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浅野 真也 院長の独自取材記事

浅野眼科クリニック

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2019/08/28

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春日井市民病院から東に200メートルほど進んだ県道沿いに、曲線美が映える眼科医院がある。春日井市では先駆けて多焦点眼内レンズによる先進医療を実践している施設として認定された「浅野眼科クリニック」がそれだ。院長の浅野真也先生は春日井市民病院の眼科医長を経て、慣れ親しんだこの地に11年前に開業し、地域のかかりつけ医として先進の設備と技術を備えた眼科医療を提供している。浅野先生が大切にしているのは、医師の十分な説明を受けた上で、患者自身が最終的な診療方針を選択する「インフォームドコンセント」。その詳しい内容や、最近気になる眼病について話を聞いた。
(取材日2017年1月20日)

より良い生活を行う為に、丁寧に診療に臨む

まずは先生の経歴を教えてください。

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私は岐阜県で生まれ、子どもの頃は野球一筋、高校まで続けました。野球をやって良かったと思うのは、ひとつのことをやり続ける集中力と、どうすればうまくなるかを常に考えながらプレーしていたので、普段から考えながら行動する習慣が自然と身に付いたことです。大学受験は、医学部と理工学部のどちらに入学するかとても迷いましたね。気持ちは理工学部へ傾いていたのですが、細かい作業が好きで、コツコツ丁寧にすることが好きな自分の特性や性格や、医学部に進学していた3歳年上の姉のアドバイスを踏まえて長い目で将来のことを考えた時、医師の仕事が自分に向いていると考え、医療の道へ進むことを決めました。加えて、医療の仕事は自分の技術や知識を用いて、病気を治す事により直接人の役に立てる仕事であり、そこに魅力を感じました。

診療科の中で眼科を専門に選んだきっかけを教えてください。

眼は「情報の窓」と言われ、生活する上でとても重要な組織です。眼科では治療により、QOL(Quality Of Life=生活の質)を上げられること、つまり患者さんがより良い生活を送れるように治療を施し、治すことができるので魅力を感じました。顕微鏡下でのこまかい手術で悪いところをじっくり丁寧に、かつきれいな状態に治すことによって患者さんに喜んでもらえる診療科は、私にとって眼科でした。眼科は患者さんの疾患を診断から治療まで一貫して診ることができる上、目の疾患は眼科でしか診療できないという専門性に惹かれ、この道に進むことにしました。また、眼は脳に近く、小さい器官でありながらも、人間にとってとても重要で、神秘的な器官でもあります。そのような側面も眼科医療の魅力に感じましたね。

開院から11年、患者さんの症状の変化などを感じますか?

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一般的に眼科医院にかかる患者さんの年齢層の多くは高齢者と子どもで、当院でもこの傾向は同様です。当院の場合、7割程度が高齢者で、多いのは白内障をはじめ、緑内障や網膜の疾患(糖尿病網膜症、網膜裂孔・剥離、加齢黄斑変性など)です。また、近年の特徴としては、眼精疲労の症状を訴える患者さんがとても増えました。理由としては、スマートフォンの普及やパソコンを使った仕事など、ライフスタイルおよびワークスタイルの変化が大きく関わっていると考えられます。子どもに関してはテレビゲームが主な要因の一つですね。眼精疲労はインターネットの普及とともに急速に増えた印象がありますね。この疾患の難しさは、患者さんが自ら気付いて眼科医院を受診する、という行動にはつながりにくいこと。眼精疲労が原因で起こる頭痛や肩こりなどを、原因不明のままにし、いつまでも体調不良が続く、という例が多く見られます。

効果的なインフォームドコンセントを実践

先生のモットーや大切にしていることについて教えてください。

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インフォームドコンセント(同意に基づく治療)を実践しています。患者さんが「どうしたいのか、どうなりたいのか」を対話の中から導き出し、ご自身で治療方針を決められるように、その判断材料としての情報をわかりやすく説明し、患者さんが十分に情報を理解した上で、治療方針を決めていくのですが、これは医療において、欠かせないものだと思っています。患者さんが納得して決められるようじっくりお話をしています。また、忙しい時こそ仕事を雑にしないことも心がけています。忙しい時は、待ち時間の事を考えると一人にかける時間が短くなる事もあります。ですが、その時こそ質を落とさず、丁寧な診療をし、同意を得て治療を進めています。

患者さんと接する時に心がけていることはありますか?

いろいろな不安を抱えて来院される患者さんに安心感、心強さを与えられるように心がけています。ですので、患者さんに向かって「一緒に治療していきましょう」と伝えています。これは、研修医時代の上司の先生が患者さんに向かって言われているのを聞き、患者さん目線に立ったとても温かい言葉だと感じ、今でも意識して診療にあたっています。ただ治療方針を伝えるだけでなく、医師である私も患者さんと同じ気持ちで治療に臨み、寄り添った医療を提供していきたいと思っています。患者さんが不安や不快感から解放され、気持ちもすっきりしてもらえるような診療をめざしています。

眼科でも定期健診を受ける必要はありますか?

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年齢にもよりますが、自覚症状が初期の段階では出にくい疾患については、早期発見早期治療をするために定期健診を受けて頂くことをお勧めします。加齢黄斑変性や緑内障がそれにあたります。特に緑内障については、自覚症状が出る頃には中期、あるいは末期であることがほとんどです。治療では進行を食い止めることしかできないため、できるだけ早い段階で治療を始めることが重要です。目の疾患の中には両目で見て異常が無くても、片方ずつで見ると「物のゆがみ」「視野の狭さ」「視力低下」などの異常に気が付く事があるので、定期的に片目で見るといいですね。もし片目で見て、何か気が付いた事があれば、お気軽に来院していただきたいです。

クリニック全体の成長と温かみのある医療の提供

設備面での特徴を教えてください。

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当院は個人開業の眼科医院でありながら、設備は総合病院に劣らない新鋭の設備を備えています。自分がもし患者さんの立場であれば、より良い設備を備えたところで検査や治療を受けたいと思いますし、われわれ医師の診断や治療においても、精度を上げてくれる役割も果たしてくれるので、私は常に最新の医療情報を入手し、優れた性能のものを積極的に導入しています。例えば新鋭のOCTという、病巣が網膜のどの場所にあるかを正確に診断する設備や、治療による痛みが少なく、治療回数自体も少なくて済むレーザー装置を導入しています。設備投資については、たとえ使用した期間が短くても、より良い機能を備えた医療機器がでたら、迷わず入れ替えを検討するというスタンスでやっていますね。

院内環境でのこだわりや気を付けている事はありますか?

院内にご意見箱を設置して、直接伝えにくい患者さんの声を聞き、できるだけその声を反映できるようにしています。院内での感染を防止するために、以前は待合室に雑誌などを置いていなかったのですが、ご意見箱に「待ち時間に雑誌が読みたい」という声をとても多くいただいたので、感染防止のため雑誌にカバーをかけ、常時消毒することを前提として設置をしました。はやり目などの目の感染症は誰かが触ったものを媒介として感染が拡大することが多いため、院内での感染予防に細心の注意を払っています。

今後の抱負やクリニックの展望についてお聞かせください。

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医療は日進月歩で日々進化していますので、休診日に学会やセミナーに参加し、良質な情報を学び、患者さんに提供しています。今後はより大きい全国学会や、海外の学会などに参加し、更に多くの最新の医療知識を習得し、患者さんに還元していきたいと考えています。また、私だけでなく、スタッフと共に成長し、クリニック全体で成長し続けたいですね。高い医療レベルを維持するだけでなく、患者さんに寄り添う、温かみのある医療を提供し、地域の患者さんに満足以上の感動を得てもらえる、かかりつけ医としていられたらと思っています。

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