白内障から飛蚊症まで
クリニックで受けられる専門的な診療
中田眼科
(高槻市/摂津富田駅)
最終更新日:2024/09/17


- 保険診療
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昔は大きな病院で受けるものだった手術や専門的な治療も、今は身近なクリニックで受けられるようになってきた。白内障など眼科クリニックの日帰り手術もその中の一つ。近所にあるクリニックで、幅広く相談できるのは患者としても頼もしい。「安心してクリニックに来てください。どのような目の病気もしっかり検査し、適切な治療へ導くことに努めます」と話すのは高槻市栄町にある「中田眼科」の中田知伸院長。院内に先進機器を備え、一般的な眼科の外来診療に加えて、大学病院や総合病院などが対応するような難症例の手術や高い専門性を要する診療もクリニックで実施している。眼科診療のスペシャリストである中田院長に、クリニックで受けられる手術や診療について、同院の特徴と併せて聞いた。
(取材日2024年3月28日)
目次
豊富な経験を生かし、白内障や緑内障の手術、飛蚊症のレーザー治療などを実施。幅広い目の悩みに対応
- Qこちらのクリニックでできる手術について教えてください。
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A
▲大規模な病院と同レベルの手術に対応可能
当院では白内障をはじめ、緑内障、硝子体など、大きな病院で行うような手術のほとんどに対応可能です。院内には大学病院レベルにこだわった検査・治療機器を備え、手術室にはHEPAフィルターを組み込んだクリーンルームエアコンを設置し、環境維持も重視しています。また日本眼科学会認定の眼科専門医が2人おり、2人で協力して難症例の手術に取り組んでいます。入院が必要な手術の場合も近隣病院と連携し、当院の医師やスタッフがチームで執刀できるシステムを構築しています。このように検査・診断から手術、その後の経過観察まで一貫して提供することが私たちの目標です。
- Q多焦点眼内レンズを用いた白内障手術の問い合わせが多いとか。
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A
▲院長と山田先生それぞれの専門性を生かして難症例の手術を行う
多焦点眼内レンズを使った白内障手術は選定療養の対象になり、希望される方が増えています。多焦点眼内レンズの料金を追加してでも、見え方を良くしたいと望んでいる方は多いようですね。当院では多様な眼内レンズを用意し、患者さんのライフスタイルに合った提案を心がけています。例えば、夜間によく運転する人にはまぶしさをできるだけ抑えた多焦点レンズ、眼鏡の煩わしさから解放されたい方には遠距離・中距離・近距離の3点に焦点を合わせる3焦点レンズ、遠方から手元まで連続的に見える連続焦点型多焦点レンズなど。また、院内の手術室には待合室があり、モニター越しに手術の様子が見られるので、付き添いのご家族の方も安心できますよ。
- Q飛蚊症のレーザー治療も行っているそうですね。
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A
▲飛蚊症のレーザー治療にも力を入れている
飛蚊症のレーザー治療は、目の前を浮遊しているように見える硝子体の濁りをレーザー光の照射で蒸散を図るというものです。飛蚊症の原因は主に加齢による硝子体の変化で、多くは放置していても問題はありません。しかし、目の前で動く影が気になるという人は大勢いらっしゃいます。そもそも治療できる眼科の医師が少ないこともあり、全国から患者さんがお越しになっています。複数回の治療が必要なケースがあるものの、治療は1回あたり数分で、痛みはほとんどありません。また、まれに飛蚊症の原因が網膜の病気による場合がありますが、当院では網膜裂孔や黄斑上膜、硝子体出血などの硝子体日帰り手術にも対応しています。
- Q白内障と同時に行う緑内障治療について、教えてください。
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A
▲白内障と緑内障に対して同時に行う治療に対応している
これは水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術と呼ばれるもので、初期~中期の緑内障患者さんに向けた治療です。医療用チタンで作られた極小の管を目の中の組織に埋め込んで房水の排出循環を促し、眼圧を下げる目的の治療です。緑内障治療では病状の進行抑制を図る方法が一般的ですが、そのためには毎日の点眼が欠かせず、患者さんには負担となっていました。ですが、この手術を受けることで点眼薬の使用頻度を減らすことが望め、煩わしさの解消が期待できるといわれています。しかし、この治療法はまだ限られたクリニックでしか導入されておらず、白内障手術と同時に行うことで保険診療の適用となります。
- Q斜視・弱視の外来にも注力されていると聞きました。
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A
▲「地元に医療で恩返しをしたい」と語る院長
当院には大学病院などで斜視・弱視の外来を担当してきた医師や、専門とする視能訓練士が6人おり、以前から小さなお子さんの斜視・弱視訓練に取り組んできました。近年は家で過ごす時間が長くなったこともあり、ゲームやスマホなどによる目への影響が懸念されます。治療では、まず詳しい検査を行い、その後一人ひとりに応じた治療プランを立案します。目薬のほか、矯正用眼鏡やアイパッチなどで見え方を調整しながら、視力の発達を促すトレーニングを行うこともあります。斜視も弱視も早期に気づいて治療することが大切です。3歳児健診で指摘されるケースが多いので、健診で引っかかった時や異常を感じた時には早めに受診してください。
自由診療費用の目安
自由診療とは多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術(多焦点眼内レンズ代)/17万円~、飛蚊症のレーザー治療/約5万5000円、追加1回約1万1000円