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亀井 浩司 院長の独自取材記事

亀井歯科医院

(横浜市港北区/白楽駅)

最終更新日:2020/04/01

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白楽駅から徒歩約2分にある「亀井歯科医院」。院長の亀井浩司先生が先代院長から引き継いで、今年でちょうど10年。勤務医時代を含めると、27年もの間、この場所で地域の健康を見守り続けてきた。診察室は日の光がたっぷり降り注いて明るく、建物が高台に建っているため、大きな窓からは横浜の街並みが一望できる。先代からどこも変えていないと亀井院長が言う院内は、どこかなつかしい雰囲気が漂う。「歯科が怖い、苦手という患者さんも、当院なら通えるとおっしゃっていただけます」。それは、院内のほっとするような雰囲気や亀井院長のソフトな物腰だけでなく、「無理をしない」という同院の診療方針による効果が大きい。歯科医院らしからぬ癒やし空間を演出している亀井院長に、さまざまな話を聞いた。
(再取材日2017年1月12日)

先代から受け継ぎ、四半世紀以上もこの地で診療

こちらに開院されたのはどういうご縁ですか?

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実は、僕はここの2代目院長なんです。前は「川又歯科医院」という名前で、僕が勤務し始めたのが27年前。先代の引退に伴って院長に就任したのが、ちょうど10年前になります。ここに勤務したのは、先代院長も参加していた勉強会で学びたかったことと、オールマイティーな診療でいろいろな技術を持っていた先代のもとに勤めれば、歯科医師として勉強になると思ったからです。それで、大学の同級生に先代院長を紹介してもらい、初対面でいきなり「こちらで働きたいんですが」と切り出した私に「いいよ」とあっさり承諾。その日に話が決まり、勤め始めることになりました。

勤務医時代が長かったようですが、その間、ご自身で開院しようとは思わなかったのですか?

僕は基本的に、次男でのんびりやなので、何か分岐点になるようなことが起きたりしない限り、あまり動かないんです。それに、先代院長は一緒にいてすごく仕事がやりやすかったというのもあります。ちょうど、親子くらい年齢が離れていたのでぶつかることもなく、僕のことをかわいがってくださって、好きなようにやらせてくれました。担当制にせず、いろいろな患者さんの症例を診られたこと、他の歯科医師の仕事を見られたことも刺激になって良かったなと今は思います。

どんな患者さんが多いのですか?

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やはり地元の方が中心ですね。当院は小児矯正も受けているのでお子さんもいらっしゃいますが、先代院長の頃から続けて長く通っていただいている患者さんが多いものですから、ご高齢の方の割合が高めです。人生の先輩方にいろいろな事を教えていただいています。年々、平均年齢が上がっているのではないでしょうか。症状としては、痛いとか腫れた、かぶせ物がとれた、など主訴はごく一般的なものが多いと思います。治療は、保険診療が中心。これは、患者さんの希望もありますが、昔からの僕の方針でもあるんです。というのも、僕は国立の大学を出ていますので、皆さんのおかげでここまで来られたも同じですから、それを社会の皆さんにお返ししなければならないと思っているからなんです。

「無理をしない」が患者の納得感につながる

診療内容や治療の特徴を教えてください。

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当院はごく普通の歯科医院ですが、強いてあげるなら技工室があるということでしょうか。外部に義歯などを発注する時、その患者さんの歯の色や形を写真や文章などで説明してより自然歯に近いものを作ってもらおうとしますが、直接見てもらうのには、やはりかないません。それに、患者さんの都合で急ぎの場合、融通が効きますからね。技工士は先代の頃から勤めている人で、僕よりもここに長くいる大先輩。患者さんのことをよく知っているし、経験豊富な技工士ならではのアドバイスをいろいろもらえて、頼りになります。それに、1人で診ているとどうしても自分視点でしかものが見られませんが、技工士というまた違った立場からの視点が入ると「あ、そういう見方もあるんだ」と気づかされることが多くて、勉強になっています。

スタッフ体制はどうなっていますか?

以前は代診のドクターもいましたが、歯科医師は今、僕だけです。他人に任せると、こまかいところまではどうしてもわかりませんよね。小心者なので、何を聞かれても答えられるようにしておきたいんですね。他に、技工士と受付兼助手が各1人、歯科衛生士が常勤2人、非常勤1人と、当院は6人でやっています。歯科衛生士は、担当制とそうでないパターンが半々くらい。担当制にすると、経過がわかる、患者さんが安心、というメリットがあります。でも、同じ見方でしか見られなくなり、例えば、ブラッシング指導をいくらしても磨けていないところが出てしまったりします。そこへ他の歯科衛生士が違うやり方で指導すれば、もう少しレベルアップできることがあるんです。担当制はメリット・デメリットがあるので、両方のパターンを使い分けています。

診療方針を伺います。

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無理をしないということです。例えば、初診でいらした患者さんの歯を、いきなり麻酔をかけて抜いたり、ガンガン削ったりはしません。よっぽど痛くて我慢できないという場合は別ですが、ちょっと力をかければ簡単に抜ける歯でも、だいたいは次回に持ち越します。理由のひとつは、お互いに相手のことがわからないうちから本格的な治療に入りたくないということ。治療では、信頼関係が大切です。もうひとつの理由は、初診の日、患者さんは緊張していてこちらの説明を半分も聞けていないものだからです。1回待って改めて説明すると、より伝わりますし、その間に患者さんの疑問点を考え、聞いていただくことでより良く理解していただけると思います。

患者の話をよく聞き、問題解決のヒントを逃さない

常日頃、心がけていることは何ですか?

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患者さんのペースに合わせた治療です。先ほどお話しした「無理をしない」からきているのですが、患者さんに「どうします? もう少し頑張って治療しますか? それとも、疲れているならキリのいいところでやめますか?」などと聞いて、選んでもらっていますね。逆に、急げと言われればできる限り努力します。もうひとつは、トラブルにならないよう、患者さんのお話をよく聞くということ。患者さんは、いろいろな言葉、微妙な言葉を使って要望や本音を話すんですよね。それは何を意味しているのかな? とよく考えていくと、やがて、こうすればいいのかなっていう答えが見えてくるんです。そこが、やっぱり大事。忙しい時でも、ちょっとした言葉の中に解決のヒントはたくさん入っているので、そこは逃さないようにしています。

プライベートはどのようにすごしていますか?

この仕事をしていると、事務的な作業がたくさん出てきて、その処理に時間をとられることが多いですね。銀行にも行かないといけないし、インターネットなどで調べ物をすることもあったり。そういう細々とした仕事の延長がない休日は、子どもたちの家庭教師です。上の娘は高校生で下は中学生ですが、高校生の数学は難しくてそろそろ手に負えなくなってきています(笑)。年頃の娘たちですが、ごく自然に接していて、反発みたいなものは感じません。当院は18時までが診療時間で、僕の帰宅はだいたい19時頃。いつも夕飯を家族みんなで食べるので娘たちと縁遠くならないんじゃないかなと思っています。その代わり、朝はだいたい4時起きで夜は9時半までに寝てしまいますから、娘たちと生活時間が合わないんですが。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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健康な歯を保っていくためには、歯科医院での定期的なチェックが第一です。当院では、あまり状態の良くない方で3ヵ月ごと、通常は半年に1回のペースをお勧めしています。中には、「半年に1回も来なきゃいけないの?」とおっしゃる方もいますが、例えば、美容院や理髪店にはもっと高い頻度で行っていますよね。そういう感覚で、歯科医院を利用していただければと思います。それから、クリニック選びのコツですが、一番大事なのは相性です。どんな名医でも、合わない人は合わないもの。クチコミでもご自身で調べて飛び込みで行ってもいいのですが、信頼関係が重要なので、話してみて信頼できるなと思えるドクターを見つけてください。話してみて、合わないなと思ったら探し直すのも手です。

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