全国のドクター9,025人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月29日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港北区
  4. 綱島駅
  5. ヒロコデンタルクリニック
  6. 田中 寛子 院長

田中 寛子 院長の独自取材記事

ヒロコデンタルクリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2019/08/28

14288 %e3%83%92%e3%83%ad%e3%82%b3%e3%83%87%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

綱島駅から徒歩約8分、閑静な住宅街の一角にある「ヒロコデンタルクリニック」は、2018年に開院10周年を迎えた地域密着型のクリニック。欧風のソファが置かれた待合室には明るい陽の光が差し込み、受付後ろの鮮やかなブルーの壁と相まって居心地が良い雰囲気。その様子は、田中寛子院長の明るい人柄にも通じており、子どもから高齢者まで家族ぐるみで通う患者が多いのも頷ける。歯周病の治療、そして審美歯科を得意とし、小児歯科にも力を入れている同院。院内には子どもが喜ぶカプセルトイやチャイルドスペースが設けられている他、子育て経験豊富なスタッフが子どもの様子を見守るなど子連れでも通いやすい環境を提供。同院の原点でもある訪問診療を本格的にスタートさせたという田中院長に話を聞いた。
(取材日2018年12月27日)

近隣とのつながりを大切にする地域密着型の歯科医院

2018年に開院10周年を迎えられたそうですね。

1

ご近所の皆さまに愛されて10年という感じです。当院は駅から少し離れた住宅街にあるクリニックなので、まさに地域密着型の歯科医院といえます。子どもからおじいちゃん、おばあちゃん世代まで、家族ぐるみで通っていただいているのが一番の特徴ですね。10周年の記念には、子どもたちにシャボン玉、大人には近所のパン屋さんとのコラボレーションで、少し小さめサイズのパンを毎朝届けていただき、いらっしゃった患者さんに差し上げました。ささやかなことですが、皆さんに感謝の気持ちが伝わればいいなと思います。パンの袋にはパン屋さんの名前が入ったステッカーが貼ってあるので、おいしいと思われたら、そこのパン屋さんにも行っていただけるといいですね。そういうご近所とのつながりも私の中では大事にしていきたいことのひとつです。

訪れる患者さんはどのような方が多いのですか?

この辺りには歯への意識が高い方が多いので、月に一度、定期検診に来られたり、クリーニングで歯を白くしたいといった方が多く、痛みがひどくて来るという方はあまり多くありません。住宅街ですから、やはりファミリー層が多いですね。一番多いのは30~40代の子育て世代のお父さんやお母さん方です。女性の先生だからと選んでくださり、まずはお子さんが受診されて、その後、気に入ってくださった親御さんが来るようになって、ご主人を紹介してくださるといったパターンが多いようです。さらにはおじいちゃん、おばあちゃんにも紹介してくださって家族ぐるみで来てくださる方が多いのが当院の特徴かもしれません。また、私が英語を話せるということもあってか、開院当初からいらしていた外国人の方がやはり同じようにご家族やご友人を紹介してくださり、年々その数が増えていますね。

先生は歯周病がご専門と伺っています。

2

歯周病は大学時代から学問的に興味があり、卒業の際、専門にしたいと思うようになりました。卒業後は、両親の希望もあり地元の大阪にある大阪大学歯学部口腔治療学講座に入局し、研修医として2年ほど歯周病学と歯の根っこなどの病気を診る歯内療法学を学びました。そこは、自分の根源として変わらず大事に思っています。難しい症例や外科的な治療だけでなく、もっと患者さんに優しい基本的なクリーニングであったり、お家でのセルフケア、歯ブラシの仕方の工夫やコツなどで歯周病が改善するケースもあるので、歯科衛生士の協力を得ながらお伝えしています。最近、2人の衛生士を迎えることができ、お口の中のクリーニングに関しては、私の考えをもとにプロフェッショナルである彼女たちがフォローしてくれています。

専門の歯周病を柱に家族ぐるみで通う患者に幅広く対応

歯科医師を志した理由をお聞かせください。

3

代々、医師か歯科医師の家系で私は13代目になります。父、祖父、叔父は歯科医師で、母は歯科衛生士という環境が大きかったと思います。妹と弟も歯科医師になりました。小さい頃は自分の意思というよりも、「家の方針」というところがありましたから、思春期の頃は両親に反発したこともありましたね。私は英文科で美術部に所属していたので、そちらの方面に進みたかったのですが、結局は親の望む道に進みました。でも、実際に歯科医師として仕事を始めてからは、やはりこの仕事で良かったと思うようになりました。今では、この道に導いてくれた両親に感謝しています。

開院されたのは、どのようなきっかけだったのですか?

長く勤務医として働いていましたし、開業するつもりはなかったのですが、主人の一言がきっかけで開業を考えるようになりました。主人は、訪問でのリハビリテーションとマッサージを行っているのですが、在宅療養の患者さんの多くは「入れ歯が合わなくて噛みにくい」「歯茎が腫れて出血がある」など、お口の悩みが多いことに気がつき、在宅の歯科診療ができたらと考えたようです。そこで主人から提案があり、私と2人で行うことになったのですが、訪問診療を行うには医院としての形態が必要であることがわかり、開業することにしました。そういう意味では、訪問診療が当院の原点ともいえますね。

得意とされている治療は何でしょう?

4

専門に勉強してきた歯周病治療には自信を持っていますし、審美歯科にも力を入れています。セラミックのかぶせ物をして、歯の色が悪いといった場合は色を合わせたり、歯並びが悪かったらきれいに治したりという見た目のケアも得意としています。小児歯科にも力を入れており、小児歯科を専門としている私の妹に相談に乗ってもらうこともありますね。診察室の一角には、お子さんが来たときに楽しんでもらえるようカプセルトイを設けています。診察が終わった子はもちろん、親御さんの治療が終わるのをきちんと待っていられたら、ごほうびで1回できるんですよ。子どもたちの喜んでいる顔を見ると私もうれしくなりますね。

次のステージで取り組む認知症患者の訪問診療

診療の際、心がけていることは何でしょう?

5

自分自身や家族、親戚などを診療するつもりで患者さんの治療に取り組んでいます。患者さんには納得の上で治療を受けていただきたいので、保険治療や自費治療の選択肢に関してもきちんと丁寧に説明し、患者さん本人に選択していただくようにしています。保険適用内ですと負担額は少ないのですが、使用できる素材や治療法に制限があり、数年後には同じ場所を治療しなければならなくなる可能性もあります。歯は治療の度に少しずつですが削ってしまうので、ご自分の歯が小さくなってしまい、近くの健康な歯にも影響を及ぼしかねません。自費診療は高額にはなりますが、たとえばセラミックのような素材を使用して適切にメンテナンスを行っていけば、長い歳月を経ても快適な口腔環境を維持できると考えられています。患者さん一人ひとりに合った治療法を提案していきたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

認知症の方、あるいは若い方でも精神的な疾患で身動きができない方の訪問診療に力を入れていこうと思っています。10年間一緒に働いてきた当院の歯科衛生士は、すでに訪問診療専門の仕事にも携わっており、認知症の勉強会があるときには必ず2人で参加しています。摂食嚥下の機能をどう持たせるか、どういうリハビリで回復させるのか、食べるための筋肉、首まわりや顎の周りの筋肉を鍛えていく方法もあります。ここ何年かの間で、オーラルフレイル、つまり口腔機能の衰えについて言われるようになりましたが、そこは私の中では新しい分野であり、これまであまり触れてこなかった部分なので、次のステージの新しいチャレンジですね。訪問診療では、クリニックで得られる喜びとはまた違った種類の喜びがあります。訪問診療は当院の原点ですが、今、通ってこられる患者さんが将来、少しでも長く健康な口腔機能を保てるように予防にも注力していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

6

私は人が喜ぶことをしたいですし、喜んでいる人とともに自分も喜ぶというスタイルを大事にしたいと思っています。実は、1年半ほど前に乳がんを患い、闘病中はスタッフに支えられ診療を続けてきました。スタッフとともに懸命に取り組んだ3ヵ月でした。今、振り返ってもスタッフや患者さんに愛されていることに感謝の気持ちでいっぱいになります。これからも患者さんと一緒に、きれいな歯になって良かったね、噛めるようになって良かったねと、自分のことのように喜び、その気持ちを共有していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホームホワイトニング/3万2415円、オフィスホワイトニング/1歯5000円、インプラント治療/30~45万円(1本)、ファイバーコア/5000円、セラミッククラウン/3万円、ジルコニアセラミック/7万円~、ゴールドクラウン/5万5000円  すべて税抜

Access