔外科と伺っています。

日本大学歯学部を卒業し医局に入った後、東海大学医学部の医師臨床研修コースに入り、終了後は口腔外科に勤務しました。研修では、口腔外科とは別に医師の方々と同じく2年間各科ローテーションをしていたので、口腔内だけを診るのではなく、麻酔科、形成外科、放射線診断科や救命救急センターに配属され、脳外科・心臓外科などの全身麻酔、事故による心肺停止、心筋梗塞、喘息や腹痛の患者さまを指導医師のもとで診て勉強をしました。医師とともに仕事をし、全身疾患について学ぶ機会を持てたことはとても貴重でしたね。救命救急科では、助かる見込みが少ない患者さまの手術や処置に立ち会うこともありましたし、ご家族が駆けつけるまでは延命してあげたいという思いから、末期口腔がんの患者さまに精一杯の処置を行うこともありました。つらい経験も多かったのですが、全身疾患の知識は現在の診療にも大きく生かされています。

得意とされているインプラント治療について教えてください。

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インプラントは「できるだけ長く使っていただく」をスローガンに、どういう手術や治療を行うのか、患者さまの状態を把握した上でしっかり理解できるようにお話をさせていただきます。CT検査を受けていただいたり、手術の正確性を追求するための手術用ドリルのガイドプレートを作製するため、最初の段階でかなり詳細なお話をさせていただきますね。どんな場合でも、本当に良い治療をしようとすると、どうしても手間とコストがかかってしまうこともきちんと説明しなければなりません。治療のメリット、デメリット、コストについて、しっかり納得して治療を選択できるように説明することも、歯科医師やスタッフの重要な役割です。インプラントの診療では、心臓病や糖尿病だけでなく精神疾患も影響することがありますから、患者さまの全身の健康を視野に入れた治療をいつも心がけています。

CT2台を駆使して睡眠時無呼吸症候群の治療にも注力

こちらには看護師さんがいらっしゃるそうですね。

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私の妻が看護師で、大学病院や市中病院の外科・CCU・透析室などさまざまな科で勤務してきた経験豊富なパートナーです。患者さまの対応をはじめ、スタッフとのやり取りや事務的なところなども担ってもらっています。点滴が必要な方の対応もできますし、一緒にセミナーを受けたいびき・睡眠時無呼吸症候群に関しては、インプラントとともにカウンセリングを任せています。睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと自分だけでなく人の命にも関わるような病気です。以前、多くの学生が亡くなったバス事故がありましたが、そのドライバーに睡眠時無呼吸症候群の疑いがあったことを知り、そういう人たちに病気を知ってもらわなくてはいけないという思いから治療に取り組むことを決めました。

睡眠時無呼吸症候群の治療法について教えてください。

睡眠時にマウスピースを装着して、気道を広げて無呼吸やいびきの改善を図るという治療法です。睡眠時無呼吸症候群やいびきの診療は、医科での診断を受けてから歯科でマウスピースを作るという保険上の流れになっているので、当院では睡眠を専門とする「RESM新横浜睡眠・呼吸メディカルクリニック」と提携して治療を行っています。患者さまの多くは保険診療を希望されますが、医科で保険治療が適用されるのは1時間に20回以上の無呼吸が認められるなどの条件を満たした場合だけで、それ以外の人には適用されません。自費にはなりますが、当院では、国内ではまだ導入件数の少ない、気道を撮影するCTとセットで気管の閉塞状態を分析する装置を設置しており、気道をいろいろな角度から見て太さや体積を数値で装着前後を確認し、精密なマウスピースを作れるような体制を整えています。

歯科で睡眠時無呼吸症候群の治療を行っているところは多くないのでは?

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就寝中の気道を確保するマウスピースを作るのですが、これはどこの歯科医院でも作れると思います。しかし、ただマウスピースを作るだけでは、無呼吸の回数の変化を評価するのは難しいのです。睡眠時検査キットを渡して、それで評価をして調整する必要があり、そのためのCTや検査キットを備えているところはまだ少ないのが実情ではないでしょうか。当院には2台のCTがあり、1つのCTは頭頸部まで撮れる範囲が広いものです。一方、2台目のCTにはデータ解析用のソフトが入っていますので、それぞれのCTの特徴を生かすことによって、より効率的に診断できるようにしています。連携するクリニックでは、脳波まで測る1泊検査を行いますが、ベッドの確保がなかなか難しいと聞いています。睡眠時無呼吸症候群は、内科から歯科への流れが一般的ですが、今後は歯科から内科へ紹介という流れもつくり、そのために来院する患者さまを増やしていきたいですね。

患者との信頼関係を大切に、誠実な診療を続けたい

ご専門のインプラント治療だけでなく、口腔内全体を診ていらっしゃるそうですね。

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インプラント治療だけでなく、いびき・睡眠時無呼吸症候群の診療でも顎関節や周囲の筋肉を知らなくてはいけませんし、噛むために筋肉がどう動くのかも考えなくてはなりません。そういったことを噛み合わせの年間コースで学ばせてもらいました。私は口腔外科を専門にしてきたので、噛み合わせなんて何とかなるだろうと思っていましたが、まったくそうではなく密接な関係があるのです。当院では初診でいらっしゃった場合、顎の動きを診て、周囲の筋肉を触って異常がないかを確認するなど、口の中を診る前に、まずはレントゲンやそこにも着目します。その後に口腔内を診ることで、先入観を持たずに診療することができると考えています。

細かいところに配慮されているのですね。

いびき・睡眠時無呼吸症候群の診療で使用するマウスピースは、10種類ぐらいを全部自分で試しました。使ってみて、これならと思えたものを採用しています。インプラント治療にしても、まずは診査・診断をしっかりと行います。次に歯周病治療や噛み合わせの再構築など前準備をして、他に気になるところがある場合はそこも治療してから考えます。将来予後不良になりそうな部位には、予測して隠し味みたいな感じで治療をしていますから、一人ひとりにかける時間はどうしても長くなってしまいますね。

最後に診療で大事にされていることを教えてください。

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常に誠実さを忘れないことですね。患者さまは私を信頼して選んでくれているのですから、こちらも隠し事をせず、誠実に伝えなければならないと思っています。いいことだけでなく、うまくいかなかったことは特にです。私は、仮に治療でうまくいかないことが起きた場合も、手術を録画したものをお渡しして、どんな理由で何がうまくいかなかったのかをきちんと説明できるようにしています。これはかなり勇気がいることですが、患者さまに対して誠実でいることは医療の基本だと思っています。「歯を守るための治療」は患者さまとの信頼関係があるからこそできるもの。今後も努力を惜しまず、歯科治療に取り組んでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント基本費用/39万6800円、睡眠時無呼吸症候群治療/15万4000円~、矯正/88万円~、審美歯科:セラミッククラウン/4万6350円~

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